7月30日 東京オリンピックのロゴ

 東京オリンピックのロゴがベルギーの劇場のロゴに似ているとかで、盗作疑惑が浮上している。確かに似ている。同じTの文字をデザインしたので似たという説もあるようだが、どこがTなのかよくわからない。確かに部分的には似ているが全体としては似ているとは言えないように思う。創作の過程や構造を考えれば2つは明らかに別の創作物であると思う。ベルギーのデザインは丸の中に図を配置していて中央の図の周囲にはスペースがある。それに対して東京オリンピックの図柄は四角の図形から中央の長方形と左上と右下を円で切って残す形で全体を構成している。東京オリンピックのデザインは四角形を切り取ってデザインしたのに対してベルギーのデザインは中央の図形を丸で囲って形造られている。図柄の色も異なる。似ていると言われる図形もベルキーのデザインは左右の円弧の図形は中央の長方形とは離れていて、東京オリンピックのデザインとは異なる。全体的にデザインは似ていない。個人的にはそう思うのだが裁判をするようなので結果は裁判次第だ。個人的には東京オリンピックもベルギーのロゴもそれほど感銘を受けるロゴには思えない。


7月26日 海底ガス田

 日本政府は中国との間に中国がガス田開発を共同開発するという約束に反して独自に14のガス田採掘を進めているとして公表した。日本では批判の声が大きい。しかし、よく地図を見ると狭い地域に多くのガス田の掘削をしているようである。素人考えながら中国のガス田開発はうまくいってないように思える。何故なら、1つのガス掘削で広い範囲のガスを取り出せるなら掘削の間隔は広いはずである。それが狭い間隔で掘削されているという事は試掘した結果、すぐにガスの噴出が細くなり、ガス田として使えない状態なので、近い場所に再度、試掘せざるを得なくなったという事ではないだろうか。そういう事になると中国は莫大な試掘費用を無駄にした事になる。またガスを運ぶには液化するか、パイプラインで運ぶが海なのでパイプラインは難しく、液化にはコストがかかる。昨今はシェールガスなどでガスが非常に安価になりつつある。設備費が高くなりがちな海底掘削では採算が取れない可能性が高い。ガス田開発は中国では周知の事実だそうで、国家プロジェクトとしてのガス田開発がうまくいきませんでしたと言えない状況に中国政府は追い込まれているのではないだろうか。今後、どうなるかと推察すれば、もしかして巨額の開発費用や採掘費用を度外視した原価を無視した安い費用でガスを売るという事になる可能性が高い。そうなれば中国国民は建設したものの住む人がいないビルを多数所有していると言われているが、掘れば掘るほど赤字のガスを供給し続ける事になる。赤字で最も苦しむのは中国国民である。今後、中国がガス田開発の費用負担を求めてきた場合に、よく調査して無駄な開発費を拠出しないように気をつけなければならない。


7月22日 森喜郎

 元首相の森氏は新国立競技場問題で2500億円も出せないものかと発言した。そこには2500億円で建設すべきという考えがある。国民の80%が反対している建設に森氏は問題無しという考えだ。考えが国民とずれている。首相時代も残念な首相だったが、引退後も残念な活躍ぶりだ。オリンピック会長という役職は誰が決めたのか。大臣が不祥事を起こすと首相は任命責任を問われるが、任命したのが自民党なら自民党が責任を取るべきだ。
 森氏はラグビーの役員もしているようだが、ラグビー協会は何の目的で森氏を起用したのだろうか。森氏の言動から推測すると政治力を利用してラグビー人口や人気よりも過大な援助を引き出して施設や援助金目的という事だろう。ラグビー協会は国民の税金を無駄に使おうとしている。ラグビー協会には援助金額などを減額するよう求める。


7月19日 白紙

 新国立競技場建設は安倍首相が17日、白紙撤回を発表した。安藤氏は自分が担当したのはデザインまでで責任は無く、1300億円の建設費を見積もっていたという。それが何故2500億円になったのか知りたいと語った。しかし、単なる見栄えのコンペなら建設費は問題にはならないが、建設前提のコンペだから、どんなデザインでも費用内に収められるというなら話は別だが、デザインまでというのは詭弁(きべん)に過ぎない。安藤氏を建設まで何らかの形で参加させるべきだろう。何にせよ普通の技術者ならばコンペの決定の前に概略見積もりを複数の企業に出させておくのが常道だろう。それをしておかなかったのはコンペの失敗原因の大きな問題である。ザハ氏にしても日本の建設費が高いとしているが、それならイラクの企業ならば可能なのだろうか。可能であればそれも1つの案かもしれない。
 問題となったキールアーチの断面は6畳とか8畳で、これが鉄でできているそうですから、相当に大きな構造物で高価になるというのもわかる気がします。デザイン通りにしかも安価に作るというのは可能なのでしょうか。これからコンペをしてもやはり条件を満たすには1800億円くらいになるとか。素人考えでは安く作るには中はプレハブで安く作っておいて、外観は張りぼてで仕上げるしかないでしょう。張りぼては強度的に強くできないので、悪天候では使用しない条件にする必要があるでしょう。弱風の小雨程度なら何とかなる設計で天気が悪い時は屋根はたたんでしまっておく。要は風船のようなものを屋根にするしか無いでしょう。見栄えを気にするなら風船に薄いカバーをかければいいのでは。耐用年数も1〜3年程度なら安くできるのでは。ヘリウムガスを入れた風船を考えてましたが断面が6畳もあるようなら熱気球みたいに熱風を送って浮かせるというのも可能かも。でもそれが故障して落ちてきたら下にいる人間は圧死しかねません。屋根を出す時は3〜5mくらいの支柱を立てて落ちてきた場合に受け止めたりして。まあ観戦に多少の邪魔ものはある事になりますが、安く上げるのと雨の時だけですから、我慢しましょう。それと支柱を立てるのは自動でなくてアルバイトがその都度立てるのが安上がりでしょう。熱気球の屋根だったらザハ氏の外観を実現するのも不可能ではないかも。


7月16日 新国立競技場

 新国立競技場問題でコンペを主催した安藤氏はコンペに採用されたザハ氏を外したら日本の国際的な信用が落ちるとした。しかし、それで日本の信用が落ちるとしたら、日本の信用を失墜させるような決定をした安藤氏に責任がある。安藤氏は自身の責任を転嫁しよとしている無責任男だ。少なくとも予定の建設費を上回ったらコンペ失格の条項をつけるべきだった。大体、これまでの競技場の最高が600億円というのに1300億円の予算を見積もったのが誤りだった。時代錯誤も甚だしい。第1は安価である事で、素人考えながら400億円くらいが妥当ではないだろうか。第2は機能やデザインという事になるだろう。オリンピックにおいては如何に安価に建設するかであり、スポーツにかける費用を抑えるのが今日の第一であろう。豪華さを競う時代は終わったのである。安い建設費に引け目を感じる事はない。他の国が真似のできないような安く作る最高の技術を注ぐべきだ。そうすれば誇れる事ができる。安価に済ますべきオリンピックに対する見識不足だ。今後は公共事業から安藤氏を外せと言いたい。
 もし東京オリンピックで1300億円とかの競技場を建設したら、次のオリンピックではそんな費用のかかるオリンピックは廃止というのが妥当だ。何の為のオリンピックなのか本末転倒だ。スポーツや運動は良い事ではあるが、生活を犠牲にしてまでするべき事ではない。あくまで健康志向が第一だ。


7月14日 暑い

 このところ連日、暑い。35℃くらいは当たり前で、38℃とか39℃という所もあるらしい。まだ梅雨明け前というのに。これには日本に接近している3つの台風が影響しているらしい。同時に3個の台風が近づくというのは9月でもあまり無い。台風のせいで暑い南風が日本列島に吹いて気温上昇しているとの事。地球温暖化で7月でも台風が頻繁に到来するようになったのだろうか。今年は関東では竜巻のような強風被害が多かったように思う。


7月10日 頭が古い

 新国立競技場の建設費問題で阿部首相はオリンピックに間に合わないから、このまま作る意向を示した。頭、古すぎだろう。昔はお金をかけて豪華なオリンピックを開催するのが国の名誉だった。しかし、その後、オリンピックの開催費用がかさむようになり、オリンピック開催の赤字が国民を苦しめるように認識されるとオリンピック費用を抑えた開催が望まれるようになった。だから東京オリンピックは費用のかからないコンパクトなオリンピックをアピールした。斬新なデザインの競技場建設がオリンピック誘致の目玉だったと言う意見があるが、それならオリンピック委員長に聞いてみるがいい。斬新なデザインの赤字オリンピックと普通のデザインでも赤字の無いオリンピックのどちらを望むのか。時代の流れを知れば巨額の建設費を望むはずが無い。阿部首相は完全に前世紀の遺物で常に古い考えの間違った対応を推し進めようとしている。集団的自衛権は必ずしも必要はないが武力行使できる準備をしておけば他国にそれだけでにらみをきかせられるという面もあるだろう。しかし、日本は外交は得意ではなく生真面目で臆病だ。実際に危機になったらびびって攻撃に出る可能性が高い。実際、このところ阿部首相は相手がミサイルを発射しなくても集団的自衛権の行使が出来るなどと言い始めた。先制攻撃をするつもりか。
 先の太平洋戦争では日本は大きな犠牲を払った。一説には当時、既に終わりつつあった植民地支配を日本は推し進めた。しかし、その結果として戦争に敗れた。戦後、実際に植民地支配は終わりをつげ、多くの国が独立国となった。頭の古い政治家が昔の夢を追いかけた結果、日本は戦争に突入していったのである。今の日本は同じ事を繰り返そうとしている。政治家に年齢制限を設けるという案があるが実際、それは必要のように思える。戦争に勝利し自由を手にしたアメリカも戦争では大きな犠牲を払った。それは正しかったのだろうか。中国は日本の支配から逃れたが自由ではない。13億人の植民地が出来たようなものだ。しかも中国はまるで帝国主義が復活したかのように周辺国を侵食しようとしている。現状を見る限りでは戦争の勝者も敗者も何も得ていないかのように見える。


7月7日 ぶっちゃけ寺

 テレビでは時に変わった番組がある。題名からして「ぶっちゃけ寺(じ)」などという、おちょくった名をつけられているが、内容はまともで面白い。恨みについてお坊さんは恨みを持っていると永久に幸せになれないと答えた。恨みは恨みによって果たされず、忍(にん)を行(ぎょう)ずる事によってのみ恨みを晴らす事ができる。これは不変の真理なりという言葉を例えた。恨みを持っていたら心をとらわれている状態なので幸せになれない。恨みを捨て去る事によって自分が幸せになれると説いた。刀は己から出る錆によって初めて折れる。人間は誰かに傷つけられるよりも自分で自分を傷つける方が圧倒的に多い。恨む憎むは自分で自分を傷つけている。相手に向けているようで自分で自分を傷つけている。
 今、日本食が海外でもてはやされているが、日本の仏教も海外に広めたほうがいい。韓国人は何を信じているのか、キリスト教が多いようだが博愛の精神は感じられない。韓国人が日本に恨みを持つのは自由だが彼らは自身の心の平静を失っているように感じる。日本の仏教を韓国など海外に広めれば韓国の度を越した批判も収まり友好な関係を保てるのではないだろうか。


7月3日 ギリシャ

 先月末までの交渉期限を過ぎて借金の延滞状態というギリシャ。先日から銀行停止らしい。日本だったら経済の為に何としても銀行停止にさせないだろうが、ギリシャはやってしまった。緊縮財政反対を掲げて誕生した新政権だが、解決策の無い政策を掲げる政党を支持する国民性というのは楽天的というべきなのだろうか。中国や韓国の行動は日本人には理解し難いがギリシャの行動も理解が困難だ。ギリシャ人にとっては当然の成り行きなのだろうが、そういう行動を起こさせる考えはどういうものなのだろうか。いずれにしても無制限にお金を貸す国はないので結局のところ収支をバランスさせるしかないのだが。顧みて日本はどうなのか。ギリシャに似ているところがあるような気がする。日本人だって借金を無制限にできると思っているようにしか見えない。非常に不安である。


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