8月31日 警察が犯罪者を奨励?
先日、ストーカー行為の上、女性を拳銃で射殺し、自分も自殺したとみられる警察官に通常の1.5倍の退職金が支払われるそうである。1.5倍というのは職務中の殉職扱いという事だろうが、犯罪者にそういう規定を適用するのはおかしい。警察官が犯罪を犯せば懲戒免職で退職金も無いのでは無いだろうか。退職金がそれまでの職務に対して支払われる対価という事を考えれば、例え警察官が犯罪を犯したとしても、もしかしたら退職金を支払うのは妥当かもしれない。しかし、1.5倍を支払うというのは有り得ないだろう。警察官が犯罪を犯す事により警察は被害を受けているので、その被害請求として、退職金で相殺するという考えは有り得ると思う。犯罪を犯した警察官の退職金の減額、あるいは支給しないというのは妥当である。例え現在の規定が1.5倍の退職金を支払う事になっていたとしたら、それは誤りなのだから、規定を無視してでも支払わないというのは妥当である。退職金の支払いを延期して、規定を変更し、退職金を支払わないという事だって可能だろう。法律は常に正しいとは限らない。法律に従う事が正しい人間のありかたではない。正しい人間のありかたの上に法律が存在しているのである。ゆえに法律が間違っていれば、正さなければならない。警察が1.5倍の退職金を支払うなら警察のありかたが問われ、存在意義が問われる重要な問題である。
8月29日 日本は軍国主義?
防衛省人事で対立した小池大臣と守屋次官が共に退任となったが、4日の差で守屋次官が小池大臣を送る形となった。軍の人間が政府に影響を及ぼしたという点において戦前の日本に酷似していると思う。戦前の日本は軍が次第に政府への影響力を拡大していって戦争へと突入していった。守屋氏がどういう考えを持っているかにかかわらず、守屋氏は軍国主義の先鋒という見方は大きく外れてないだろう。後任にはどちらの意見でも無い防衛省の人間を任命したという事だが、防衛省の人間を後任にしたという点において守屋氏の影響力は継承されたと見るべきだろう。そうなると戦前の政府が軍の意向を無視できなかったように安倍首相もまた軍国主義への傾倒を阻止できなかった首相という事になるだろう。この事は今後の日本にとって非常に重要である。安倍首相は官僚が意見を言えば何らかの影響力を及ぼせるという事実を確率させた。日本の防衛は守る為だけの装備が認められ、他国に攻撃を仕掛けるような空母は日本は持って無い。しかし、それで大丈夫なのだろうか。北朝鮮は核を廃棄するとしても、実際には核を隠し持ち、裏では核開発を続けるだろう。日本はミサイル防衛を配備しつつあるが、核弾頭ミサイルを100%向かえ打つ事はできない。聞くところによると80%とも50%とも聞く。そうなると有事の際にはミサイルの発射基地を叩く必要があるが空母を持たない日本はそれができない。むろんアメリカや他の国が日本を守ろうとはするだろうが他力本願は本来の姿ではなく、対応も遅れるだろう。30分とかごく短時間で日本に到達するミサイルに対しては迅速な対応が不可欠である。1時間の遅れは数十万人の生命に匹敵する。もし、現在のような情況で日本が空母を持ったらどうなるか。防衛省は北朝鮮の恐怖を過大に宣伝して戦前の日本のように自ら戦争に突入するような事態に発展しかねない。日本にとって空母は両刃の剣となってしまう。空母が必要なのに空母を持てない。これは大きなジレンマである。守屋次官は日本にジレンマの要因を作ってしまった。現在の日本は選挙による民主主義で国民主権という事になっているが実際は違う。官僚が大きな影響力を持ち支配している。政府はそれに逆らえない。それは防衛省だけでは無い。社保庁がいい例だし、高給を是正できない事も官僚が高い給与や住宅手当を手放そうとしないからであり、もし、給与の引き下げという事になれば政府は官僚に逆らえないので出来ない。安倍首相率いる自民党ではこれを打破する事はできないだろう。そうなると、日本を変えられるのは民主党しかない訳だが、民主党の政策は現実離れしているようで心元無い。このまま旧態依然とした日本に甘んじるのか、未知の世界へ踏み出すべきか。悩みは尽きない。1つ言える事はいずれ変わらなければならないのなら、早く踏み出すほうが得策かもしれない。
8月12日 朝青龍うつ病?
朝青龍が骨折で巡業を休んでいる間にモンゴルに帰ってサッカーの行事に参加して激しい運動をしている映像が流れ、朝青龍に2場所の出場停止の処分となった。朝青龍がうつ病ならモンゴルに帰って治療した方がいいのではと思ったが精神科医の話では3日でうつ病にはならないという。それもそうだ。そうなると単に朝青龍のわがままという事になる。仮に病気という判断となればモンゴルに帰るという事にもなるだろうが、そうなれば半年以上の病気療養という事は避けられないだろう。普通に考えれば朝青龍の謝罪があってしかるべきなのだが、それが無いという事は朝青龍は反省してないという事?本来は帰国の際は申し出る事になってるそうだが、朝青龍は無断で帰国していたようだ。これまでにも何回かそういう報道を耳にする。横綱の問題行動で引退をよぎなくされた横綱は多いが朝青龍もそうなりそうな気配である。
この件に関してモンゴルの人は怒っているそうで、処分が重過ぎるとか、朝青龍よりの見解を持っていて、大統領も怒っていて外交問題にしそうな雰囲気である。モンゴルには情報が伝わってないのかと思ったら、日本在住のモンゴル人も同様なようで、モンゴル人には世界の常識が通用しないようである。わざわざモンゴル人の為の説明は必要無いとは思うが外交問題に発展する前にもみ消すのも政府の役割だろう。モンゴル人にも納得してもらるようにシュミレーションした上で記者会見なりを実施すべきだろう。それには前例や他のスポーツの例を引用する事も必要だろう。
8月4日 橋崩落
アメリカミネソタ州ミネアポリスで1日午後6時5分、ミシシッピ川にかかる高速道路の橋が崩落した。橋の近くに設置されたカメラは異常な橋の崩落を捕らえていた。地震で橋が壊れたというなら、まだ、わかるが、渋滞で多数の車が停車していたわけでも無いのに崩れるというのは、あまり例が無い。韓国だったかのデパートは欠陥の為に自然に崩れたというのがあったが普通は無い。異常なのは橋全体がそのまま落ちて行った事。私は専門家ではないので詳しくはわからないが、橋の一部が壊れたのなら、その部分だけ落ちて、他は崩れないと思う。それが、橋全体が一斉に落ちて行った。柏崎の原子力発電所は設計値の2倍の揺れだったというが、建物には致命的な損傷は無いように見える。建物は設計値の5倍とか10倍とかの安全率で設計されていると聞く。だから設計値の2倍の地震でも耐えられたと思う。それがこの橋は橋の一部が壊れた事が引き金となって、橋全体が崩れたのである。設計上の安全率が2以下のごく低い値だったろう事が容易に推測できる。
8月3日 1円領収書
参院選で自民が大敗して、安倍首相の責任問題と対応がクローズアップされている。今まで5万円以上の領収書と言っていたものが1円からとかの議論が盛んである。今さらと思う。呆れたのは領収書の1円以上を義務化するのは現実的に無理という主張。無理な事を税務署は民間にさせているのかという思いである。慶弔費などの領収書が無いのはどうするのかという議論もある。税務署に聞けばと言いたくなる。元々、面識の無い人に慶弔電報などを出すのは政治活動として疑問で、この際、廃止するのが妥当ではないかと思う。こういう現実離れした社会に疎い政治家の議論を聞いていると、これでいいのかという思いはますます強くなる。自民の考えが現実離れしているので、逆に民主党の言う、天下りなどの無駄を無くせば13兆とも15兆円とも言う節税が出来るというのも現実味を帯びてくる。通常なら民主党の案は空論のように思えるのだが、もしかしたら民主党のほうが正常なのかもと思い始めた。参議院での与野党逆転によって11月の特措法の延長が成立しなくなり、自衛隊の給油などの援助ができなくなるという重大問題があるが、アメリカでの従軍慰安婦決議もあったし、グアム移転費の不透明な支出を考えれば、日米安保は重要だがアメリカとは一定の距離を取った方がいいように思う。私は特措法延長されなくてもいいと思う。そうなればついでに民主党に与党になってもらうのも悪くはない。私は民主党の政策の多くに賛成ではないが、にっちもさっちも行かない自民党よりは財政の建て直しができるかもしれない民主党の方に歩がありそうである。官僚に抵抗できない自民党では到底、天下り前面禁止にはできない。
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