4月30日 JR脱線事故

JR西日本の福知山線で25日(月)9:18頃に起きた脱線事故で本日、死者が107人となった。戦後4番目に大きい事故という。原因についてはスピードの出し過ぎが原因の一因となっているようだ。前の駅でオーバーランして1分30秒遅れた為にそれを取り戻そうとして、制限速度70kmのカーブを108kmで通過した為である。テレビでは日勤教育(にっきんきょういく)というオーバーランした場合に課す再教育があまりに人格無視な内容だというような事が言われている。しかし、それは違うと思う。何故かと言えば、オーバーランによって遅らせた事は運転士のミスかもしれないが、その遅れを取り戻す為の方策を運転士にまかせきりにしたのはまずかった。列車の運転士は23才で11ヶ月の運転歴という。運転士は遅れを取り戻そうとして無理をするのは当然だろうし、それによってどれだけのリスクがあるかを新米の運転士はわかっていただろうか。私は随分前に教習所で車の免許を取ったが、その当時は車を動かせるという程度の知識しかなかったように思う。それから何回か失敗しながら経験を積んだ。幸い、大怪我をするような事故はなかったが、場合によっては大事故になっていたかもしれない。車の運転であればそれは自己責任ですむかもしれないが、列車の運転はそうはいかないだろう。しかし、テレビで見ている限りは列車の運転も車の運転も同様な経緯をたどったように思う。新米の運転士であれば新米であるがゆえのミスは確率的に高いだろう。それを防ぐ手立ては日勤教育のような精神面しかなかったのだろうか。1分30秒遅れたのであれば、それを運転士の技量で出きる限り遅れを取り戻すというところには無理を助長させてしまう。遅れを取り戻すのにもこの区間は何kmの速度で走り、次の駅での停車時間を何秒短くとか、そういったプログラムをあらかじめ用意しておけば無理にスピードを出しすぎる必要もなく、新米の運転士でもスピードの出し過ぎになる事はなかっただろう。今回の事故はJRの管理ミスである。
テレビでは日勤教育の非人道的というようなアピールをしているが、ニュースは部分的な情報を抜き出して報道している事に注意しなければならない。1部でそういう事があり、行き過ぎたものがあったとしても、列車の運転とは何の関係もない草むしりが問題というような捉え方は正しくない。刑罰の中には穴掘りを繰り返しさせると発狂するというような刑があるという。それはそうだろうと私も思えるようになった。しかし、ものは考えようである。私の経験では20代前半の若者は仕事に対する精神が希薄というか、しっかりしたスタンスを持っていないように思う。そういった精神を改善するには仕事に直結した事柄だけでなく草むしりのような奉仕のような作業を通して精神を養う事も重要と思う。ただ、そこで問題なのは草むしりをする人がそういう気持ちになれるかどうかである。奉仕の精神があれば気持ちよく草むしりが出きるが、なければ辛いものになる。一概には言えないが23才という若さに運転をさせるというのも若干の問題はあるように思う。運転士を職人のようにしてたたき上げる時代は終わった。列車の運転に不向きであれば運転をさせない事も必要である。
人間にはミスはつきものであり、それをどう防ぐかが今後の課題だろう。新米が運転すれば暴走するかもしれないが、年配が運転すれば体調不良で事故が起きるかもしれない。運転士が1人ではやはり難しい面がある。そこにはコストの問題が入ってくる。運賃が2倍になってはいくら安全でも利用する人がいなくなってしまう。しかし、最終的には自動運転でそれを運転士が監視するという方向になるだろうと思う。今では技術が進歩したので昔では考えられない事が可能だ。例えば列車には無線があるようなのでそれを利用すればGPSで位置や速度を監視するというのも不可能ではないように思う。今ではGPSはそれほど高価ではない。今回の教訓が生かされて、より事故のない電車になれば今回の事故も無駄ではなかったと言えるかもしれない。今回の107人の死者も交通事故に比べれば、はるかに安全かもしれないという事は事実だろう。


4月29日

今年は長いゴールデンウィークで4月29日から5月8日までの10日間になる。長いけれど5月はあまりこれといった趣向がない。海外とか行ければいいのだがなかなかそうもいかない。今日も引き続き暑い。暑いと思って風呂に入っていたら蚊が飛んでいた。蚊も夏と思って出てきたのだろうか。壁に止まったところをタイミングよく叩き潰した。


4月28日 口内炎

ここのところ何だか口の中が痛い。どうやら口内炎が出来たようである。口内炎は年に何回かできる。口内炎ができるとなおるのに10日くらいかかる。最後の何日かはとても痛いが我慢できないほどでもなく自然になおるので放っておくのが常である。以前、次々に口内炎が出来て1ヶ月くらい、ずっと口内炎だった事がある。あのときはつらかった。まだ初期の段階なのでそれほど痛くはないが次第に痛くなるので先が思いやられる。そこで何時になく薬を使う事を思いついた。早速、薬局に行くと薬がたくさんあって何処にあるのかわからない。そこで店員さんに聞く事にした。いくつか種類があったが口の中に塗るようなのでびっくりした。以前、医者に行った時は錠剤を口の中に入れて、患部に押し当てるというものだったので想像していたのと少し違う。その錠剤はビタミンCのような味で酸っぱくて患部に当てるとヒリヒリした。しかし、それでも良くなおったように思う。それに対して口のなかに塗るというのはどうだろうか。何しろ口の中は唾液で常に濡れているので塗っても貼り付かない。大丈夫なんだろうか。しかし、ここで悩んでも結論は出ないし、¥600くらいだったのでとりあえず購入する事にした。
帰りながら思ったのだが今日は暑い。後でニュースを見たら関東は真夏日だったようで30℃を超えた所もあったようである。夏のようである。先日の4月の暑い日の夕方にコウモリを飛んでいるのを見かけたが、年々早くなっているように思う。温暖化のせいだろうか。恐竜が滅びたように人間も滅びてしまうのだろうか。そんな予感がする。人口が増えたせいで原油の供給不足となり、原油が高騰している。石油の需要は増々増加している。危険でも温暖化を防ぐには当面、原子力に頼るしかないのだろうか。でも原子力も排熱があるから、クリーンではあるかもしれないがある程度の地球温暖化は避けられないかもしれない。そうなると最適なのは太陽電池かもしれない。太陽電池であれば地球に降り注ぐ太陽エネルギーを分散させるだけだから、基本的には地球温暖化にはならない。しかし、太陽電池は高価だからそれを作るのに大量のエネルギーを消費してしまってかえって地球温暖化に拍車をかけるという事にもなりかねない。私にはすぐに結論がでない。
家に帰って、早速、薬を口の中に塗ってみる。一応、塗ってはみたが1度、口を閉じてまた鏡で見ると薬のほとんどは歯茎についていた。これで効果があるのだろうか。疑問に感じながらもそのままそっと口を閉じて口を動かさないようにしている事にした。ちょっとつらい。


4月22日 平島さんが北朝鮮へ

北朝鮮から家族を残し、単身帰国した日本人妻の平島筆子さんが19日、北朝鮮へ向かった。会見では日本に誘拐されたとしているが、そこには北朝鮮の思惑が強く反映しているだろうと推測する。子や孫が北朝鮮に残されている状態では自由に意思決定できるはずがない。複雑な環境の中での決断には同情するしかない。ただ、平島さんが日本に帰国してから、子や孫が破格の待遇で迎えられているという事が伝えられ、それが事実であれば一隅の救いではある。会見の最後に言った万歳の時に泣き崩れた声の調子から受けた感じはそれが手放しで喜んでいるという印象は受けない。その声からは無念の感情と聞こえた。平島さんとその家族が幸せに暮らしていける事を祈るばかりである。


4月20日 郵政民営化

もめにもめている郵政民営化。自民党が2分されている。というかニュースを見ていると反対の方が多いように見える。民主党の岡田代表は自民党の郵政民営化の方向が見えないとなげいているようだが、民主党は例えそれが採択されないとしても民主党の考えを打ち出すべきじゃないかと思う。野党にビジョンが無いのは野党が永久に野党になりさがる由縁だろう。野党に票を入れたくてもどう日本を運営していくのかわからないから票の入れようがない。結局のところ、賛成、反対といっても客観的なメリット、デメリットを示す事のできない政策論議の幼稚さが見えてくるばかりだ。そんな中、郵便局の職員がデモをして自民党の議員全員に郵政民営化反対の要望書を手渡したそうである。郵便局の職員は数が多そうだから、その票をめぐっても自民党議員は無視できないのかもしれない。でも過去の例からすると労働組合の意向は経済に逆行している場合が多いように思う。何故かというと労働組合は自分達の労働が永久に確保され、楽して高額の収入を得るほうに傾くからだろうと思う。そうなると郵便局の職員が郵政民営化に反対するという事は郵政は民営化したほうが正しいという事になる。


4月18日 反日デモ

昨日も中国ではデモが行われ、大規模ではないが破壊活動が行われた。町村外相が訪中し、デモに抗議したというが中国の李外相は補償や謝罪はせず、中国は過去に1度も日本に迷惑をかけた事が無いと発言したという。先日の沖縄への原潜の侵入はなんだったのか。日本に不法入国し、凶悪な犯罪などをもっと真剣に取り組んで欲しいものだ。先週に続いて大規模なデモが行われた事で5月の連休にはさらに大規模なデモが予想できるだろう。複数の死者が出るとは思えないが出ても不思議ではない情勢だ。ゴールデンウィークの中国旅行は危険警戒領域に入った。デモで破壊活動が行われる理由として「国を愛していれば罪はない」という論理があるという。それを逆に当てはめると日本が中国に仕掛けた戦争も罪はないという事になる。それではお互いに紛争が拡大するのみである。中国人は日本人が戦争を好むように理解しているようだが、中国人自身が日本人より好戦的である事に気が付いていない。中国は日本の常任理事国入りに反対するが中国自身が常任理事国にふさわしくないように思える。中国の国連や国際での活動はこれまであまり貢献していない。先週は日本でも中国系の人々に対して嫌がらせや焼身自殺のような事件があったという。心無い行動が増加するのはお互いに良くない。しかし、中国や韓国でのデモが民主的でなく国が推進しているような情況では当分収まりそうもない。日本は対話や何らかの解決策を模索し、国内での中国系住民が不安にならないような報道をして、国内での混乱の自制をするべきだろう。ニュースを見ていると、ただ嫌がらせの事件を伝えるだけではなく、一言、嫌がらせなどを止めるような呼びかけがないのは、日本のメディアにも責任があるだろうと思う。日本のメディアのビジョンの無さに失望する。


4月11日 反日デモ

先週あたりから韓国との竹島の領有権問題を発端とした韓国でのデモをきっかけとして中国で激しいデモが各地で頻発した。ここのところに無い、かつてない激しさである。理由は最初は竹島に協調しているとの報道だったが、その後尖閣諸島や日本の常任理事国入りに反対とも伝えられた。デモを見ているとかつての日本の70年代の学生デモを連想する。かつての日本の学生デモはもっと激しかった。しかし、その目的が何であったのかはよくわからない。色々なスローガンはあったが現実離れしていてピンとこなかった。結局、学生運動の目的は達成されずほとんど徒労に終わった。似たようなデモとしては世界各地で起こった反米デモがあった。あの理由もよくわからなかった。世界各地で頻発した反米デモも今ではニュースで報道される事はない。何故、デモが無くなったのかもよくわからない。中国の反日デモも過去の戦争問題や教科書問題が原因とも伝えられる。結局のところ反日デモの理由もよくわからない。反日デモのニュースを見ていると日本の高度経済成長時代とダブって中国の元気のよさに羨ましささえ感じられる。そうは言っても実際に中国や韓国に在住する日本人や日系の企業にとっては由々しき問題だろう。今のところガラスの破損など比較的軽微なものに留まっているようなので不幸中の幸いというべきか。しかしながら五月連休で韓国や中国へ行く人にとっては何か事故が起こっても自己責任である事は認識するべきだろう。ちょっとしたトラブルでも大惨事に発展しかねない。注意が必要である。
日本政府は中国に対して損害賠償などを要求しているが中国は戦争責任を認めない日本に非があるとしているという。中国警察が守るべき日本大使館への投石に対して、投げても石が届かない位置までデモ隊を遠ざけなかったのは中国政府の日本大使館に対する実質的な実力行使の攻撃であると解釈せざるを得ない。だからと言ってここで怒っちゃいけない。中国はどちらかというと国としては失格に近い国なのだから、ここで正面からけんかをしたら大人と子供の喧嘩になる。もっとも喧嘩をしたら子供の方が大きいから負けるかも。いずれにしても喧嘩は歩が悪い。
ただ日本政府もできる事はするべきだろう。首相が何回か中国へ行って曖昧な謝り方をしてもそれだけで戦争の思いが払拭されるとも思えない。やはり度ある事に何回も謝るという事は必要だろう。それにはお互いの首脳がもっと頻繁に行き来する必要があるように思う。いくらインターネットの時代となってもメールで謝ったのでは中国国民に伝わらない。もう1つ必要と思うのは韓国や中国の反日教育を是正する必要があるように思う。反日デモに参加している人を良く見ると20代の若い人ばかり。戦争の経験の無い若い人達が声高に日本の戦争を非難するのは不自然だ。何故、そういう事が中国や韓国の若者の関心を集めるのかと言えば、やはり教育の影響が大きいのだろう。そうでなければ純真なはずの若者がそこまで行動するはずがない。
私は日本が常任理事国入りをするのは賛成ではない。しかし、韓国や中国が日本が常任理事国になるのを反対するならば、それは日本が韓国や中国と異なった意見を持つという事になる。みんなが同じ意見であればみんなの意見を出す必要が無いはずである。違う意見があればそういう意見も国連の場で主張すべきである。その為にはやはり日本が常任理事国になるというのが妥当かもしれない。常任理事国が増えた時に日本が中国や韓国の反対でなれないとしたら、国連への拠出金の額を半分以下とか3分の1とかに減額すべきではないか。国連が日本にとって無意味な存在であればそこに無駄にお金をつぎ込む必要は無いだろう。日本の台所事情は苦しい。身分相応にすべきである。


4月9日 郵政民営化

小泉首相の掲げる郵便局の民営化が難航している。郵便局を民営化する事がいいかどうかはわからないが郵貯や簡保は国債の赤字を助長するものであり、民営化した方がいいように思う。たしか小泉首相が以前に行った国債を30兆円以下にするという国債抑制策も不発気味。これで郵政民営化があまり有効でないものとなるならば次回の選挙では自民党はやめて民主党に与党になってもらいたい気がする。何が自民党を支えているかと言えば経済政策への期待だろう。それが郵政民営化、道路公団の民営化といいうまくいかないとなれば日本は既得権を持っている一部の寄生虫にエネルギーを吸い取られて経済の元気が無くなっている。民主党が経済をうまく運営できるかと言えば疑問の余地があるが少なくとも経済を活性化できない自民党と比較しても大差ないかもしれないと思うのは私だけではないだろう。自民党にはお灸を据える必要がある。それには与野党逆転しかない。そんな予感がする。


4月7日 コウモリ

夕方、何気なく空を見たらコウモリが飛んでいた。確かに今日は暖かいがこんなに早く目覚めたら明日からつらいかもしれない。コウモリの明日が思いやられる。


4月4日 原始オークション

Yahoo!オークションを詐欺などの被害にあった人が集団提訴したという。ついに来たかという心境である。しかし、現在の法律でどこまで責任を問えるのか。たぶん無理だろう。

例えばオークションでキートップの無いノートパソコンが出品されていて、キートップが無いという説明の記述が無かったとする。あなたはそれを知らずに落札したとする。届いてみるとキートップが無かった事に気がつく。よくよく写真を見ると確かに無いように見える。キートップは無いがその部分を押すと一応動作はする。こんな時返品できないのだろうか。法律的には中古はそれなりのものなので返品はできないらしい。しかし、説明にはキートップが無いという記述がないのだから、出品者の責任もあるだろうと思うのは当然である。しかし、法律はそれを考慮しないようだ。

私には出品者の説明が曖昧であるとか、問題のある部分を記述しないで売り渡せばそれは売主に問題があると思う。そう考えるのは私だけではないだろう。では何故、法律はそうしないのか。これは私の推測だが、法律は双方の主張の妥当な中間で仲裁しようとしているのではないかと思う。
法律が何故出来たかと言えば社会の規則を定めて争いを無くす為に法律を作ったからだと思う。しかし、それは現代において妥当だろうか。確かに双方の間を取って仲裁するというのは妥当な案ではあるがもっと良い社会としては争いの起こらない社会をつくるべきだと思う。そう考えると争いが起こらないように出品者に適切な説明を課すのは妥当である。先ほどの例でもちゃんとした説明があれば落札者はそう認識する事が出来た。物の売買の場合、説明が適切で無かった場合に売買を取消しても双方に大きな損害を与えるようには思えない。問題点を記述せずに売る事が法律的に許されるならば、その方法は蔓延して益々トラブルを引き起こす。少なくともインターネットオークションではそういう現象が起こっている。まさに法律がトラブルを引き起こしているのである。インターネットオークションが未然に防げるトラブルを放置して開催されている現状はまさに原始時代のオークションと言わざるを得ない。オークション主催者は売買の場を提供しているだけと反論するかもしれない。しかし、一般の商店にはそのような問題がほとんどない事を考えれば例えそれが合法であっても非社会的な行動である事は間違いが無い。実際問題、オークション主催者が直接、売買に関与できないとしても問題のある売買があればそれを監視し、著しく問題のある取引者をオークションから締め出す事は法律的に可能なはずであって、それをしないのは悪意があるように見える。

このように先進国と思っていた日本で原始的なオークションが開催される理由の一つには日本の法律もまた原始的な法律と言えるのではないだろうか。先ごろ、神社の狛犬(こまいぬ)がいくつも盗難にあっているが、その元は盗品の売買を有効とする日本の法律に問題がある。もし、法律が盗品の売買を認めなかったら狛犬の盗難は起きなかっただろうと思う。正しい法律のあり方はトラブルを未然に防ぐのが先進的な法律だと思う。裁判官は法律に従って判決を下すだけなので、盗品の売買を裁判所が認めたとしても、それは裁判官が悪い訳ではないという考えもあるかもしれない。でもそれは違うと思う。変な例えかもしれないが命令されて行った犯罪もやはり犯罪である。例え法律に従った判決であっても間違った結論は間違っているのである。
日本の裁判官は社会の敵だと断言する。日本の法律が原始的な時代を過ぎて平穏時代の法律になるのは何時になるのだろうか。


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