10月31日 円売り介入

 政府は本日、円売り介入を実施し、¥75台から一気に¥79円台になったが、その後、早くも¥78台に値を戻した。日本のテレビ各社は液晶テレビの生産を大幅縮小するという。このところの円高の影響が大きいのだろう。液晶テレビは設備投資額が大きいだけに一度生産を止めると、再度生産を開始するのは難しいだろう。日本政府は投機マネーによる円高としているが、それならばいずれは円安になるが一向にその気配は無い。円高は日本のデフレ、ギリシャ危機、アメリカ経済の減速傾向などの要因が重なった感が強い。しかし、これはチャンスである。デフレ+円高ならば日銀が大量に国債を買って円を供給する事ができる。日銀は追加で5兆円の国債を買うというが、今回の円売り介入では10兆円の国債を発行する事になるだろう。差し引き5兆円の国債が増えた事になり、資金を供給どころか引き締めになって、ますます円高になるのである。国債発行は短期的には金融緩和だが、長期的には金融引き締めである。日銀がテレビ業界を潰し、日本経済を瀕死の状態に追いやっているのである。日銀総裁には日本人を登用すべきだろう。国債残高は800兆円とも言われるが毎年200兆円の国債を日銀が買えば4年で国債はゼロになる。日銀が国債を買うと銀行は国内に投資先が無ければ海外に投資し、ドルやユーロを買う事になり、円安になる。こんなチャンスは滅多に無い。日銀は独立性を保つというが、法律を変えてでも日銀の首を日本人に挿げ替えるべきだ。


10月28日 生涯100ミリシーベルト

 先の政府の発表によると生涯の放射線量を100ミリシーベルト以内に抑えるべきという。福島から200km程度離れた場所だと大体、地表面で0.1〜0.2マイクロシーベルト程度ある。これはセシウムのせいらしい。80歳まで生きるとすると年間の許容量は1.25ミリシーベルト(100/80)である。これを単位時間に換算すると1.25m/365日/24時間で0.143マイクロシーベルトになる。という事は地表から受ける自然放射線だけでほぼ許容量に達するという事で食物からの放射線摂取はゼロにしなければならない事になる。多くの食品はそれほど放射能を含まないようだから、まあ我々は気にしなければ問題ないのかもしれない。しかし、もっと近い人はどうなるのか。セシウムは半減期が30年というから簡単にはなくならない。除染を徹底的にやるという事なのだろうか。しかし、除染できるのだろうか。


10月26日 自転車

 ピストと呼ばれるブレーキの無い自転車が問題になっている。ブレーキは無いがペダルが空回りしない為、逆回転でブレーキをかける。競技用の自転車なので軽く、スピードが出るようにつくられている。止まりにくいので事故が起きやすい。これに関連してか自転車の車道走行が徹底されるという。歩道を歩く人との事故が多いという。しかし、歩道を歩く人がいるのは都会の話で郊外では歩道を歩く人はほとんどいない。道は狭く自転車が車道を走行すれば車は追い越せないで渋滞が発生する。歩く人がいない歩道を自転車に走行させない理由はないだろう。これらの問題はどこを走るかと言う法律の問題ではなくマナーの問題だろう。歩行者がいればスピードを落として走るとか、安全に走っているかどうかを指導する問題だろう。


10月23日 格差社会

 アメリカのウォール街を占拠した格差社会反対デモは世界に飛び火した。ちょっと驚きである。しかし、考えてみれば当然の事なのかもしれない。主要先進国でも労働力は余り、結果として一般的な賃金は低下し、失業率は高止まりしている。戦後に日本で行った農地解放のような資産の平均化のような事が必要な時代なのだろう。当時は農地解放であったが、現在は所得の再分配が必要だろう。しかし、これは難しい。当時と違って現在は国際化が進んでいる為、1つの国が行っても、富裕層や企業は海外へ逃避してしまう。世界条約が必要であるが世界各国は一様ではなく実現は難しいだろう。おぼろげな案としては海外に逃避する企業を防ぐ為、海外から輸出している企業の全てに適用する必要があるだろう。


10月21日 加害者?

 中国で2歳の女児がひき逃げされ、脇を18人が見てみぬ振りをして通り過ぎた。中国ではモラルの低下と話題になったが、中国では助けた人が助けられた人に加害者として訴えられるという。そういう事情を知ればなるほどと思わざるを得ない。しかし、それはいい事ではないだろう。中国では証拠がなければ訴えられた人が守られるように徹底するべきだし、逆に故意に間違った訴えをした人を厳罰にすべきだろう。そうしなければ問題は解決しない。今回の件は中国だからと言ってはいられない。九州では酒に酔った男性が橋の上で追突し、3人の子供が川に落ちたのに加害者は助けようとしなかったし、他にも交通事故で大怪我をした小学生が林の中に置き去りにされ、家族が懸命の捜索で発見したという事件があった。そういう背景には、そういう行為が犯罪にならないという、モラルと乖離した日本の法律の欠陥があるからだ。中国の事件は他山の石ではない。


10月15日 ランチパック

 ヤマザキパンのランチパックを初めて食べた。消費期限間近で安く売っていた。買ったのはカレーとチーズクリームの入ったもので通常は¥150くらいする。テレビCMを見ると会社で女性が昼食に食べるというものらしい。1口かじると何も入ってない。具にかたよりがあるようでカレーパンにはよくあるパターンだが、食パンに挟んだもので偏りがあるのは解せない。ちょっと高いように思うが手抜きじゃないのか。味はというとカレー糊を食べているようでおいしくない。女性用というのは味が淡白で私には好みで無いものが多いように思う。パンに入れるので汁が入らないのはわかるが糊のような食感はいただけない。食パンの周囲をつぶして閉じているが、その為に食パンの食感を損なっている。袋にはCoCo一番屋とある。女性に人気のカレーなのだろうか。でもCoCo一番屋にとってはマイナスイメージだろう。袋の写真はカレーがたくさん入っている写真があるが実際はその3分の1くらいの量しかない。不当表示じゃないのと思わせる。結局のところランチパックというのは女性が見た目で格好良く、少し食べてますみたいな演出をする為の道具のような食品なのだろう。そうとしか思えない。


10月14日 デフルト

 ギリシャが債権不履行(デフォルト)を検討しているという。最大で50%カットという。それはどうだろうか。利子をカットして元本は返済すべきではないだろうか。50%カットならそれができそうに思う。ギリシャがデフォルトになると他の欧州諸国も国債の発行などで大きな影響を受ける。それよりはユーロ諸国が協力してユーロを守るほうが賢明だろう。


10月10日 ギリシャ危機

 ギリシャの財政危機で円高となり、株価も低迷している。ギリシャ国債は年利20%になっているという。自国の通貨を持つ国ならば猛烈なインフレになるところだが、統一通貨のユーロの元ではインフレは起こらない。ギリシャの財政状況がどうなのかは知らないが一般的に考えればせいぜい5%程度が限界で、それを超えればいずれ利子補給ができなくなるだろう。ギリシャでは公務員の削減などでデモが起きているというが、国債の引き受けができなくなれば、公務員給与は支払われなくなる。そうなったら大暴動になるのか。兎に角、デモをしようが暴動になろうが無い袖は振れない。公務員給与は支払われなくなる。ギリシャ政府は破産になるのだろうか。


10月5日 原発

 原発は事故の確率が低いから事故が起こらないかのような錯覚で安全とされてきた。しかし、1000年に1度とも言われる大きな津波で安全神話は崩れた。少ない確立でも起こるものは起こるのだ。
 先日、衛星が落下して人に当たる確率が3200分の1と発表された。衛星はある程度事前に予測できるようだ。もし、巨大隕石が原子炉に落ちたらどうなるのか。多分、今回の放射能の1000倍以上の放射能が拡散し、日本には住めなくなるのではないだろうか。そうなったらどうするのか。どこかの国の砂漠に土地を借りて住む?津波にはある程度対処できても1トンの隕石が原子炉を直撃したらとても耐えられないだろう。隕石の大きさは際限なく大きい事が有り得る。耐えられるようにするのは無理だ。今後は確率で考えるのではなく最大の被害を想定するべきだ。結論としては原子力発電は現在は必要最小限に留め、将来的には廃止すべきだろう。


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