5月30日 自衛隊機派遣中止
自衛隊機の中国への派遣が中止となった。本来の目的は自衛隊がテントなどを運ぶ事ではなく救援物資を中国に届ける事なので、自衛隊かどうかはどちらでもいい事なのだが。しかし、救援物資を早急に運ぶのは自衛隊のほうがスムーズにいくだろう。何故、今回、自衛隊の輸送が出来なかったかというのは定かではないが、日本のマスコミが自衛隊が運ぶと言う事を多く報道し過ぎた為に、中国のネットでの1部の批判が出たというところらしい。その原因はと言えば従前の靖国問題を初めとする中国政府の報道がそうさせたのだろう。中国政府からすれば靖国問題に向き合わない日本政府が悪いという事なのだろうが、中国政府が日本のマイナス面ばかりを報道してきたからというのが正しい認識だろう。日本以外の軍用機が直接、中国に救援物資を運ぶ中で日本の自衛隊だけが拒否されたという事は日本と中国の垣根が高いと言わざるを得ない。日本は多くの中国人留学生や研修生を受け入れて交流を図ろうとしているが中国はどう取り組んでいるのか。中国首脳が訪問してジェスチャーを見せるだけでは友好関係は築けないし、中国政府が日本と友好な関係を築きたいというふうにはみえない。
仮に中国政府が日本と友好的な関係になろうという方向にあるとしても、今回のように中国国民の反対によってできなくなるという事はあるだろう。中国では反日教育が行われていると言われ、それは現在でも続いていると思われる。例え中国のメディアが親日的な報道を繰り返したとしても、反日教育を受けた世代の考えは生涯継続する。すぐに反日教育が改善されたとしても、それが浸透するには数十年はかかる。中国の歴史の中で日本との戦争の歴史は避けて通れない。その教育の中で反感を抱いたとしても、それは無理からぬ事である。ただ、世代を超えて憎しみや悲しみを伝えていく教育があるとしたら、それは仇討教育であって正しい教育ではないだろう。日本がすぐに中国との関係改善をしたいと願っても、中国国民が望まなければ無理な事である。理由がどうであれ、日本がアジア各国に仕掛けた戦争であり、そのしこりを解きほぐすのが容易でない事は仕方の無いことだろう。
5月28日 ガソリン値上げ
来月、さらにガソリンが¥10以上値上げになる。まだあるけれど、とりあえず満タンにしておこうか。
5月27日 両横綱に厳重注意
先日の千秋楽で勝負が決まった後に朝青龍が押して、それに白鵬が睨み返した場面を相撲協会が厳重注意した。相撲協会は当初は白鵬のみを注意としていたが、審議会の意見で両横綱となった。あの場面で朝青龍は押そううとして動き出した瞬間に一旦、動きが止まってから押している。その時、朝青龍は何を考えたのだろうか。朝青龍は以前から勝負が決まってからさらに押すような場面が多い。過去に勝負が決まったと思って、力を抜いて逆転されて敗れた経験でもあるのだろうか。相手を抱え上げて必要以上な勢いで土俵に叩き付けた場面もあった。朝青龍には相手を思いやるやさしさが無い。相撲協会は今回の押しを相撲の流れとしているが、勝負が決まった後の押しは相撲ではなく暴力である。今回のような事件が起こる前に相撲協会が朝青龍に注意していれば、今回の件は避けられただろう。私には原因を作ったのは朝青龍のように思える。
5月23日 聖火妨害で罰金
長野聖火リレーを妨害したとして台湾から来たチベット人と卵を投げた人が罰金それぞれ50万円と30万円を支払ったという。年収が200万円という人が多くいるなかで50万円の罰金とは多すぎじゃないの?既に1週間以上拘束された上にである。成人式で妨害しても罰金というのは聞いた事が無い。これが国家の行事だからか。そんなに高い金額ではおいそれと抗議できない。私は今まで小学校などでの日の丸掲揚などは当然の事と思っており、それに反対する教師が罰を受けるのは当然と思っていた。しかし、国の行事は絶対に妨害させないという事ならば、法律で国旗掲揚や国歌斉唱を規定するのは問題だろうと思う。それは国家に服従する人間を作り出す教育に他ならない。入学式や卒業式は生徒や父母の為に催されるのであって国家の為に行う行事ではない。国旗を掲揚するかどうか、国歌を歌うかどうかは国が決めるのではなく父母が決めるべきである。国旗を掲揚するとかは自民党が決めている事なので、早く自民党を野党に追いやって、国家に服従させる教育を止めさせるべきだろう。
それにしても台湾から来た人が50万円ものお金を即座に支払えるのだろうかと疑問に思う。海外で20万を超えるような金額を即座に払うのは難しい。支援者が支払ったのか、現金を持っていたのか。いずれにしても準備が必要である。クレジットカードは普通20万円くらいだから1枚じゃ払えない。尤も裁判所がクレジットカードじゃ支払いができないだろう。今では海外で使える銀行カードというのがあるらしいから、そういうので払ったのかもしれない。
5月22日 2横綱敗れる
朝青龍が千代大海にあっけなく敗れた。いつもの朝青龍らしくない。怪我でもしているのだろうか。と思っていたら白鵬も琴欧洲に破れた。こうなると琴欧洲にも初優勝の期待がかかる。残り3日に目が離せなくなった。久しぶりに面白くなりそうである。
5月17日 四川省地震募金
中国の四川省地震は大きな被害を出しているようで、日本からの人的支援を受け入れた事もあり、いつもいつも募金をしている訳ではないが募金をしようと思った。郵便局のホ−ムページをみると、あるはずの案内が無い。そうか送金は郵貯だったかと「ゆうちょ」のホームページをみてもやはり無い。おかしいと思いつつ、日本郵政のホームページを見ると四川省地震の募金の案内があった。郵便局が分かれたせいでややこしくなった。今日は土曜日なので午前中はATMも動いてるしと思ったが、ATMからの振込みは無料じゃなかった。窓口なら無料になるようだが、あいにく近々行く機会はない。それで、送金先を見ると日本赤十字となっていた。もちろん中国の地震へのサポートはするだろうが、全部が中国に行くとは限らないかも。国内の医療にも使われる可能性もある。それでも問題があるとは思えないが。医療も重要だが、それだけではちょっと。できるだけ有効に使ってもらいたいものだ。他の銀行を見ても赤十字が多いようだ。UFJ銀行はジャパンプラットフォームとかのNGOだった。ホームペ−ジを見ると外務省から多額の資金が入っている。外務省の天下り先だろうか。天下りがあって専従職員がいても問題はないが、それが1000万円の年収だったら問題だろう。ボランティア精神でやって欲しいものだ。街頭での募金はアルバイトがやってたりして、使途がよくわからないので、ためらう事が多い。NGOが行うボランティア活動なら理想的と思うのだがホームページなどを見ると詳細な検証可能な会計報告がほとんど無く、単にホームページを見て募金をすると自ら振り込め詐欺に振り込むようなもので心配である。米をどこから、どれだけをいくらで買ったとか、送料がいくら、職員が何人で最高と平均の給与がいくらと書いて欲しい。まあ、海外への援助となると赤十字中心にならざるを得ないのかもしれない。それならと中国大使館のホームページを見てみる。募金先が中国銀行とみずほ銀行の口座がある。中国大使館って大丈夫だろうか?募金されずにそのまま職員で分けてたりして。汚職が多いと言われる中国ではありそうな事である。しかし、中国だけじゃない。日本の大使館だって結構、モラルが低いような気がする。心配ばかりしてもしかたがないので直接、中国大使館の口座に振り込むのが良さそうな気がする。でも、電話番号を連絡してくれというのは何なのか。お礼の電話でも来るのか?少しの募金で見返りは期待してないから、電話番号は不要だろう。少し怖い気もするが中国大使館のみずほ銀行口座に振込みする事にした。
5月15日 中国近代化
中国が日本からの人的支援を受け入れた。ええ〜!?本当!中国が外国からの人的支援を受け入れるのは世界初という。本当ですか!?ちょっと遅かったとの感はいがめないが中国がいよいよ北京オリンピックを成功させる為に本腰を入れてきた。四川地震では当初から外国人記者を受け入れているという。世界標準に1歩踏み出した。奇跡に近い事である。
でも、まさか日本だけという訳じゃないよね。台湾からの援助も受け入れるとの事だが、それ以外に、もし、日本からだけだったのなら返って別の意図があるのかと疑りたくなる。中国政府はカルフールの不買運動を控えるようにと訴えているようだが、あまり効果が無いようである。もし、フランスからの人的援助を受け入れて中国国内で伝えればカルフール不買運動は確実に沈静化するだろう。もし、1部の人間が不買運動を呼びかけても、応じない人が多くなるのではないだろうか。
日本は東京オリンピックの開催の前にはある程度、近代化の基礎を築いていた。そして東京オリンピック後に高度経済成長へと突き進んでいった。中国はどうか?北京オリンピックは開催されるものの世界標準にはほど遠かった。それが急速に近代化を進めてきたのである。ただ、北京オリンピックまではあまりにも時間が無さ過ぎる。今回の国際協調は一定の成果と認められるが人道支援と人権とは別問題である。チベットの人権問題はチベットだけの問題ではなく、中国人全部の人権問題でもある。北京オリンピックはまだボイコットされる可能性を秘めているし、開催されても人権問題をすっきりとしないままオリンピックを開催する事になる。IOCと協議してオリンピックを1年遅らせて、人権問題に決着をつけての開催ならば理想的であり、世界各国も北京オリンピックを喜んで迎えるだろう。
今回、中国が国際協調に1歩踏み出した事は中国のみならず、世界に良い影響を与える事になるだろう。これで中国が経済発展すればビルマや北朝鮮はそれに追随する可能性もある。今年、北朝鮮はかつてない飢餓に見舞われるというが、北朝鮮が国際協調に踏み出せば、人道支援もより大きなものになるだろう。
中国が近代化する事は良い事なのだが、日本にとっては13億人の経済ライバルが出現する事になる。まあそれでも世界が平和になれば、その方がより望ましい事は確かだろう。
5月14日 中国四川省で大地震
中国の四川省で大きな地震があった。中国は比較的地震が多い国だそうで、今回の地震はその中でも最も大きいのではないかという。ビルマのサイクロンといい大きな災害が続いた。両国とも自国を秘密にしておきたいのか人的支援を断っている。ビルマでは輸送人員不足や横流しで物資支援が届いてないとの見方もある。中国は人的支援を断った理由として、道路崩壊により現地に行けないとしているが、それならヘリコプターなどの支援を要請してはどうなのだろうか。でもヘリコプターとなると自衛隊など各国の軍が入る事になるので、秘密主義の中国としては受け入れがたいのだろう。でも多くの観光客が入っているのでさほどの秘密は無い筈なのだが。チベット問題と違って今回は外国人の取材を受け入れているようだが、現地では度々の取材拒否も起きているようである。今までの秘密主義体質が抜けてないのか、政府の指示なのかはわからない。胡錦濤氏が度々、テレビに登場して支援を強調しているようだが、中国政府は感動的な場面を優先してテレビ報道するように要請しているようだが、一生懸命に救出活動をしているから感動的なのであって、初めから狙って報道するという姿勢はやらせに近い。
日本からの人的支援を受け入れないという事は中国が日本を拒んでいるという事であり、友好とはかけ離れている。例え、人的支援にほとんど効果が期待できないとしても人的支援を受け入れる事が世界との協調姿勢を表す事になる。先ほどの訪日は「春を迎える旅」と胡錦濤氏は表したが、中国としては、まだ春は迎えてないようで、あと何回「春を迎える旅」をすれば春が来るのだろうか。春を迎える為の何十回の旅の1回だとしたら、先ほどの訪日はほとんど意味が無かったという事になるだろう。
多くの人が集まる北京オリンピックで大きな地震が起きたらどうなるのだろうか。中国は外国の支援を受け入れず、自国だけでは満足な救援ができない。そうなると北京オリンピックに行くのは孤立無援の監獄に入るようなものである。
5月12日 風邪?
昨日の夜は鼻水が出て風邪をひいたと思った。5月連休は30度を越すような気温で夏のような暑さだったが、連休を過ぎると一転して寒くなった。寒くなったと言っても元に戻っただけなのだが。例年、5月の初め頃は一時的に気温が高くなり、その後、戻る事がよくあるが今年はそれが顕著だった。昨日の気温は15度くらいで、15度くらいの温度差がある。さほど寒くは感じなかったのだが、体がついていけなかったのかもしれない。近年は鳥インフルエンザという事もあるので、早々に寝る事にした。その甲斐あってか今日は至って普通。昔は6月に引いた風邪が1ヶ月以上治らなかった事もあり、ちょっと苦しかった事もあった。やれやれである。
5月10日 胡錦濤氏帰国
来日した胡錦濤氏が今日、帰国した。ガス田の共同開発問題は目処がついたとのニュースがあったが、開発の目処がついても実際の費用負担やガスの分配では領土問題が反映されるだろうし中国は譲らないだろうから、領土問題の決着がつかなければ実際には無理だろう。今回の訪日は交流が目的だそうで5日間という長い日程も、それを反映しているという。そういう意味では意義があったかもしれない。今回の来日で日本側は靖国問題や歴史問題が取りざたされなかった事でほっと胸を撫で下ろしているようだが、中国の歴史ではチベットを現在も侵略し続けていると書かれているのだろうか。自分の国の事は棚に上げてよく日本の歴史を非難できたものだと思う。中国のなんと傲慢な事だろうか。中国は、まずはチベットの侵略を止め、開放すべきだろう。それが日本の歴史を非難した今日の中国の義務であり責任である。
一説によると胡錦濤氏は親日派で首相交代になれば、また反日になるという見方もあるようだ。反日を小学校から教育している中国では当然の成り行きだろう。
5月8日 早稲田大学で講演
来日した胡錦濤氏が早稲田大学で講演した。外ではフリーチベットとチャイナの連呼の応酬。長野聖火リレーと同じ光景だった。やっぱり中国人留学生は聖火リレーを応援してなかったとの思いが強い。その前に行われた歴代首相との朝食会で安倍前首相が人権問題に触れたそうである。他の人が気を使ったのかどうか、嫌がるような問題には触れなかったそうである。単に会話をするだけでは意味がないだろう。日本の意見を伝え中国との意見交換が必要だ。福田首相は胡錦濤氏が来日する前にチベット問題について何も発言をしてないようだが、それでは人権意識が低すぎる。
今回の来日で発表された日中共同声明では何も成果がなかった。ガス田問題は中国の引き延ばしが成功したようで、そういう意味では成果はマイナスだった。中国からのパンダの貸与は約束されたが、年間1億円とも言われる貸し出し費用は高すぎて、ありがた迷惑という話もある。日本には既にパンダがいるので、貴重なパンダの保護という観点からは、もしかしたら望ましくないのかもしれない。
5月6日 胡錦濤氏来日
胡錦濤氏が来日した。チベット国旗を持った大勢の人が出迎えた。色々な事が話し合われるだろうが、日本にとっては餃子問題は大きな問題ではないだろう。餃子の毒は突発的に入れられたもので、全ての食品が危険と言う訳ではない。日本で売っている日本製の食品にだって毒が入れられている事件があり、全てが解決しているわけではない。食品が安全でなければ、その会社の商品は売れず、会社は大打撃を受け、場合によっては倒産する。ただそれだけだ。いくら、あれをやれ、これをやれと言ってもやる気がなければ高い品質は維持できない。JTが問題のあった天洋食品と取引を中止したのも安全が確保されないと判断したのではないだろうか。中国が駄目なら別の国で作る事は不可能ではない。日本が中国を責め立てて関係を損ねる必要はないだろう。
5月5日 長野聖火リレーの真実
長野で行われた聖火リレーの直後は中国人が怪我をしたというニュースしかテレビでは見なかったが、日本人も何人かが怪我をされたようである事がインターネットを通じてわかった。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080504/plc0805042153007-n1.htm
警官が中国人に殴られたという記述もある。警官が殴られれば公務執行妨害となって逮捕となるのだが、逮捕された中国人は無いようだから程度問題なのか、あるいは警察か政府の方針という事なのだろう。その状況からは、もし警察官が中国人を逮捕すれば中国人が暴徒化するというのを防ぐねらいがあったのかもしれない。それが政府の方針であったのなら、今でも拘留されている人がいるかもしれない状況の中で、ずいぶんと不公平な扱いである。福田首相からは聖火リレーに万全を期すようにとの指示があったようだから、多少の暴行は見逃して、来日する胡錦濤氏への配慮をしたかったのかもしれない。しかし、そうだったとしたら、それは良い成果を生まないだろうと考える。
長野聖火リレーでは子供の姿が少なかったが、それは多くの大きい中国旗を恐れて見に行けなかったようだ。またオーストラリアなどでの中国人とのトラブル情報から幼稚園などでは参加しないよう言われていたようだ。私自身、多くの中国旗を見た時は身の危険を感じずにはいられなかった。しかし、沿道に配置される警察官の数を見て少しは安心でき、注意を払って参加していた。チベット国旗を持つ女性も中国旗に囲まれて怖かったと話していた。私自身、暴行を受ける事は無かったが、中国人の誘いに乗らなかったのがよかったのだろうと思う。私は暴行を想定して、ビデオカメラとデジタルカメラを持っていた。暴行を受けたら相手を撮影して告訴しようと考えていた。しかし、中国人が密集する場所を避けた事もあって、問題は無かった。
これら中国人留学生を見ていると40年前の学生運動を思い出す。私自身学生運動に参加した事はないがテレビでみるデモの様子は今の中国人留学生よりずっと過激だった。そこまでの過激さを現在の中国人留学生に見る事はなかったが、当時の学生運動にそっくりである。民族が違っても同じ人間なのだと思った。現在の日本ではそういうデモを見る事はない。40年前の日本と現在の中国は時代背景が似ているのかもしれないと思った。浅間山荘事件などの一連の事件に至った理由は未だによく理解できない。我々は中国がそういう方向に進む事が無いように努力しなければならない。
色々な事実を総合してみると靖国問題の本質が見えてきたような気がした。戦犯を祭るという形式的な是非は色々な意見があるだろうが、靖国神社に参拝する人々のほとんどには戦争をしようなどという意思が無いというのは事実だろうが、中国が形式の部分についてあれほど過激になるのは何故なのだろうか。我々は中国で報道される事実とは異なる報道とは別に中国の首脳は真実の情報を知っていると思っていた。しかし、そうではないかもと思った。中国の首脳は情報統制の指示を出しているが、情報の1つ1つについてどういう対応をするかを指示してないだろう。もし、そんな指示をしているとしたら中国の首脳はいくつ体があっても足りないはずである。そうなると情報を統括する部署が実際の情報を知り選別しているが、真実は首脳には伝わってないという事になる。結果、中国の首脳はテレビのニュースなどの情報や政治家などが特権的に得られる少ない海外の情報から政治判断をするという実態が見えてくる。自らが統制した情報に自らが踊らされるという事になっているのである。これで間違った判断をしないというほうが難しい。加えて、中国では自分で考えるという教育がされてない。私が若い頃は自分はいつも自分の意思で行動していると思っていたが、多くの人間は小さい時に受けた教育から自分自身で脱却できないという事を知った。幼い頃の環境は数十年経過した後もほとんどの人間で、例えどんなに環境が変わろうとも信念として刻み込まれているという事実がわかったのである。そうなると現在の自分自身の判断が正しいのかどうかさえも疑わしくなってくる。常に自分自身の行動が正しいのかどうかを自分自身でチェックする必要がある。その為には真実を知る必要がある。現在の事実、過去の失敗から常に自分を見つめなければならない。
中国人には自分で考えて正しい事を判断するという教育がされてないだろう。画一的な教育で常に政府が正しいと教えられ、それに逆らう人間は排除される。現在、中国ではまた民主運動の活動家らが逮捕されているという。自らが統制した間違った情報と幼い頃に受けた教育によって今の中国が動いているのである。中国の首脳が受けた教育とはどんなものだろうか。中国の首脳は高齢だろうから、当然、戦中派だろう。そうなると受けた教育というよりも日本への憎しみの中で育ったというのが正しいだろう。彼らには幼い頃の記憶と戦争で戦った記憶が深く刻み込まれ、そこから生まれる政治判断が現在の中国を動かしているのだろう。多くの日本人が指摘するように戦争中の日本と現在の中国は資本主義と共産主義という違いはあるものの、社会の体質はまったく同質であり、方向性さえも似通っている。これをどう打開すべきなのかは難しくて結論がでない。正しいのが何なのかを考える教育というのは内政干渉になるから強制できないだろう。連綿と続いてきた画一的な教育は今後も続けられ、終わりをみない。間違った情報が流され、間違った判断を生む。どう対処すべきなのかはわからないが、何かをすべきだろうというのは疑いの余地が無い。
5月4日 田原総一朗氏が中国でテレビ討論
報道が統制されている中国でこのようなテレビ討論が行われるのは初めてという。内容はチベット問題、餃子問題、靖国問題などを討論した。初めのほうで日本国民は北京オリンピックをみんな応援しているみたいな事実と異なる発言があったが、そうでも言わないと中国では放送が難しいのかもしれない。実際のところ日本人の総意は北京オリンピックが成功して欲しいと思っている事は間違いがないだろう。しかし、北京オリンピックを応援するにはチベット人権問題をこのままにして応援はできないというのも日本人の70%以上が考えている事である。日本人の討論は少し日本人を代表してないような感じがするが、それも中国でのテレビ討論というのを意識しているからなのだろうと推測する。中国人の論調はと言えばやっぱりかと思う内容でさしたる意味は感じられなかった。結局のところ討論の内容はまったく噛み合ってなかった。それが何故かと言えば中国では反政府発言をしたら刑務所行きなので言いたくても言えないというジレンマもありそうである。テレビに出て発言する人は自ずから中国政府の代弁者となるのである。それと、事実認識の差が大きいという事もあるだろう。日本の報道の内容が全て正しいとは思わないが中国の歪曲された情報よりはより正確だろう。中国政府による教育は中国国民のみならず中国を代表する人々にも浸透しているというのがよくわかった。途中で田原氏がアメリカにも向いてないミサイルの照準が日本に合っていると怒ったが、中国では日本は仮想敵国なのであるから中国としては当然なのだろう。日本人の私には中国でのテレビ討論はそれほど価値のあるものではないが、それを見た中国国民がどう感じるかという事と今後も同様な討論が頻繁に行われ、より深い議論ができるようになり、お互いの理解が深くなれば、今回の討論は成功だったと言えるだろう。
間もなく中国の胡錦濤氏が来日するが結局、何も成果のない会談になるだろう事は間違いない。それでも日本政府は対話を実現したと評価するだろうが、成果がなければ私は会談を評価するつもりはない。中国が国際標準にどれだけ近づく事ができるのか。それが評価の基準になり、北京オリンピックの評価にもなるだろう。
5月3日 北京オリンピック
北京オリンピックのチケットが不足しているそうである。中国では75%が国内向けで、外国向けは少ないとか。日本でもほとんどチケットは手に入らないらしい。行きたくはないので、私にとってはどっちでもいいことである。
何かと問題を指摘されている北京オリンピックだが食材もその1つ。各国の選手団は食材を持ち込んで自前での調理を希望しているが、中国は認めないらしい。先日、テレビを見ていたらオリンピック用の食材は専用の農場で作られているとかで残留農薬の試験をして、市場の野菜は残留農薬ありだが、オリンピック専用農場の野菜は残留農薬が無いとしていた。という事はオリンピックを見に来た外国人は選手用の専用農場の食材を食べられないだろうから、残留農薬有りの食事をするって事?市場の野菜は北京市民が食べているから大丈夫という事でしょうか。まあ中国基準なら妥当なところかもね。
インターネットを見ていたら、中国で日本人とわかると食べ物に唾を吐いてから出すのは珍しくないという記述を見た。ちょっと信じがたい内容だが反日感情の高く、モラルの低い中国ではあっても不思議じゃないと思った。聖火リレーの応援などを見ていれば中国人の自己中心的な行動は私の中では立証済みで、十分に考えられる事である。例え政府が否定しても末端までには浸透しないだろうから、それをさせないのは無理だろう。防衛策としてはあらかじめ密封された食べ物を買って食べるか、チベット人とかの店へ行って食事をするしかないだろう。
聖火リレーに行ってから、最近、よくチベット関連のニュースをインターネットから見るのだが、チベットはニュース以上にすごい事になっているらしい。その情報が正確かどうかはあなた自身が判断する必要があるが、少なくとも中国政府の発表よりは信憑性があるだろう。以下を見てもらいたい。
http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/
北京オリンピックを見に行かれるかたや旅行に行かれるかたに注意しておきたい事がある。日本の警察は中国人を守るが、中国の警察は日本人を守らないという事である。それは日本大使館事件で実証済みなのである。よもやオリンピック会場ではそれは起きないと思いたいが、75%が中国人という多勢に無勢では対処が難しい場面も出てくるだろうと推測する。中国人が暴徒化したら手がつけられなくなる。オリンピック会場を出たら頼れるのは自分しかいないと思ったほうがいい。中国では反政府的な言動は違法だからチベット国旗を持っているだけで逮捕という事になる。場合によっては死刑という事もあり得る。長野聖火リレーで振ったチベット国旗がカバンに入ったままになっていて、そのまま中国に行ってしまったという事だってあり得る。日本の感覚で会話をしてはいけない。中国に行ったら兎に角しゃべらないのが無難である。やっても無駄かもしれないが、一応、オリンピック中に北京を訪れる外国人には中国の法律は適用されないという合意をさせておくのが各国の義務ではないかと思う。中国というのはあり得ない国なのだから。
5月2日 ガソリン値上げ
今日、いつも行くガソリンスタンドの前を通ったら32円上がっていた。ちょっと上げすぎじゃないの?下げる時はなかなか下がらなかったが上げるのは早い。平均的なガソリンスタンドは儲かっているだろうという推測ができる。政府はガソリンの損失補填を検討しているようだが必要ないのではないだろうか。
人権無視の自民党
先週、行われた長野聖火リレーでは何人かが逮捕された。日本では聖火リレーの妨害はないのかもと思っていただけに勇気ある人が妨害をしてくれたので良かった。何も妨害行為が無いようではアピールとしては弱すぎる。その内の1人は台湾国籍との事だったが実はチベットから亡命してきた人だったそうである。聖火リレーの妨害はしたものの大怪我をさせたようでは無いだろう。しかし、そのチベット人は拘留の延長がされ、明日で1週間になろうとしている今も未だに釈放されないという。私は詳しくは知らないが、もし、喧嘩で拘留されたならせいぜい1日か2日程度ではないだろうか。彼はどんな悪事を働いたのだろうか。長い拘留は適切ではないように思われる。台湾では長い拘留に抗議してデモが行われたという。尤もな事である。自民党は何をしているのか。日本各地で警察のでっち上げの取調べで冤罪事件が多発している。取調べをした警察官は犯罪行為をしたにもかかわらず何の処罰も受けてないようである。これではまた冤罪事件が発生してしまう。警察を見張る公安委員は機能してない。いったい誰が日本の人権を守るのだろうか。政治家の出番だろう。私が首相なら、それらを徹底的に調査し政治的に解決し、良い方向へ向けられるだろう。自民党は自由民主党というが、まったく民主の立場に欠けている。自由奔放党だろう。おまけに官僚の利権を守る党では価値が無い。
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