8月28日 タリバンが日本人を殺害
アフガニスタンで農業指導をしていたNGO「ペシャワール会」の伊藤和也さん(31才)が拉致され殺害された。今回の事件は最近では初めてだが、タリバンが日本人の殺害を狙っているというのが事前にわかっていたなら、農業指導というものが命をかけてするものだったのかどうかは疑問である。しかし、アフガニスタンでの農業指導を非難するものではない。犯人はタリバン系の武装組織という。反政府組織であるタリバンは政府に同調する外国人を追い出す為に無差別に外国人を殺害するようで、タリバンも殺害を認めているようだ。しかし、ペシャワール会は政府とはまったく無関係の組織であって、仮にタリバンが政府となっても活動を続けるだろう。ペシャワール会はアフガニスタンの人々の為に活動している。タリバンという組織は血も涙もない鬼、畜生で人間ではない。彼らが国の長になることなど考えるのも恐ろしい事である。
8月24日 景気刺激策
このところの景気低迷を打破しようと自民党は数兆円とも言われる景気刺激策を実施しようとしている。内容をよく知らないが道路建設などの公共事業が中心になるのではないだろうか。自民党は新規の道路建設で効果が1.2以上のものしか建設しないと言っているが、実際には目標の交通量がなく実際は半分以下とか3分の1とかになっている。要は水増しして数字合わせをしているのが実態である。そうなると算出根拠の算式にもからくりがあると思わざるを得ない。従って費用対効果は実際に使ったお金の半分以下は当たり前という事だろう。公共投資の投資とは投資をして将来の利益が見込まれるから投資なのであって、掛けたお金の利益が半分以下となると、それはもう投資ではなくてお金を捨てるようなものである。地方に次々と建設した空港はまったく役にたってない。小泉元首相は米百表の精神を強調したが今、我慢しても将来に経済が浮上する政策を出してない。現在の自民党の政策は国民をだまして場当たり的な政権引き伸ばしの政策しか打ち出せてないのが実情である。
8月22日 ロシア軍撤退
南オセチア紛争でグルジアに侵攻したロシア軍がアメリカとヨーロッパの猛反対で今日を期限に撤退する。確かに他国に侵攻するのは問題があるが、南オセチアの住民がロシアとの併合を望んでいるのであればロシアが撤退しただけでは問題は解決しない。南オセチアの住民の投票でロシアへの併合をするかどうかを決定するのが真の平和への道筋だろう。南オセチアがどの国に属するべきかを問題にするのではなく、南オセチアの住民がどの国で暮らすのがいいのかを議論すべきだ。
8月15日 ウイグル族虐殺?
新疆ウイグル自治区では事件が多発しているが不思議な事に犯人が2〜3日以内に射殺される事例が多い。いつもそんなに早く犯人が見つかるのはあり得ない。また事件で死亡した人数よりも射殺された犯人の数の方が多かったりする事が多い。これは不自然である。これが意味する事を推察するに警察は確たる証拠も無しに犯人と決めつけ、関係の無い人間を殺しているのではないかと推測する。そうだとすれば中国政府はウイグル族を虐殺しているという事になる。先日、中国の警察は日本の報道関係者を殴ったという事実からしても、警察というよりは暴力集団に近い。中国には法律はあって無いようなもの。暴力で治安を維持しているのである。まったく恐ろしい国である。
8月10日 南オセチア紛争
南オセチアをめぐってロシアとグルジアが軍事衝突した。南オセチアの民族はグルジアの民族とは異なり、冷遇されていたという。グルジアはロシアから分離、独立したが南オセチアはロシアへの編入を望んでいるという。南オセチアに隣接したロシア側にも同じ民族が住んでいるとの事。現在のロシアの政治体制が良いとは思わないがそれでもグルジアよりはましという事であればロシアへの編入も止むを得ないのかもしれない。
8月9日 つまらない柔道
谷亮子選手が判定で破れ敗者復活戦で銅メダルを獲得した。平岡拓晃も判定負け。しかし、負けたという感じがしない。判定で負けるのはルールだから仕方がないが判定で勝敗を決めるのは微妙な判断で面白みに欠ける。終了間際の判定で勝敗が決まる場合は時間を延長するなどして、技で勝敗を決するようにするべきである。柔道を見ていると離れて組まない時間が非常に多い場合がある。試合になってない。そういう場合は組ませてから試合を開始するようにしたらどうだろうか。オリンピックの柔道のルールは試合時間を短くして面白くするという事らしいが私にはそうは思えない。オリンピックの柔道では最後に背中をつけた方が負けのような判定もあるが、それではまるでレスリングである。分かりやすい判定を目指しているとも言われるが、それだったら微妙な場合は再試合でもいいだろう。いずれにしても柔道が柔道以外の部分で勝敗が決まるとしたら、柔道の金メダルは柔道のメダルではない。
8月4日 北京オリンピック
いよいよ北京オリンピックが開催される。チベット問題の進展はないようだ。中国でオリンピックを開催するのは疑問がある。そもそも人権を無視するような国で開催を決めたオリンピック委員会に問題があった。単に競技を開催できるかどうかではなく、その国の政治体制も考慮に入れるべきだった。以前、モスクワでのオリンピックボイコットもそういう事だったのだ。もし、オリンピック開催の条件に人権などの条件があったなら中国は人権に配慮した取り組みをしていたかもしれない。そう考えると、オリンピックの会長は犯罪者である。北京オリンピック開催が近づくにつれて中国でテロが頻発している。テロは悪い事だが中国国民の人権を無視している中国政府が問題なのであって、それを正すならテロは起きないだろう。解決策はテロを押さえ込む事ではなくて人権を守る事である。現在の中国でのテロはウイグル自治区がしているようで、賛成はしないが止むを得ないものと考える。
東京が2016年のオリンピック開催候補に選ばれたが、私は反対である。石原都知事は新銀行東京では大きな赤字を出している。石原都知事はオリンピックの財政面で国の支援を訴えているが、日本政府の財政が大赤字の時にさらにオリンピックが赤字を増やすなら、もっと別の事に有効なお金の使い道があるだろう。オリンピックの開催が日本経済にプラスにはならないし、例え経済が黒字でも日本政府の財政がさらに赤字になるようなら何の意味も無い。石原都知事はいい事も多くしているが、失敗もある。
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