5月30日 盧武鉉前大統領自殺
韓国の前大統領が自殺した。親族などへの不正資金疑惑が原因らしい。韓国では前大統領を自殺に追いやったとして、現政権への批判が強いようだ。という事は法律に違反しても許されるという事?日本ではそういう反応にはならないだろう。今年に入って、有名女優が番組のプロデューサーなどに性的な従属を強いられた事を悩み自殺した事件があった。日本でも40年くらい前は似たような話があった。韓国の所得は日本並みになったが文化の度合いは日本の30〜40年前に似ているのだろう。韓国の国際感覚は極めて遅れている。それを考慮すると竹島問題が話合えるようになるまでは、まだ相当な年月が必要かもしれない。
中国は不況対策として大型の公共工事や家電製品などの優遇策をつけて景気刺激をしている。中国の指導者は賢明であろう。そうなると中国は十年以内に何らかの形で民主化の流れに移行する事になるだろう。もし、中国がこのまま共産主義を続けたら中国社会は崩壊してしまう。民主化は中国にとって必然になるだろう。
5月24日 新型インフルエンザ
新型インフルエンザが大阪の高校で集団発生してから1週間が経過した。大阪で発生したとの情報が流れて翌日の日曜日には100人近くの感染が確認された。1週間後には300人程度の感染者数となった。まだ感染は増加しているようにも思われるが減少傾向にあるとの報道もある。新型インフルエンザが弱毒性だとして、航空機の機内検閲を廃止するなどの動きがある。それを否定するつもりはないが、はたして新型インフルエンザ対策は万全だったのだろうか。
先週の日曜日に100人が感染したという事はこれがSARSなど死亡率が15%の病気であれば既に15人が死亡した事になる。たぶん100人の感染が判明した時点では、その倍の200人程度が既に感染していたのではないだろうか。それが正しければ30人程度は確実に死んでいた。これは一大事である。日本では機内検閲が大々的に行われていたのに何故防げなかったのだろうか。機内検疫が100%万全でない事は言われていた。国内での感染を監視する為の発熱等の発生者数を報告するインターネットシステムが機能してなかった事が明らかになっている。しかし、それが機能していたら感染は防げたのだろうか。感染がもっと少ないうちに発見できただろう事は間違いがない。しかし、人から人への感染は発生していただろう。感染の発生を防ぐには帰国後の5日程度の自宅待機は必須であると思う。海外からの帰国者が症状がないからといって、そのまま外出した為に感染を広げた可能性が高い。罰則を伴った自宅待機処置が必要である。罰則を伴わない自宅待機勧告はあまり意味が無い。
感染はどうやって広がったのだろうか。機内検疫で発症が確認された人の周囲の人は10日程度の停留処置をされた。しかし、停留者の中には感染、発症した人はいなかった。アメリカからの飛行時間は10時間以上になるが、単に横に座っていた程度では感染しない事が確認できたと思う。そうなると感染した人はもっと濃厚な接触があったという事になる。それはどんな状態なのだろうか。東京で発生した2人の感染者は一緒に大阪方面に旅行していたという。2人が一緒に感染したという事は2人が同じような状況で感染したという事だろう。1人が感染してもう1人に移したという事もあるだろうが、そうなれば症状に時差があるはず。2人には時差がなかった。通常、旅行中の2人が濃厚な接触を同時にする機会は非常に少ない。それはたぶん、食事ではないだろうか。一緒に旅行すれば当然、一緒に食事をする。料理をする人や料理を運ぶ人が感染していたら、その唾の飛沫がかかった料理を食べればいっぺんで感染してしまう。おそらく大阪で感染が報告されても多くのレストランでは従業員にマスクをさせなかっただろう。たとえ本人に症状がなくてもウィルスを撒き散らす保菌者はいただろう。いないと考えるほうが変である。
大阪の高校ではスポーツ大会で感染を広げたのではないかと言われている。これは想像だがスポーツは活発な呼吸をする。室内競技であればなおさらである。感染した人が吐いた空気を他の人が大量に吸い込む。これで感染したのだろう。もし、そこで海外からの帰国者が1週間程度の間、学校に行かなかったら、感染さえも起こらなかったかもしれない。症状が出ないでウィルスを撒き散らす人は永久にそういう状態が続く事は無いと思われる。もし、そうであればあるレストランで食事をした人に感染者が多いとかいう状態があるはずである。現在のところ、そのような情報は無いし、永久にウィルスを撒き散らすとしたら感染はもっと拡大していただろう。
テレビではマスクは効果が無く、欧米ではマスク着用者がほとんどいないとしている。またマスクが品薄になり、病院など必要な所にマスクが供給できないという弊害があるとしている。しかし、現在のところアメリカやメキシコが感染の広がりを押さえきれてないのに対し、日本では沈静化の兆しがあるとしたら、休校の効果もあるだろうがマスクの効果も否定できない。病院などへの供給不足については、現状では優先して供給するしかないが、今後は備蓄も考えるべきだろう。濃厚接触を防ぐにはマスクしか有効で簡便な手段がない。会話する時に人によっては唾を多く飛ばす癖のある人がいる。これは感染を広げる濃厚接触になるだろう。
最近ではアメリカなどの例をあげて弱毒性だから心配はいらないし、普通に生活するべきという報道もある。しかし、腎臓や肝臓疾患、妊婦などは症状が重くなりやすく危険が大きいとも報道されている。普通の風邪であっても避けるべき人はいるのである。しかし、全員が感染してしまっている中で自分だけがインフルエンザにかからない方策を講じる事は不可能である。弱者を助けるにはみんなの協力が必要である。アメリカのように普通の風邪だから野放しというのではアメリカ流の弱肉強食の世界を具現化している。日本はアメリカではないし、弱い者は切り捨てろという事にはならないだろう。
私が提案する今後の感染症の追加対策は以下の通りである。
1.感染地域からの帰国者は罰則をともなった5日程度の自宅待機を実施する。
2.レストランなど食品を暴露して扱う者はマスクと手袋をする。
3.チケット売り場や売店など相手と会話する場合は感染を防ぐ構造にするか、マスクを着用する。
4.感染地域ではマスクの着用を推奨する。
5.マスクを備蓄する。
マスクの備蓄をどこで行うかは検討の余地があるが病院など常に使う必要のある場所では自前の備蓄は必要だろう。既に、アメリカでは食品を扱う場合は手袋を着用し、素手で行ってはならない事になっている。風邪は毎年のように流行しているのでレストランなどでは伝染病の流行がなくとも常にマスクと手袋の着用を法的に義務付ける必要があるのではないだろうか。
5月23日 白鵬一敗
ここまで全勝してきた白鵬が琴欧州に敗れた。これまで万全な相撲を展開してきたはずだったが琴欧州には完敗した。朝青龍と日馬富士は日馬富士が勝って、ついに全勝はいなくなった。日馬富士は昨日の白鵬戦では横綱をくずせず、足技で破れたが、朝青龍には足技で切りかえした。一段の成長が見られる。これで千秋楽の勝敗が面白くなった。ちょっと残念なのは優勝を争う3人がすべてモンゴル勢という事。これも時代の流れか。
5月21日 裁判員制度スタート
一般市民が裁判の有罪か無罪を判断する裁判員制度がスタートした。参加したくないという人が70%近くいたり、裁判員制度に反対のデモが行われた。日本人の人権意識の低さが浮き彫りとなった。自分さえ良ければそれでいいという意識の表れなのだろう。自分が冤罪になったら必死になるのだろうが、そうでなければ関わりたくないという心理。そんな日本人の性向が行政癒着の自民党政治を支えている。考えれば考えるほど憂鬱になる。裁判で死刑を選択できないという人が40%近くいる。そういう人は被害者の心情を察しているのだろうか。日本の未来をどう考えているのだろうか。
5月17日 新型インフルエンザ日本上陸
新型インフルエンザの国内感染が発生した。先日、1人とニュース速報が流れたと思ったら昨日は4人、今日になったら10人と一気に増えた。未確認ながら発病の大部分は神戸と大阪の高校生だそうで、その高校では100人規模でインフルエンザに感染しているという。厚生省は入管での検疫を徐々に元に戻す方針という。検疫の目的は流行の発生を遅らせる事だったという。それならば何故、あそこまでやる必要があったのか。問題はなかったのだろうか。流行を遅らせる目的の1つには一気に流行してしまうと医療機関の対応が追いつかないという問題があるだろう。新型インフルエンザが弱毒性の可能性が高いという幸運にも恵まれたが今後の検疫には課題が多い。もしSARSのような病気が発生したら日本は有効に防ぐ事ができない。たとえ100%防ぐ事ができなくとも、伝染病を防ぐには感染率を1未満にする事は必須だろう。
素人考えながら、100%防ぐ必要が無いならばもっと有効な方法があったのではないかと思う。風邪の潜伏期間は10日という事で10日間もホテルに缶詰にする意味はあったのだろうか。ホテルから開放されたと思ったら既に国内では流行していた。これではホテルに10日もいた意味がない。風邪は感染後、早ければ翌日、遅くとも3日後くらいには発病するのが大部分だと思う。100%防ぐ必要が無いならば10日間は長すぎる。4〜6日程度で十分だろう。一方で飛行機の機内で発病していなくとも3〜4日くらいは発病の可能性が十分にあるのだから帰国後、4日程度は学校や会社へ行くのを禁止すべきだった。そうすればかなりの伝染を抑制できたはずだ。一部の会社で行われた連休に海外旅行した人を出社させない方針は正しい。高校ではその方策が採られなかった為に早期に流行してしまった。厚生省の専門家はぼんくらだ。
以前、ニュースで流れたある会社での映像では社員全員に通勤時にマスクを着用させ、会社に入る時にマスクを取っていた。通勤での感染予防だが、これは間違っていると思う。感染の多くは通勤よりも会社や学校内で起きるだろう。何故なら通勤より、より長い時間を会社や学校で過ごすからである。むしろ学校内や会社で全員にマスクを着用させるべきである。アメリカでもそうだが高校ではより流行しやすいようである。一説には昔に流行ったインフルエンザで年配者にはある程度の免疫があるという。学校や大きな会社での流行を抑えれば流行を止める事は可能だろう。今までは学校での対応は休校のみだが、一定の地域での学校の全員にマスクを着用させる事は一定の効果があるだろう。そうすべきである。また会社や学校で咳や発熱があった場合は明日は休むという事でなくただちに帰宅させる事を徹底させるべきである。時間途中での帰宅は児童には危険も多いから保健室などでの待機などという処置をこまめにする必要があるだろう。
5月12日 北方領土
ロシアのプーチン首相が来日した。原油高騰の時は独自路線を貫き日本には目もくれなかったのに。まあ、これを契機に交流が深まるのはいい事だろうだから、あえて問題にする事も無い。ロシアにはメドヴェージェフ大統領がいるのだが院政政治ゆえに影が薄い。民主主義国家とはいえ完全には脱却できてない。これには時間がかかるだろう。遅々として進展の無い北方領土問題だがプーチン首相は解決の方向にはあるようであり、大多数のロシア国民の絶対に返さないという低い国際意識から考えれば、まだ救いがある。しかしながらロシアと日本との意見の違いには大きな隔たりがあり、道のりは遠い。まずはロシア側の漁業海域に日本の漁船も漁をできる海域を設けて足がかりとするのがいいだろう。そうすれば日本側からは北方領土への大きな前進と受け止められ、ロシア側でも反対はあるだろうが領海を変更しているわけではないので大きな反対にはならないだろうから、実現する可能性は高い。
5月10日 自由民主党という共産党
アメリカではオバマ大統領が大幅な赤字予算を組んで景気刺激策を実施しようとしているが、そういった政策を非難する声があるという。理由は政府が大きな関与をすべきでないというもの。中国やロシアは共産主義の為に経済発展が大幅に遅れた。共産主義の欠点は政府が経済に大きく関与し経済の発展を阻害するからである。だからアメリカは小さな政府を目指し発展し続けてきた。しかし、GMなど自動車産業の救済はこれに逆行するものである。日本を考えてみると日本は多くの税金を投じ、公共事業に多くの費用を費やした。結果、日本は沈没し続けてきた。公共事業に多くの税金を投じるのは地方の産業として土建業を救済した為もある。しかし、結果的には巨額の財政赤字を生み、経済は下降の一途である。自民党は自由主義を唱えているが実態は大きな政府志向であり、共産主義化だったのではないだろうか。
5月9日 遂に
日本で遂に3人の新型インフルエンザの患者が発生した。カナダ留学生の帰国での発生という。しかし、1人は検疫を通過後、発覚したため周辺の人間の隔離ができず、外出を控えるよう要請したという。要請でいいのだろうか。中にはアメリカからの観光客もいるらしい。観光客にホテルでじっとしていろと言っても強制でなければ多少の外出はするだろう。強制でなければ徐々にタガが外れてほぼ自由に行動してしまうのではないだろうか。まあ、世界中で新型インフルエンザは流行拡大していて、例え日本で強力な防止策を取ったとしても防ぎ切れない可能性は高い。結局は相当に感染が広まって、免疫ができて収まるのを待つしかないのだろう。でも、そうなると現在の防止策は何の為なんだろうという疑問がわく。
5月4日 WHO
中国政府は入国したメキシコ人を隔離しているという。過剰な対応という意見もあるが潜伏期間を考慮すれば、あながち間違ってもいない。メキシコ政府は人種差別としている。問題は同じように帰国した中国人も隔離しているなら話はわかるが、メキシコ人だけとなると差別となるかもしれない。
そもそも感染が拡大しているのに現在の対応でいいのかという事。WHOはかなり前から新型インフルエンザを確認していたようだ。そうなると、もしその情報を公開して他国に渡航制限勧告をしていたならアメリカの高校でのメキシコ旅行での大勢の感染や乳児の死亡は防げたのではないだろうか。もっと早く情報を出していたなら現在のアメリカの多くの感染は防げたと思う。WHOの対応は失敗だった。そうなると現在の対応は十分なのかという疑問が生じる。たぶん十分ではないだろう。WHOの現在の対応では感染が世界中に広まるのを防ぐ事はできないだろう。
4月 , 3月 , 2月 , 2009年1月 , 12月 , 11月 , 10月 , 9月 , 8月 , 7月 , 2008年6月