1月30日 人質

 ISIS(イスラム国)は後藤さんとヨルダンのリシャウィ女性死刑囚との交換を要求しているようだ。ヨルダンはISISに囚われたヨルダン空軍パイロットと死刑囚との交換を要求している。ISISは後藤さんとヨルダンの女性死刑囚との交換ができなければヨルダン空軍パイロットを殺害するという無理な要求を突きつけている。無謀な交渉と言わざるを得ない。日本はISISとこれまで中立的な関係だったが、ISISが湯川さんを殺害し、後藤さんも殺されてしまうなら日本はISISの壊滅に積極的になるようになるだろう。
 ヨルダンは空軍パイロットの安否確認を要求しているが、ISISは応じていない。ISISが日本人とヨルダン死刑囚の交換を要求しているのは空軍パイロットは既に死亡してしまって交換できないという事も考えられる。


1月28日 サジダ死刑囚

 昨夜、イスラム国は人質交換に応じなければ24時間以内に後藤さんを殺害すると発表した。何故、24時間という無理な短い時間を指定したのだろうか。逆に考えれば24時間で後藤さんの価値が無くなる?すぐに死ぬ訳ではないので不可解だ。あるとすれば後藤さんを拘束している人たちが周囲を敵に囲まれたとかで、2〜3日のうちに後藤さんが開放されてしまう見通しという事だろうか。あるいは拘束している人たちが後藤さんが慈善事業をしていた事を知り、殺害や拘束を受け入れないという事もあるかも。後藤さんを殺せばイスラム国は分が悪くなり、殺せなくなった。もし、後藤さんが敵に囲まれているのならそれらしき場所を急襲して救出する事も不可能ではないだろう。しかし、無理はしないほうがいいだろう。無理に攻撃すれば後藤さんは殺されてしまう可能性が高いし、攻撃の際に見方に死傷者が出る。人質交換をしても、いずれイスラム国は滅びるだろうから、サジダ死刑囚はまた捕まる事になるだろう。無理をして被害を大きくするよりは無難に済ましたほうが結果的には得策に思える。


1月25日 湯川さん死亡

 イスラム国は拘束されていた湯川さんを殺害したと発表した。72時間という期限があったものの身代金目的だったら、殺すはずは無く、不可解だ。安倍首相は2億ドルの援助を発表した時に、それが人道上の援助であるという事を同時に言ってなかったか、報道では人道上目的という内容が抜けていたので、イスラム国は敵対的援助と誤解された可能性がある。また安倍首相はテロに屈しないとも強く主張したので、身代金を支払う意思が無いと思った可能性もある。イスラム国は日本のニュースを見ているわけではないので、イスラム国が把握している情報は日本での情報とはニュアンスが異なっている可能性があって誤解しているのかも。さらに、もしかしたら殺害されたのではなく、事故死か病死、空爆によって死亡した可能性が高いのではないかと思う。


1月22日 身代金

 イスラム国が日本人2人に要求している身代金はずっと前からホームページにあって以前は10億円とかだったが次第に引き上げられたというニュースがあった。えっ?そうなの?そうだったら72時間というのも、あまり意味の無い事になる。それが本当だったら結局、イスラムというのはいいかげんな犯罪者の集まりみたいなイメージになる。報道によるとイスラム国というのは何でも利用できるものは利用しようという考えとか。以前はイスラム国は潤沢な資金で勢いを増していると伝えられたが資金的には苦しいのではとの見方もある。いいかげんなイスラム国は潰してしまえとも思ったりするが、それはそれで別の問題もあるし、日本は救出の為でも自衛隊を派遣できないもどかしさがある。現在は無人攻撃機で戦闘しているようだが、イスラム国は無人攻撃機が飛べない夜に活動しているとか。無人攻撃機では攻撃しきれない面があるようだ。日本は武器輸出が可能となりつつあるので、遠隔操作のできる地上戦で戦えるロボットを開発してイスラム国攻撃限定で供給するという事も可能ではないだろうか。


1月21日 後藤氏

 ジャーナリストの後藤氏と湯川氏がイスラム国から2億ドルの身代金要求をされた。支払わなければ72時間以内に殺害するという。安倍首相が周辺国に約束した2億ドルの援助が金額の根拠らしい。でも2億ドルの援助は避難民などへの人道支援でイスラム国への攻撃の為のお金ではないそうだ。イスラム国は報道の勘違いで攻撃の費用と間違ったのだろうか。人道支援に対して殺害という手段で応じるならイスラム社会に対しても敵対的行為ではないだろうか。こういう報道があると日本はイスラム国を攻撃できないが、攻撃してもいいと思ってしまう。報道によると後藤氏はイスラム国に入って、自分の身に何があってもシリア人をうらまないで欲しいというビデオを残していた。協力者が恨まれないような対策だろうか。後藤氏は自発的にイスラム国に入国したようだ。後藤氏は危険な事はしないとも言っていたようだがイスラム国に入国する事自体が危険な事である。理解できない行動だ。後藤氏と湯川氏は偶発的な被害と言うよりも自ら飛び込んだ為に起きてしまった。助けなくていいという事はないが、危険な行動に走れば当然な結果とも言える。当然の話だが2億ドルを払うのは無理だろう。後藤氏は現地ガイドを信頼しての行動のようだが、イスラム教の人間は日本で考えるほど誠実な人間ではないようなので、誤った行動に走った可能性が高いと思う。


1月18日 宗教

 フランスで風刺画がイスラム教を冒涜しているとして新聞社が襲撃され編集長など12人が殺害された。フランス国内にもイスラム教の風刺画を控えるべきという意見がある。宗教とは何なのだろうか。
 テレビで見たアゼルバイジャンはイスラム教との事だが女性はスカーフを被ってなかった。キリスト教にも色々と宗派がある。日本の仏教とタイの仏教はかなり異なるようだ。宗教とは人々が受け入れる社会ルール(マナー)のようなものではないだろうか。宗教というと精神的なものという印象が強いが、儀式や行動規範のような規定が多くあり、社会秩序を保つ為の規範のように思える。西洋では食事の時に麺をすすって音を立てるのはマナー違反となるが、日本ではそうではない。でも、日本でもお坊さんは敬意を払って食事をする為に静かに食事をするのだそうである。日本のラーメンは海外でも人気だが、フランス人がラーメンを食べているところを見ると麺をすすらず、口に含むように食べていた。日本では麺は残さずに食べ、汁を残す場合が多いが、フランスでは汁は全部飲んで、麺を残す場合が多いのだとか。フランス人は猫舌なので食べるのに時間がかかり、麺が伸びてしまい、麺を残すのではないかとか。麺を別に出して付け麺のように出すのがいいのではと思ったりする。西洋には熱い料理が無いとも聞いた事があるので、汁の温度を下げて出すのが正解なのかも。
 話がそれたが宗教がマナーだったらこれほど争いにはならないだろう。問題の核心は世界中の人間が自分達の国の人間と同じ考えと思うところにあると思う。自分が育った環境では多くの人が同様な思考を持っていて同じような行動になり、社会が同じ思考であるかのように錯覚してしまうのだろう。元々は自身の考えは周囲から感化されたものであり、社会から伝承されたもので風習や習慣は絶対的なものではないが、20年、30年と生活するうちにそれが絶対的なものであると思い込んでしまっている。だから間違った考えを許す事が出来ないのだろう。アフリカのイスラムの国々では風刺画に抗議してデモが暴徒化しているとか。何の為の宗教なのかわからなくなる。しかし、そういう暴行に走るのは20〜30代が中心のようだ。人間は年を重ねるうちに自分の周囲にも違う考えの人間がいる事に気がつき行動が慎重になるし、行動の結果がどうなるかを見てきているので、余計に過激な行動を控えるようになるのだろう。ほとんどの場合、暴行の結果は期待通りにはならない。そういう思慮深さにたどり着けない人間が過激派のリーダーになる。
 人間は他人が自分の事を馬鹿にしたり、批判したりすると、それを無視できない。人間は社会生活の動物なので社会から孤立する事は非常に不安で生活に大きな支障が出る。やがて社会ルールを構築する為に社会ルールを統一しようとするだろう。自分は自分が有利と思える方向でルールを決めたいと思うだろう。社会で統一のルールを決めようとする時に個人、個人で主張するよりも集団で主張し行動するほうが有利となる。それが宗教の本質だろう。だが社会規範は絶対的なものではないから、地域によって宗教は様々な変化をする事になる。
 他の宗教を認めるならば風刺画を過剰に攻撃するべきではないだろう。しかし、馬鹿にするわけではないがイスラム諸国は文化度が遅れているように思われる。イスラム諸国は平均すると経済的に苦しい国が多いように思う。経済的な貧困は選択肢を少なくさせ、情報の少なさにもなる。日本で仏教が盛んだったのは鎌倉、平安時代だったのではないだろうか。当時は天候不順や騒乱で人々は苦しかった。それを救い、癒すのが宗教だったのだろう。現在の日本では仏教と言ってもほとんど慣習や風習の1部と化している。実質の宗教活動は多くの日本人には見られない。何故、そうなのかと考えれば宗教の必要性が低下したのではないかと思われる。日々の宗教活動は他の活動の妨げになる。取捨選択の結果、日本の宗教活動は切り捨てられていったのである。例えば毎朝、お祈りをするとしよう。でも朝は忙しい。眠いし、子供の世話などもしなければならない。もし、宗教活動に費やす時間を他の時間に振り向けたらどうだろう。より収入が増えたり、楽しみな時間が増えたりする。宗教で得られるものと他で得られるものとの比較で、もし宗教の重要性が低くなれば宗教は切捨てられる。生活が苦しかったらどうなるのだろうか。毎日、毎日、苦しいと思いながら生活していて、多少の時間をかけても生活が楽にならないとしたらお祈りをする事によって精神的な安定を保つ事ができ、苦しみから逃れる事ができ、精神的に充実した気分になれる。お祈りのような宗教活動は多くの場合、安価で実行しやすい。逆に言うと現在の日本では多くの選択肢が実現できるので、他の活動で得られるものが多いという事だろう。


1月14日 警官が虐殺

 「12日午前、新疆ウイグル自治区カシュガル地区疏勒県の中心部で、爆発物を起爆させようとしたとして、警官が「暴徒」6人を射殺した。暴徒の一人は、警官をおので襲い、爆発物を起爆させようとしたため、射殺された。ほかの5人も同様に起爆させようとしたとして、射殺された。」以上のようなニュースが報道された。非常に疑問である。中国では似たような警官が多数を射殺するという事件が多い。客観的に見ると必然があって射殺したというよりは警官が感情にまかせて多くを銃撃し後から理由付けをしたのではないかと思う。そうでなければ度々、似たような事件が起こるはずがない。おそらく中国の警察官は感情が高ぶって銃で射殺しても罪に問われないのだろう。現在の日本やアメリカでも警官は仲間内をかばい罪に問わないような処遇をする事がある。遅れた中国ではなおさらだろう。


1月11日 イスラム過激派

 7日にフランスでイスラム過激派に扇動された2人がイスラムを冒涜したとする風刺画を掲載した新聞社を襲撃し12を殺害し、逃げる際などに人質を取って立てこもるなどで一連の事件で合計17人が殺害され死亡するという衝撃的な事件が起きた。2人はイエメンのイスラム過激派から指導されたとみられる。フランスなどではイスラム系の商店などが被害にあう報道があった。私自身もこういう報道を聞くとイスラム教を攻撃したくなるが、実際はイスラム教と今回の事件は別であり、分けて考える必要があるだろう。この事件を受けて世界各地で報道の自由とテロへの非難のデモが大規模に行われた。フランス全土だけでも370万人がデモに参加したようだ。それだけ、今回の事件の衝撃は大きかった。世界の首脳がメッセージを送り、デモに参加するなどした。
 1つ例外があるとすれば中国だろうか。中国からはこの件に関する報道は何も聞こえて来ない。もっとも中国の新聞社はほとんど政府運営で、中国には報道の自由が無いから、中国でこの件に関して新聞社が被害を受けたら自由を求める正当な行為という事になってしまう。中国でイスラム過激派が新聞社や政府機関を襲撃したら、世界からみれば自由を求める正当な行為になってしまうのだから皮肉だ。中国はこの件で声明を出す事ができないのだろう。彼らが中国で同じ事をやったら世界から拍手、喝采を受けたかもしれないのに。


1月7日 ヒトラー

 テレビはまだ正月番組のようで撮り溜めたTBSの録画ビデオを見ていたら群集心理とヒトラーの特集をしていた。
1.ヒトラーはユダヤ人迫害によりドイツ国民をまとめ、1つの方向に向かわせた。ヒトラーは全てが今より良くなると約束し、国民はそれを信じた。
2.ヒトラーに批判的な市民を秘密警察(ゲシュタポ)を使い、弾圧、迫害した。当時を知る市民はヒトラーのジョークを言うと逮捕されるのを覚悟したという。第二次世界大戦中は死刑になる可能性もあったという。
3.ヒトラーは言論統制をした。相容れない論調の本が燃やされた。ラジオも新聞も一方的にナチスよりの情報を伝えていた。
4.ヒトラーは高速道路(アウトバーン)の建設など大規模な公共事業で失業率を低下させた。
5.ヒトラーはドイツ国民に安い値段で客船による旅行やコンサートなどを提供した。各家庭に車の普及に努めフォルクスワーゲンを作らせた。ドイツ国民は幸せを感じ満足し、ヒトラーの支持につながった。
6.ヒトラーは当時の武器を制限する国際条約に違反し、大量の武器を製造させた。
7.ヒトラーは演説により同じ言葉を何度も繰り返し、信じこませた。群集は愚かなので何度も繰り返す事により信じこませる事ができる。断言する事により反論の余地を認めないと人はそれに従うようになる。ヒトラーは「宣伝を継続して使用すれば国民自身に天国を地獄と思わせる事ができるし、逆に極めてみじめな生活を極楽と思わせる事もできる」と著書「わが闘争」に書いているという。(群集は反復、断言に弱く、間違った内容も正しいと信じ込ませる事ができる)

当時を生きた人は次のように述べている。
1.ヒトラーと一緒にやっていけばいまくいくと思っていた。政治について意見を持っていなかった。自分は流されていくだけの人間だった。
2.国家権力を恐れ、自分自身の怠慢の為に行動を起こす事が面倒だった。ユダヤ人の迫害には目をつむっていた。

ところで中国は最近、安倍首相や日本を指してヒトラーのようだと宣伝しているらしい。南京大虐殺を指して言っているのかも。中国国民はそれを繰り返し言われて信じているのだろうか。かつての日本はそうだったと言っても間違いと言い切れないかもしれない。でも今の日本は首相を批判しても罪に問われる事は無い。中国はどうか。中国共産党を批判すれば牢屋に入れられる。当時のナチスドイツとほぼ同じなのは日本ではなくて中国のほうだ。日本には言論の規制は無いが中国は厳しく規制されている。南京大虐殺には事実を示す証拠が無い。当時の軍隊は当時としては比較的統制がとれていたように思う。当時の日本は中国を同じ経済圏にしようとしていた。何人かの民間人を殺害しても罪に問われる事は無かったかもしれないが、何万人も殺害したらどうだろう。当然、中国人に反感を買う。結果として懐柔策は失敗してしまう。何の理由もなく中国で多くの人を殺したら隊長は大きな責めを受けるだろう。そんな事をするはずはないし、する必要もない。中国政府は多くの白骨が出たのは日本軍の虐殺以外に無いと言うが毛沢東は3,000万人を餓死させた。

1.アッシュの同調実験(1951年)
 3本の棒を見せてもう1本の棒の長さと同じものを回答する実験。同席させた5人に間違った同じ回答をさせてから最後に被験者に回答を求めると他の5人と同じ間違った解答をしてしまうというもの。たくさんの人が言えば本当だと信じてしまう。それに従わないと周囲から変な目で見られるので他人に合わせる。同調の心理
2.アイヒマン実験
 人体に電流を流し、流された人の悲鳴が聞こえる。何回も電流を流し、その度に電圧が上げられ悲鳴が大きくなる。実験と言うと多くの人はそれに従い死ぬまで実験を続ける。(実際は演技なので死ぬ事はない)群集は服従する。


1月3日 使えないWindwsVista

 ようやくXPからVistaになったのだが何だか起動直後はネットの表示が遅い。よく見るとHDDのランプが薄くチカチカしていて止まらない。下のタスクバーを右クリックしてタスクマネージャーを起動して、リソースモニタを起動するとHDDがどれくらい動いているかわかる。時間を計ったら起動から8分くらい動きっぱなしだった。長すぎだろう。XPは30秒か1分くらいで起動してたように思う。ますますWindowsが使えなくなった。スマホが流行るわけである。それで何か方法は無いものかと検索してみるとSuper FetchWindows Searchを止めるといいらしい。方法はコンピュータを右クリックして管理、サービスとアプリケーションのサービスをダブルクリックしてリストを表示し、上記の2つを無効にする。これで3分くらいになったがまだ長い。暇な時でなければパソコンを起動できそうもない。
 
Super Fetchはファイルやアプリをメモリにキャッシュする、Windows Searchはファイルの検索に使用される機能を持つプログラムが動作しない可能性があるそうです。でも起動の度にHDDを読み込むのは非効率です。1度、読み込んだらHDDにセーブして次回の起動からはHDDにセーブしたデーターで動作すればいいでしょう。新規にファイルなどが追加されたら、それをデーターに加えればいいですし、新規のファイル追加はそれほど頻繁ではないので、とりあえず起動して動作を優先させ、CPUの空き時間にサーチするようにすればいいでしょう。マイクロソフトはどうかしているとしか思えません。


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