9月30日 不良債権買取法案否決

アメリカ政府が提出していたサブプライムローン問題の不良債権買取法案を議会が否決し、株価は一気に下落した。否決の原因は選挙を控え、金持ちを救済する法案に否定的な国民を意識してのようだ。気持ちはわかるが、銀行が破綻すると会社が倒産し、困るのは働いている国民という事になる。それにしても有権者の気持ちがダイレクトに議会に反映されるアメリカがうらやましい。まだ過去の日本に比べれば早い対応だから、今回の法案が通らなくても、いずれ状況が悪化すれば、やらざるを得なくなるだろうから、そんなに心配する事もないだろう。
日本に続いてアメリカもつまずいたわけで、過去にも似たような歴史を繰り返している。つい先日までは140ドルを突破した原油価格も今は100ドル前後になってきた。価格下落の原因はアメリカ政府の規制の影響もあるだろうが、いかに買占められていたかが如実に現れた結果だろう。当面のサブプライムローンの対応は重要だが、そろそろこれらの根本的な原因究明と対策をするべき時期だろう。サブプライムローンの原因は何と言っても住宅の供給過剰にあるだろう。それ以前には住宅価格の高騰があり、おそらく値上がり目的の住宅購入が多くあっただろうと推測する。それが要因となり、少しの住宅価格下落が大量の売りを招き大暴落につながったのである。原油価格の高騰は実需の無い買いが招いたのだろう。どちらの場合もより大きな利益を求める投資資金が招いた結果と言える。これら投資の規制が安定的な経済に不可欠なのは明らかだ。日本は何かと言うと常任理事国入りだとか騒ぐけれど、世界に認められたリーダーシップを発揮した事が無い。それでは常任理事国を望んでも無理だ。常任理事国入りをアピールするよりも日本が世界をリードするようになれば、自ずから常任理事国でなくとも一目置かれる存在になる事は明らかである。今こそ投資規制を各国で検討し、実施するようアピールする良い機会ではないだろうか。


9月28日 内閣支持率

麻生内閣の支持率が50%前後と低調だそうで、早期解散をするべきかどうか揺れているという。しかし、1年後に麻生政権が実績を出して現在よりも高い支持率を維持できるかというと、それは非常に難しいだろうと思う。1年では評価できるだけの材料は無いだろう。過去には20%台の支持率でも自民党が勝利してきたという過去がある。対抗する民主党にも日本国民を引き付けるだけの政策が無いからだ。郵政民営化選挙では国民は民営化を支持しているのに民主党は郵政民営化に反対の立場を取っている。国民は現在でも郵政民営化を支持しているだろうから、民主党には投票したくないだろう。民主党が政権を取りたいなら民主党の政治家は自分の考えを捨てて国民の意に沿った政治を目指さなければならないのに民主党にはそれが出来ない。それが民主党が万年野党である由縁なのである。しかし、自民党の中にも道路族を中心に改革の流れに逆行する勢力があり、これが自民党の支持率を低下させている。次の選挙でどちらが勝つかは混沌としている。麻生首相が打ち出す経済政策には誰もが期待しているが、それが従来の箱物行政だったら支持率アップどころか敗因の原因になりかねない。


9月27日 メラミン

中国の牛乳にメラミンが混入され被害は海外に広く広がり、日本の1部の商品にも波及した。毒性は低いとは言うものの中国では数人の乳児が死亡したというから被害は深刻である。日本なら死刑にはならないだろうが中国では死刑になるかも。はたしてメラミンの混入で死亡するというのを知っていたのかどうか。それにしても相当なリスクを犯してまで利益を追求しようとする中国人には世界に類をみない人間の特性があるように思われる。こうなると日頃、形さえあれば不良品であろうとも売ってしまえという中国の現実を見ているだけに、それが食品でなくても中国製というだけで相当な注意をはらう必要がありそうである。
日本では三笠フーズによる事故米を普通の米として売っていた問題で、事故米とならずに流通した米が本当に安全なのかという疑問もある。米がどういう形で輸入されるかというと、袋に入って輸入されるように思われる。それで、検査は当然、抜き取り検査だから、たくさんの袋のいくつかから抜き取って検査するはずである。米の生産農家はそれほど大規模ではないだろうから、袋ごとの品質のばらつきは大きいだろう事が予想される。それでたまたま検査した袋が農薬の濃度が高かったりカビが生えていたりする事があるだろう。そう考えると、検査合格となった米を再度、検査すれば同じ確立で不合格の米が出てくる可能性がある。これは私の考えすぎだろうか。もし、これが正しいとすれば輸入され不合格となった米と合格となり食用になった米とは大差ないという事になる。米の毒性は非常に低く、健康には何ら影響がないという事はせめてもの救いであるが、輸入され不合格となる確率の高い食品は、合格となっても注意を要するという事になるだろう。この事実は単に合格したから安全というだけでなく検査の妥当性を法的に再点検する必要があるだろう。
ところでメラミンが入った製品は回収されて全て廃棄されるのだろうか。餃子と同じように、また市場に出回ったりして。中国では通常あり得ない事が起こるので乳製品が回収されたからといって安心はできない。それと世界中に中国の乳製品が輸出されて、各国で当面、輸入禁止になったりしているのだが、日本では丸大食品しか輸入してなかったようだ。これって少なすぎないでしょうか。もっと輸入されていると思うのですが。何かからくりがあるような気がする。


9月24日 自民党総裁選

麻生氏が圧倒的な得票で勝利した自民党の総裁選。上げ潮派と言われる麻生氏なので景気が良くなると期待する人には朗報だろう。しかし、どんな景気刺激策があるというのか。一説には毎年3%の減少をしてきた公共事業を見直すとか。しかし、それでは景気刺激の実効がない。例え公共事業費を大幅に増やしたとしても同じ事である。そうなると総理大臣が交代した事により何が変わるのか。何も変わらない。唯一、変わったかもしれない点は政権交代による一時的な内閣支持率の上昇と公共事業費増加による赤字国債の増大である。それなら福田首相を辞めさせる必要はなかっただろう。総理大臣交代によりニュースのネタには事欠かなかったが、代わり映えのしない政策では意味がない。


9月22日 朝青龍4敗

既に3敗している朝青龍は今日、負ければ休場か引退かという大事な場面。安馬にはこのところ負け無しだった。立ち上がり朝青龍は顔を右にそむけて安馬を見てなかった。安馬は右に飛ぶと朝青龍のまわしの後ろをつかみ、朝青龍は後ろを向いてしまった。あっけない勝負だった。いつもの朝青龍の気迫が感じられない。負けた朝青龍は土俵下に座り込んで名残惜しそうにどこを見るでもなく土俵の先を見つめていた。いつに無い事である。


9月20日 自動車保険

自動車の任意保険を継続手続きをする時期が近づいた。以前、インターネットで見積もりした中で安いのを選んだのだが今年は2千円ほど高くなるようである。以前、インターネットで見積もりした他の保険会社からもメールが届いていた。三井XXというところのは現在より安かった。しかし、ログインできない。ログインするには生年月日を入れる必要があった。生年月日は銀行で本人確認に使用されるなど非常に重要なものだ。それで、私は普通は正しい生年月日を使用するのは実際にある銀行口座などの場合のみで、インターネットで普通に生年月日を要求された場合は漏れた場合や悪用されない為、違った生年月日を使用するのである。だから今回も正しい生年月日を入れてもログインできないのである。それで電話をかけて内容を聞いてみる事にした。すると本人確認として住所や電話番号を聞かれた。以前の見積もり番号だけではだめだった。それは必要のないはずでとても異常な事だろう。見積もりは特定の人には安くするけれど、それ以外には高いというものではないだろうし、住所や生年月日を契約するかどかもわからない段階で聞き出そうとするのは変である。その会社は安心できそうな名前だったが明らかに対応がおかしかった。結局、その段階でそれを検討するのはあきらめた。


9月19日 日銀短期OP

日銀はサブプライムローンにからんでアメリカや欧州などの中央銀行と連携して総額11兆円を供給した。経済に詳しくない私には何の事かさっぱりわからない。テレビで解説していたので見ていると、日本にも欧州やアメリカの銀行の支店があり、サブプライムローンで銀行間での借金ができなくなっているのを日銀が資金を供給する事により信用不安を解消するとの事だった。テレビの解説はそこまでで、やっぱり私には意味不明。しかし、自分なりに考えてみると、はっきりと報道はしなかったがアメリカや欧州の銀行に日銀が総額11兆円のお金を貸したという事だろう。はたしてそれは正しいのか。報道によると日本の銀行はサブプライムローンの被害は大きくないという。アメリカや欧州の銀行が破綻したら11兆円はどうなるのか。当然、回収できなくなる。日銀がアメリカや欧州の銀行に資金を提供するには常識的に考えてつぶれないという確信が必要である。という事はアメリカや欧州の銀行はいずれ公的資金投入により救済されるという前提が必要である。もし、それなしに日銀が資金を貸したなら、日銀は間違った操作をした事になる。素人の私の想像が正しいかどうかは分からないが、もし、つぶれないという前提なら、そういう情報を日銀が漏らしたという事になるし、そうでなければ日銀は日本にとって、あまり意味のない資金を供給した事になる。いずれにしても日銀の11兆円の資金供給は間違っていたという事になるのではないだろうか。


9月11日 大相撲

不祥事にもかかわらずそのまま理事長の椅子に座り続けるのかと思われたが辞任との事で決着。しかし、理事長は辞任したものの理事の待遇はそのままというのはちょっと甘いんじゃないでしょうか。それに比較して尿検査で大麻吸引が判明した露鵬と白露山が解雇というのは意外だった。しかし、ドーピングとは異なり、麻薬は違法な物だからそれも妥当性がありそうである。それで新しく就任した武蔵川新理事長は色々な意見を言った。
武蔵川新理事長は朝青龍の髷をほどいた写真集が気にくわなかったようだが、それをとがめるのは人権侵害だろう。もし、そういう個人の活動を禁止したいなら、規約とか契約書であらかじめ明示しておくべきだ。そういう事をしない相撲協会の体質が相撲の騒動の一因である事は間違いない。また毎場所ごとにモンゴルに帰る朝青龍も批判したが、それこそ軟禁とも受け取られかねない行為で、暴力で弟子を納得させようという相撲部屋の悪い体質が見えてくる。海外から来ている力士にとっては帰りたい気持ちは当然の事で、朝青龍のように奥さんと不仲のような状態では離婚を助長しかねない。海外への帰郷については通常より長めの帰国を認めるような人間的な配慮は必要だろう。朝青龍は日頃の稽古はさぼりがちなようで稽古などをさぼる事も批判している。場所中でなければ問題無いとする意見もあるだろうが、力士が給料をもらっている点からすれば場所中でなくても稽古などを仕事とみるのは無理ではないだろう。しかし、これも限度がある。いつが個人の休みで仕事としての時間が何なのかははっきりさせておく必要がある。


9月9日 食品偽装

三笠フーズが事故米と言われる、海外からの輸入米の農薬やカビの検出された、本来、食品以外にしか利用が認められない米を食品の米として販売していた。一向に減らない食品偽装。その原因はどこにあるのだろうか。食品偽装を監視、調査する職員は2千人いるというが、強制調査の権限がなく、通報があっても調べられないという。また食品偽装が判明しても罰則規定がないという。査察は96回もされていたというが抜き打ちではなかった為、その時だけ対処していたようだ。査察の税金の無駄使いだ。これでは食品偽装を自民党が奨励しているとしか思えない。自民党は常に製造者側の立場に立って政策を決める。だからそうなるのだろう。しかし、それが本当にメーカーの為なのかは疑問に思う。高品質を売りにする日本製品だが実際は騙しばかり。これでは日本ブランドが傷付くばかりだ。自民党は目先の事しか考えない党である。それが日本の経済をダメにしている。


9月7日 自民党総裁選

福田首相の辞任で自民党の総裁選挙が行われ、新しい総理大臣が誕生する。マスコミは安倍元首相に続く政権投げ出しと言っているが、安倍元首相は健康上の理由から辞任せざるを得なかったわけで自ら放棄したわけではないし、福田首相は内閣改造はしたものの一向に内閣支持率が上がらなかったのだから、国民の意に沿った辞任だったというほうが正しいだろう。但し、福田首相が就任して約1年では結果を出すにはあまりにも短期間であり、もっと継続して仕事をすればという考えはあるだろう。しかし、国民の目は冷ややかでそれを望まなかったのだから辞任は自然な流れである。自民党の歴代の首相を見れば国民に不人気で支持率が低いのに居座り続けるのと辞任するのとどちらがいいのかは一概には言えないが不人気な政権が長く留まるのは好ましくない。マスコミ各社が政権の投げ出しという誘導報道をするようでは戦中の嘘ばかりの記事を書いているのと同じで日本の危うさを感じる。マスコミは事実のみを正確に伝える事に徹するべきである。誘導報道によって日本の将来が間違った方向に進むだろう事は疑いの余地が無い。
次の首相が誰がいいのかを考えてみるに女性首相とか石原氏のような改革派の非常に若い首相だったら、自民党が大きく勝つ可能性もあるかもしれない。但し、それは大きな賭けで実際にどうなるのかはわからない。小泉元首相での自民党が大勝したように、明らかに国民は改革を望んでいるのだが、民主党は郵政民営化に反対だったり、今ひとつ政策に筋が無いところが民主党が政権を取れない理由なのだろう。投票する側からみても、自民党と民主党のどちらにするかは迷うところがある。その大きな理由は政党が1つの政策でまとまっているわけではない事にある。自民党は改革のそぶりを見せながらも道路特定財源を据え置き無駄な道路を作り続けようとするし、民主党の中にも地方の道路建設を促進させようとする勢力が少なからずある。これではどっちの政党を選んだらいいのか迷ってしまい、雰囲気で選ぶようになってしまう。政策ごとに党を分けて欲しいというのが投票する立場からの切実な願いである。2大政党制などというのは日本の現実からは程遠い。自民党、民主党の枠を超えて政策の近い人が集まって党をつくるべきである。あるいは人を選ぶ選挙をやめて、政策ごとに投票を行いその結果によって政策を実行するほうがいいだろう。


9月4日 ADSL変更

ADSLを変更した。乗換えの説明がほとんどなく、やきもきした。申し込んで3日後に現在、ADSL利用中なので、すぐに利用できませんというメールがあった。月末には利用停止する申請は申し込む10日前に既にしてある。さらに3日後に利用開始のメールが来ていたが、それは新しく入るプロバイダなので毎日、チェックしているわけではない。申し込んだ時の連絡用のメルアドには何も通知がなかったので、気がつかなかった。それに気がついたのは2日後。しかも使えるようになるのは利用停止になってから12日後となっていた。あわてて電話して説明すると短くしてくれるという。直ぐには日程が出ないようで、じれったい。そのメールには利用停止の7日前なら同日乗換えも可能と書いてあった。それなら申し込む時には既にわかっていたのに。手際の悪いプロバイダである。利用停止予定日の翌日もそれまでのADSLは使えたので、ほっとしていたら翌日には使えなくなっていた。がっかりである。でも、利用開始日はかなり早まって停止予定日から5日後になった。実際にはモデムが前日に届いてすぐに使えたので実際にADSLが使えなかったのは2日半くらいである。聞くところによるとADSLの工事はNTTがするそうである。それで利用停止してすぐに工事を依頼するとトラブルになるそうである。意味不明である。どうせNTTが工事するならいつ撤去して、いつ取り付けするのかはわかっているはずである。それがわからないという事はまったくの手作業で行き当たりばったりに仕事をしていて何も管理してないという事である。IT国家を目指すなどと言うならこういう問題を最初に解決して欲しいものだ。日本経済の低迷はこういうところにも原因があるのだろう。NTTは民間にはなったが未だに親方日の丸のお役所仕事だ。指定日に作業するのは無理としても1週間くらいの幅があれば問題は無いだろうし、乗換え前提の利用停止であれば利用停止予定日から10日くらいの間の工事期間中は無料で使えるくらいの配慮はプロバイダ側にも欲しいものだ。まだインターネットをあまり利用しない人もいるだろうが既にADSLは深く根付いている。長期間、ADSLが使えない状態を容認するべきではないだろう。

ADSLモデムが届いて取り付けると何も設定しないのに何故かADSLは使えるようになっていた。ちょっと不安。でも後から設定を見るとちゃんと設定されているようだ。あらかじめ設定されていたのか、自動的に設定されたのかは不明である。簡単なのはいいことである。しかし、問題が生じた。IP電話付のモデムだったのだがスプリッターは内臓されているようで電話回線から直接モデムに接続するようになっている。そしてモデムに電話を繋ぐようになっている。それで普通に電話をするとIP電話になってしまう。NTT回線を使うには0を4個つけるとある。しかもIP電話からは110番などの緊急電話がかけられない。私には理解できるが家族は理解して使えないだろう。あわてている緊急時にそんな事を思い出すかどうかわからない。危険である。それでモデムと電話をブランチで接続してみた。通常はどちらも使えるが受話器を取るとモデムがエラーになった。色々と考えてスプリッターを付けてみた。今度は受話器を取ってもエラーにならない。しかし、以前のあまりのスプリッターを余計に取り付けたのでADSLの速度が半分くらいになってしまった。それとNTTには接続できないみたい。スプリッターを入れたのが原因だろうか。また思案して、まず、モデムとスプリッターをブランチで取り付け、電話機をスプリッターに接続すると、その電話はNTTに接続され、モデムに接続した電話はIP電話としてもNTTの電話としても使えるようになった。また説明が無かったがIP電話として使う電話はNTTのトーンとパルスの設定に合わせる事が必要だったようだ。このモデムは接続する電話がIP電話のみとなっており、そのままでは緊急電話が使えない事から非常に問題のあるモデムで欠陥であるように思われる。


9月3日 アルツハイマー病の予防

テレビでアルツハイマー病の予防方法を放送していたのでまとめておく。アルツハイマー病は加齢によりβタンパクが脳の中に蓄積して、脳細胞を破壊する事により発生する。βタンパクが脳の中に蓄積して発病するまでの期間はおよそ20年である。βタンパクは通常、分解酵素により分解されて無害になるが加齢により分解酵素が働かなくなる。アルツハイマー病の予防としては以下の3つがある。
1.有酸素運動 20分の運動を週2回以上行う事で運動をしない人より2.6倍防げる。
2.会話 会話をする事により脳が活性化され8.2倍の効果がある。
3.高血圧(2.0倍)、高コレステロール(1.9倍)、肥満(2.1)の防止により総合して6.2倍の効果がある。
これらにより脳が萎縮しても普通と変わらない状態を維持できる。アルツハイマー病になると怒りやすくなったり、妄想などの周辺症状が現れるが漢方薬の抑肝散(よくかんさん)の処方により周辺症状を抑える事ができる。


9月1日 福田首相辞任

夜9時半頃にテレビを見ていたら臨時ニュースのテロップが入った。「福田首相辞任」。ちょっと唐突だったが遂に来たかという感じである。その内に番組を中断して首相官邸の中継になった。他のテレビ局も一斉に首相官邸中継に切り替わっていた。こんな事は9.11テロ以来だろうか。どこも同じなのでコマーシャルの無いNHKにチャンネルを合わせて、しばらく福田首相の会見を見る。やはり、農林大臣の大田氏の事務所費問題が福田首相にとどめを刺したに違いない。福田首相の性格から考えれば、自民党の中で首相辞任の意見が多くなっていたのだろうと推測する。先日、発表した経済対策はどうなるのだろうか。道路建設などの無駄遣いが無かった分だけましと思っていたのだが、福田首相が辞任すると、その反対勢力が首相となる可能性が高い。そうなると無駄な道路建設などの経済対策が追加されてくるにちがいない。一体、次は誰が首相になるのだろうか。たぶん、誰が首相になっても今の自民党を起死回生させる事は難しいだろう。それでも福田首相を辞任させて巻き返しを図ろうとする自民党の戦略は僅差の戦いだろう。むしろ民主党の有利を呼び込んでしまうような気がする。


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