12月31日 大晦日
大晦日は近場の温泉で過ごす。11時頃に温泉に到着。まずは温泉に浸かってくつろぐ。お昼を過ぎた頃から雪が降ってきた。天気予報通りである。一応、出発前にチェーンを探して積んできたので心配は無い。結構な降りである。若干、山のせいか雪も多いように感じた。その後も雪は降り続き、積り続けた。途中、心配になって、外を見たが道路は一面の雪。但し、積雪は10cm程度とそう多くはない。私は心配してなかったが早めに帰ろうという事になり、夕方、5時頃に帰る事にした。外に出ると車には10cmくらいの雪が積もっていた。まずは車の雪降ろし。帰り道はそれほどの坂はなく、雪も少ないのでチェーンはかけずに出発。少し下れば雪は無くなるだろうと予想したが、積雪は何処も一緒。少なくはならなかった。それで帰り道を思案して、来た道ではなく大通りを帰る事にした。しかし、よくよく考えると国道に出るには若干の登りになるのを思い出した。しかし、来た道も国道に出るには登りになる。大通りで登りの無い道を思案したが思いあたらない。そうこうしているうちに国道に出る手前の信号を曲がった。いつもは気にしなかったがよくよく見れば結構な登りである。登りと言ってもせいぜい5度くらいの程度なのだが。しかし、雪道では色々な苦労をしている為、油断は出来ない。ちょっとした坂でも雪によっては4駆と言えども登れない事がある。しかも私の車は4駆でもない。前の信号は赤なので止まらないように10km/h以下で進む。国道側は信号が長いのかなかなか青にならない。止まるような速度でゆっくりと坂を登るとやっと青になった。ここであせってアクセルを踏むのは禁物。ゆっくりとアクセルを踏み難なく通過。やれやれである。家に着いたはいいが家の入り口も雪。しかも坂。雪なのでスピードを出して勢いをつけるわけにもいかず、ゆっくりと慎重に入るとタイヤは滑らずに侵入。今回の雪はそれほど滑り易い雪ではなかったようだ。
12月30日 年賀状
今年は先日もプリンタの調子がよかったので、問題なく年賀状が作れそうだと思って安心していたせいか、ついつい遅れてしまった。昨日になって印刷しようとしたら、紙が送れない。例年のごとく年賀状印刷はトラブルになった。何かジンクスでもあるのか。仕方なくプリンタのカバーを外してみるも容易には原因がつかめない。そうこうしているうちに接着剤の固まりが紙送りのローラーから出てきた。なんでこんな事に。しかし、これで印刷できそうと試してみるとインクが出ない。紙送りを何度も試していて電源を何回も入れたり切ったりしているうちにインクのクリーニングになって切れたのだろうか。ついてない。それでインクを補充する事にした。インクタンクを外して逆さにして補充する。青のインクを補充していたら、何時の間にか青のインクがタンクの下から漏れて、机の上が真っ青。しかも1部が下にもたれていた。なんてこった。大被害である。それでも何とか補充を終わるとようやく印刷できた。やれやれである。印刷を開始すると今度は印刷の途中でプリンタが途中停止する。今までになかった現象である。年賀葉書が足りなくなりそう。今更買いには行けない。例年のごとく、もっと早く年賀状を作るべきと反省するが間に合わず。やっぱり、ジンクスがありそうである。そんなこんなで1日では終わらず、2日目の今日になってやっと、年賀状が印刷し終えた。昨日、ポストに投函するはずがこれからポストに入れると、集荷は大晦日になりそう。それでは元日にはちょっと間に合わないかも。正式には元旦に出すといううわさもあるが、せっかく元旦に届くようにと作ったのでしゃくにさわる。しかたなく、これから出しても、今日集荷されそうなちょっと遠いポストまで出しに行く。今年も年賀状作りは運がなかった。しかし、考えようによってはこれで不運を使い果たせば、来年は幸運しか残らない。そう考えるしかない。来年は不運から始まらないように元旦は何もしないで過ごすべきか、それとも気にせずに行動すべきか。それが問題だ。
12月29日 初雪
朝、起きると雪が降っていた。薄っすらと雪が積もっていてまだ降っている。気温は5℃程度と高いので道路に降った雪は積もらずに溶けている。雪は降っているが、それほど寒くはない。インターネットで天気予報を見ると日中も降り続くようだ。夕方になって気温が低くなったら積もる可能性もあるだろうか。しかし、夜になってからは雪は止み、雪もほとんど積もらなかった。
12月26日 オレオレ詐欺改め振り込め詐欺
オレオレ詐欺の手口が色々と変わったので、最近はニュースなどでは振り込め詐欺と言うようになった。何だかしっくりこない。振込み詐欺というほうがぴったりくるような気がする。実際には振り込めとは言わないと思うし。それはともかく、今年は去年より多く被害があるそうである。中には裁判所などからの督促状を利用するものもあるらしい。本物の督促状の場合は放置せず、きちんと対処しないと、支払わなくてもいいお金を支払うはめになる。しかし、何故、振り込め詐欺が撲滅できないのか疑問である。電話がかかってきた時、相手の電話番号がわかれば、それを警察に届けて、使用不能にするような対策はできないのだろうか。常識的に考えればできない筈が無いと思う。しかし、それができないという事は警察もNTTも振り込め詐欺に協力しているという事だろう。最終的には銀行の架空口座を利用するわけだから、架空口座をつぶすという手も考えられる。そうそう、振り込め詐欺に引っかかる人はいないだろうから、振り込め詐欺と思われるところで銀行口座を銀行に連絡して停止にすれば、防げそうである。それには振り込め詐欺と思ったところで電話を切らないで銀行口座を聞き出す必要がある。なかなか、そこまでいかないのだろう。しかし、電話1本で銀行口座を停止できると中には間違った情報で停止されてしまうという事も考えられる。なので、そういう事ができないのだろう。しかし、そういった情報を銀行が放置すれば銀行が振り込め詐欺に協力しているという事は言えるだろう。そういった情報が寄せられた場合は銀行は警察と協力して、調査すべきだろう。それをしないで被害になったら銀行は被害額の1部を弁償する義務があるように思う。そういうシステムを作る事が撲滅への1歩だろう。そう思って、振り込め詐欺からの電話を待っているのだが、1度もかかってきた事が無い。私が振り込め詐欺にかからないという事を相手が知っているのだろうか?いや違う。きっと振り込む金もないという情報が流出しているのだろう。
12月25日 ホットイナズマ
オークションを検索していたらホットイナズマなるものが販売されていた。価格は¥3,500。それの類似品が¥1,000。車のバッテリーに装着して燃費の改善、エンジンのレスポンスが良くなるとかトルクアップと効能が書いてある。内容はというと6,800μFのコンデンサ1個。失笑である。バッテリーにたかが6,800μFのコンデンサ1個を付けて何になるのか。何にもなりゃしません。それを付けて改善されるようならバッテリーが悪いから交換した方がいいでしょう。もっともエンジンがかかるようなら、それで問題はありません。元々、バッテリーはエンジンを始動する時が最も負荷が重く、それ以外の用途はバッテリーにとっては軽負荷なのでエンジンさえかかれば後はバッテリーがくっついていればお茶の子さいさいですから。でも良く見ると購入して「効果がありました。ありがとうございました。」なんて評価があるから世の中わからない。効果があるはず無いんですけど。これを例えて言うならゾウの背中にハエが止まって、ハエが羽ばたいて一生懸命持ち上げてますから、ゾウの体が軽くなりましたみたいなもんである。6,800μFのコンデンサはバッテリーにとってはあっても無くても変わりはありません。まあ、効果があるとすれば少なく見積もっても数十F(例えば68,000,000μF)は必要でしょうか。きっとバッテリーより大きなコンデンサになります。それでも原理的に効果が無いのですから意味ないですけど。
まあ、こういった類の物は昔からあって私も色々と試しました。だいたい最初にやるのはエンジンオイルに添加して燃費向上するとかいうもの。モリブデンの物がよくある。やってみても効果が確認できた事がありません。エンジンのシリンダーを強化して減りを少なくするというけれど結局のところ使わなくてもエンジンが壊れたりしませんし、燃費が良くなる事はありませんから意味無いです。
但し、軽い合成オイルを入れるとエンジンが軽くなるというのは事実でした。軽いエンジンオイルに交換するとアイドリングが上がります。それでアイドリングを下げれば若干燃費向上したかもと思えました(アイドリングを制御している高級車ではアイドリングは上がりません)。でも燃費が向上したというデーターは得られませんでした(それほどわずかだという事)。それに合成オイルは高価なのでわずかな燃費向上で費用対効果が期待できません。それにオイルが軽くなったせいでエンジン音が高くなりました。欠点もあるので意味ありません。
あとは昔、タイヤの空気圧を高くすると燃費が向上するというのもありました。これは若干効果があったかもしれないと思える事もありました。但し、タイヤの空気圧を高くするとタイヤの中央部分が膨らむようになり、結局、タイヤの中央だけが早く磨り減ってタイヤの寿命が短くなりました。タイヤの寿命が短ければ燃費がよくなってもその分、費用がかさみます。また、空気圧が高いと走行音が高くなり、うるさくなります。結論としてはタイヤの圧は少ない状態にならないように適正に保つほうが賢明です。タイヤで燃費を改善するにはそういった目的のタイヤが販売されていますので、そういうタイヤを装着するのがいいでしょう。但し、そういうタイヤは比較的、高価なので意味があるかどうかよく考えてください。
だいたい、よく考えればこれらの商品に何らかの効果があれば車のメーカーが標準で取り付けるはずです。メーカーは1%の燃費向上にもしのぎを削ってますから。それがメーカーが採用しないという事は効果がない。あるいは費用対効果が薄いという事になります。まあ結局のところ、こういうグッズを買う人たちは何か車につけてみたいと思うお金のあまった人達でしょうから、それほどの心配は無いでしょうが。かくいう自分も今、振り返ってみるとそう思います。よ〜くかんがえよー。お金は大事だよー。ってとこでしょうか。
12月24日 李登輝氏に来日のビザ発給
台湾の民主化に貢献したとされる元総統の李登輝氏とその家族が観光で日本を訪れる為、ビザの申請をしていたが、先日、ビザが発給された。これに対して王毅駐日大使は日本に入国させないよう要求し、来日した場合、何らかの制裁処置を検討するとしている。李登輝氏であろうとなかろうとテロなど犯罪を行うような目的で入国しようとするならまだしも、観光目的で入国しようとする人を日本政府が阻止するのは正しくない。李登輝氏が政治活動をしようとしたとしても、日本ではそれは違法な事ではない。政治経済について議論するのは日本ではなんら制限を受けないのである。これに対して、王毅駐日大使は強い口調で入国を阻むべきとした。中国の態度にはあきれて反論する気にもならない。王毅駐日大使の主張を聞いていると中国の現状がよくわかり、中国が哀れに思えてくる。中国国内では政府の意見に反対する物は徹底的に取締るのである。そこには将来の中国について議論を許さないという中国政府の現状が見えてくる。それは中国は現在の社会を改善しようとして意見を言う国民を弾圧するという事なのである。これでは中国に未来は無い。未来永劫、中国は良い国になるチャンスが無いのである。中国国民はかわいそうである。
然るに日本はどうしたらいいのか。特効薬はない。未来の中国はどうなるのか。いずれ中国も経済発展が進めば民主化の波がくる。日本が中国のような体制に移行する事はないだろう。民主化は世界の流れだ。中国もそれを完全に回避する事はできないだろう。そうかと言って中国が日本のようになるかと言えば現在のところそれも無いと思う。世界の中で日本は特殊な自由な国だと思う。自由の国、アメリカだってイラク関連のニュースには制限がつくようだし。テレビで女性の裸が放送されるのは日本くらいのものかもしれない。かつての日本は女性の乳首が見えるかどうかで問題になった事もあるが表現の自由の名の元に解禁されてしまった。世界の中ではそういう国は珍しいようである。王毅駐日大使の発言は現在の中国ではごく当たり前の事なのである。そう考えると今回の問題は国の体制の違いによるぶつかり合いという事になる。中国は世界が中国であるかのような考えで発言する。日本の国民もまた、世界中が日本の国の考えであるかのように思っている。であれば体制が変わらない限り避けられないのである。
韓流ブームが起きて、韓国では日本人に対する好意的な見方が増えているようである。韓国では日本人は韓国を軽蔑しているものと考えていた。しかし、それがヨン様を崇める事によって誤りである事に気づいた結果だと思う。元々、日本人に韓国人を軽蔑するような事があったのだろうか。戦争中にはそういう風潮があったと思わざるを得ない。ところが戦後育ちの日本人にはそういう風潮を否定された戦後教育の環境で育った為、基本的に外国人をさげすむ意識がない。だからヨン様を崇拝する事に何の抵抗も無いのである。ヨン様を崇拝しているのはそういう戦後育ちの人が中心である。日本人の韓国人に対する考えは戦後では大きく変化しているのに、韓国人はそれを知る機会が無かっただけなのである。それは現在の日中関係も同様である。それを打開するのは相互の交流が必要である。交流といっても政府が主催するようなものでは効果が薄い。中国人は政府の言う事やテレビのニュースなどは本当には信じないそうである。仲間の口コミ情報によって情報が伝わるそうである。情報が制限されている国では当然の事のように思う。そこで中国人が日本に観光で来るのを推進するのが一番いいと思う。日本を訪れ、日本人に触れる機会があれば、見方が大きくかわるきっかけになる。日本にきてもらう為に日本を紹介するテレビ番組も有効である。日本のいいとこ悪い所がわかれば中国人の考えも大きく変わるはずである。
12月23日 携帯電話に貼って電池が復活するは嘘
夕方、テレビを見ていたらTBSで携帯電話に貼って電池の寿命が復活し長くなるという商品のテスト結果を放送していた。オークションでも1枚¥500くらいで売っていた。前からそんなはずは無いと思って見ていたら、やはり効果無しという結果だった。だいたい、電池に貼って効果があるとすれば、磁気か静電気のようなものを発して改善させるという事が考えられる。磁気だとすると磁石を近くに置けば効果があるだろうか?そんな事は考えにくい。静電気だとすれば電池の外装の金属によって遮られる可能性が高い。仮にそういう効果があるとしても磁気などの変化によってでなければ電池に影響を与える事は出来ないだろう。そう考えると電池に貼り付けるシールには磁気を変化させる動力が必要であるが、シールだけではそういったエネルギー供給が出来そうも無い。
販売元にインタビューしている様子を見ていると、最初はグラフで2倍の寿命があるとか、効果を宣伝していたが、TBSが問い詰めると販売者側も効果が無いという事を認める口ぶり。大手家電メーカーでも扱っているというが、実際にはそのような事実は確認できなかった。これは詐欺である。何処かの自治体の外郭団体が推奨をしたらしいが、そこでのインタビューは自治体では性能の確認はしていないという。自治体としてはそれほどの責任は無いかもしれないが、技術的な検討はして欲しかった。この手の宣伝はいわゆる誇大広告として厳しい処置は取られない事が多いが、今回のような効果をはっきりとうたっている場合は詐欺なのではないかと思う。
12月20日 高金利定期預金
年末になってボーナスが出ると貯金をしようという人も多いだろう。私は貯金をする予定は無いのだが、利率の高いところを聞かれたので新生銀行なら1%と答えたのだが、インターネットで調べてみると去年とは若干、違って、注意が必要なようなので再度、調べてみた。ネットバンクとはインターネットの銀行という意味。下記はいずれも銀行保険による1,000万円までの元本保証がある。
新生銀行(ネットバンク) パワードワン 去年は5年満期で1%の定期預金だったのだが、今年は少し条件が違う。違う点は5〜8年の満期で新生銀行の都合で8年満期になる場合がある。中途解約は出来ず、中途解約すると元本割れになる場合がある。金利は1%。紹介して口座を作ると双方に¥1,000がもらえるなどのキャンペーンがある
http://www.shinseibank.com/powerflex/poweredone/poweredone.html
キャンペーン http://www.shinseibank.com/powerflex/month_cam_pop.html
泉州銀行ダイレクト支店(ネットバンク) スーパー定期 5年0.75% 中途解約の場合でも比較的利率が高い。インターネット投信のご利用登録で5年金利0.8%になる。
http://www.senshubank.co.jp/direct_bank/save/f_teiki.html
イーバンク銀行(ネットバンク) 5年0.7% 5年と7年は100万円単位での預金となる。
http://www.ebank.co.jp/know_learns/interest/interest_01.html
キャンペーン http://www.ebank.co.jp/use_play/use_play_03.html
ジャパンネット銀行(ネットバンク) 3年0.4%
http://www.japannetbank.co.jp/services/rates.html
キャンペーン http://www.japannetbank.co.jp/campaignlist.html
結論としては新生銀行の1%は将来、金利が上昇すれば8年になり、中途解約もできない。1%を望むならイーバンク銀行の7年定期は1.05%(但し100万円以上)で中途解約しても元本割れにはならないので新生銀行より有利だろう。但し、5年以上の預金の単位は100万円単位となるので110万円という預金はできない。
追加:東京スター銀行 0.8%(2005年2月28日までのキャンペーン期間中) 100万円より さらに外貨預金などを始めると1%になるキャンペーンあり。
http://www.tokyostarbank.co.jp/campaign/en/index.asp
12月19日 ブレーキパッド
車のリヤのブレーキパッドが減ってきたので交換する必要がある。いつもは整備工場に持っていくのだが、今回は自分で交換してみる事にした。ジャッキアップしてタイヤを外し、ブレーキを外すと簡単にブレーキパッドは外れた。それで購入しておいたブレーキパッドを合わせてみると問題ないようである。しかし、ブレーキパッドを押しているプランジャが出ているので組み立てできない。インターネットの交換のホームページを見るとプランジャは力で押し戻すとある。しかし、普通に押してもプランジャは戻らない。そこでプーリー抜きを入れて戻してみる事にした。しかし、相当な力で押しているのに戻らない。プーリー抜きはちゃんと合わないので若干、きちんと力が入らないかもしれない。そこで大きなボルトナットと金属の板を購入してプランジャを押す、工具を作る事にした。板金に穴を開けてボルトを通し、ボルトを回すとプランジャを押す。工具はうまく加工できて早速、セットした。ボルトを回すとプランジャを押していった。成功と思った瞬間、金属の板が曲がっていた。板が薄いようだ。そこで今度は厚い板を使って再度、挑戦。しかし、今度はかなりの力でもプランジャは戻りそうもなかった。あまり力をかけたらブレーキが壊れそう。しばし、悩んだが交換は諦める事にし、元の通りに組み立てた。何とかうまく元に戻った。エンジンをかけて車を動かしてブレーキを踏んでみると何だかブレーキのあたりから音がする。しかし、数回、車を動かすと音は出なくなった。やれやれである。
12月15日 経済制裁
横田めぐみ さんのものとされる遺骨が2人の別人のものだったという結果が出て、北朝鮮への経済制裁の世論が高まっている。もっともな事である。一方で経済制裁が効果が無いというのもその通りである。北朝鮮における貿易に対する日本の比率は16%程度というから、打撃にはなるが決めてにはならない。しかし、このまま何もしないというのであれば、日本がそれで問題無いという意志になりかねない。何らかの意志表示を経済制裁という形でする必要はあるだろう。経済制裁があまり効果が無いとすれば、効果が無いなりの経済制裁でもいいのではないかと思う。完全な経済制裁をすると、どちらかというと北朝鮮の経済が低迷し、それが北朝鮮の民主化を遅らせ拉致問題の解決が遅れるという懸念がある。横田めぐみ さんを返せない理由として大韓航空機爆破事件が北朝鮮がしくんだものというのを北朝鮮が認めたくないというのがある。北朝鮮の工作員、金賢姫の日本語教育を横田めぐみ さんがしていたとされている。それが理由だとすれば横田めぐみ さんは北朝鮮の体制が崩れない限り解放は有り得ない事になる。北朝鮮は経済的に行き詰まっており、それを打開するには経済開放、民主化という流れは歴史の流れである。しかし、明日にも崩壊するのではないかと言われる北朝鮮だが、北朝鮮が民主化するには最長50年くらいかかる事もあり得る。北朝鮮の進歩はそれほど遅い。北朝鮮は日本帝国主義と言うが既に日本は帝国主義とは言えないだろう。むしろ、そう言っている北朝鮮自身が北朝鮮帝国主義なのは皮肉な事である。帝国主義と言えば、ロシアが民主的な国になった現在では、世界で一番の帝国主義は中国である。中国は現在のところ民主化の流れは封じ込められてはいるが、近年の経済成長は著しく5〜10年くらいのうちに民主化の大きなうねりが来てもおかしくはない。北朝鮮が中国よりも先に経済発展し、民主化するというのは北朝鮮という国がある限り難しいだろう。北朝鮮が先に民主化をするとすれば韓国と統一という事になるだろうが、今の所、それがいつになるかは予測できない。
諸条件を考慮すれば、現在のところ限定的な経済制裁が最大取り得る手段となる。例えば1年の内の3ヶ月間だけの経済制裁というのはどうだろう。3ヶ月だけでは何の意味も無いというかもしれないが、元々、経済制裁の成果は期待できないのだから、意志表示としては効果的かもしれない。あとは輸入関税というのも有効ではないだろうか。北朝鮮からは安いマツタケなどが輸入されているという。30%くらいの輸入関税をかけて10%くらい輸入が少なくなれば効果があったとして良いだろう。それが何の効果を生むかと言えば、北朝鮮のマツタケを取っている人にとっては10%が輸出できなくなれば経済的に苦しくなり、それが拉致問題のせいであると知れば、それでその効果はあるだろう。
送金停止は輸出入を縮小させるが、経済制裁の成果が期待できなければあまり意味がなく問題が大きそうである。送金を止めるとそれで生活をしている北朝鮮の家族が心配という声もある。それならばむしろ安全に少額のお金を送金できるシステムを確立したらどうだろう。北朝鮮の家族に現金を送ると半分以上が途中で取られてしまうという。そうなるとさらに多くのお金を送らなければならない。1年に10万円以内の金額程度なら確実に相手に届くような郵便振替のようなシステムを北朝鮮との間で確率できれば、確実にお金が届く事によって、全体の送金は少なくてすむ。
拉致問題を解決するもう1つの可能性があるとすれば、それは大韓航空機爆破事件などを北朝鮮が認めてしまう事である。そんな事はあり得ないと言われるかもしれないが、北朝鮮にとっては大韓航空機爆破事件を認めなくても、国際社会はそれを許さないのであるから、北朝鮮にとっては大韓航空機爆破事件を認めなくても認めても同じ事なのである。むしろ、大韓航空機爆破事件などを素直に認めればならず者国家としてのレッテルを打ち破る事につながり、新たな展望が開けてくる。北朝鮮にとってはその方が実利であり、合理的である。そういう方向に日中が説得するのである。北朝鮮にとってはメンツ丸つぶれで飲めないかもしれない。しかし、拉致問題を既に1部、認めている事を考えれば、まったく無理な事ではないだろう。北朝鮮が一方的に謝るという事態は北朝鮮にとっては受け入れ難い。ならば日本も過去の戦争を謝ればいいのではないだろうか。お互いが譲歩し、和解できれば、お互いの未来につながる。
12月13日 ユーザー車検
車の車検が近づいた。いつものところで車検をしてもらう事を考えたがユーザー車検をしてみたくなった。からり前も1度、考えたが結局ユーザー車検をしてみる事はなかった。自分で車検をすれば当たり前の話だが代車の必要が無いというメリットもある。今回はユーザー車検のホームページなどが結構あってかなり参考になったが、やはりいきなりというのはにっちもさっちも行かなくなった場合を想定すると不安が大きい。ユーザー車検友の会( http://www.u-syaken.co.jp/ )では一緒に行ってくれるとの事で心強い。但し、その場合は私がいつもしている車検よりも少し高い費用になる。でも、その差はわずかなので1度体験してみるのも悪くはないと思った。
既に申し込みをしてあるので今日は実際の車検である。朝9:00、ユーザー車検友の会へ行くと車のタイヤ交換をしていた。少し待っていると事務員が出勤してきた。狭い事務所でお金を支払う。ホームページにある優待券を印刷していくと¥2,000引きになる。それから書類を自分で作成する。種類は車検からの転記でさほど多くはないが事務員の方がその都度指示をしてくれるので、その通りに書けばいい。その間、整備員の人が一通り車の点検をする。書類を書き終えると整備員の方が大まかな車の説明をしてくれた。車を上に持ち上げて下から車を見るのは初めてに近い。車のランプ類は1つでも切れていると車検は通らないそうである。一通り終わると車検に出発する事になった。この日は別の車の車検もあるようで整備員の人はその車に乗って行き、その後をついて行く。出発は10:30頃だろうか。車検場はやや遠い所にある。途中で気がついたのだが、自分の車のガラスに貼ってあった車検ステッカーは剥がされていた。車検ステッカーの無い車を運転したのは始めてである。
車検場に着くと整備員の方が作製した書類一式を持って重量税を支払う。次は県税の支払い。私はその後をついていく。最後にユーザー車検の窓口へ行く。ちょっと驚き。それで書類は終わりで、いよいよ車検となる。整備員の方を助手席に乗せて出発。車検は複数のレーンがあり、その1つに並ぶ。ボンネットのロックを外すように言われたのでボンネットのレバーを引っ張る。友の会の人がブレーキテストでよく、思いっきりブレーキを踏むと言うのがあるけどそんな事はありませんから、などと話をする。ここまではまだ冷静でいられた。車検のレーンに入る前にいくつか点検をする。何時の間にか点検の人が車の前にいて、スモールランプを点けるように言われる。次はヘッドライトそしてヘッドライトを上向きにする。ウィンカーの右、左、ハザードランプ、クラクションを1回鳴らす(順番はこの通りではないかも)。その間も点検の人はタイヤを叩いたりして点検をしている。この時点で私は既にパニック状態。冷静に動作が出来なくなっていた。ハザードランプは助手席に乗っていた友の会の人がつけてくれた。点検する人が後ろに回って、左、右のウィンカーと出すところを右、左の順番となってしまったが、さほどの問題なく終了。書類を持って降りてボンネットを開けると言われていたが、何を言われたのか理解不能になっていた。車から降りようとして書類を持つように言われ、書類を持つ。車から降りた時点でボンネットを開けるというのは忘れていた。友の会の人が不満そうにボンネットを開けてくれた。点検の人はボンネットを間近に見ている。匂いでも嗅いでいるのか?それもよくわからないまますぐに終了。次はサイドスリップ。友の会の人は車の外で指示しながら誘導してくれる。両側にある黄色い線の右の内側に1本の白い線がある。この線に沿って窓から顔を出して、白線を見ながら車をゆっくり進める。オートマチックの車ではアクセルを踏まずに前へ進むが、そのスピードでは早いようで、ブレーキをわずかにかけながらゆっくりと進む。ここは通過するだけで次の所に前輪を乗せる。電光掲示の看板を見ながら「離す」が「ふむ」になったらブレーキを踏む。次は移動して後輪を指定の位置に載せやはりブレーキのテスト。そして駐車ブレーキのテストと続く。この間もパニック状態のまま何が何やらわからず必死にやるが何か指示されたのと違った動作をしているような気がする。次へ行って前輪を指定の位置に止めて駐車ブレーキを引いてスピードテスト。思いっきり駐車ブレーキを引いたら、そんなに引かなくてもいいですからと言われた。たぶん、その前に検査の書類を機械に入れて合格の印を押すのだと思うが友の会の人がやってくれたようだ。アクセルを踏んで40kmでスイッチを押すと言われたがあっと言う間に40kmを過ぎてしまった。40kmでスピードを固定してからスイッチを押すのかと思ったら、ゆっくりスピードメーターが上がっていく時に40kmを通過する時に一瞬スイッチを押せばいいらしい。40kmを過ぎてしまったのでアクセルを緩め、再度、アクセルを踏むが今度はアクセルを踏むとエンジンががたがたと音を立ててスピードが上がらない。エンジン不調か?しばらくして友の会の人が「トラクションコントロールが付いてますか」と言ったので「付いてます」と言うと、すかさず友の会の人がトラクションコントロールのスイッチをOFFにした。次はライトを上向きにつけて車を降りる。友の会の人が排気ガステスターを排気管に差し込んでBのスイッチを押すと言って友の会の人がスイッチを押してくれた。何が何だかさっぱりわからず。そしてそれが終わると検査合格の機械に紙を入れるように言われ紙を入れる。その間、後ろの人が「よく検査してるね」などと声をかけてくる。やさしい口調だが、いやみとも取れる。あんまり時間がかかっているので様子を見ているのだろう。何回か紙を入れるらしいが私が入れたのはこの1回だけ。次へ進み、エンジンを切る。下から金鎚で叩くような音が聞こえる。終了すると電光掲示で終了が出るらしいのだが、それもわからず指示されるままに車を出して終了。平らな所で止まってくださいと言われたが何処がたいらなのかわからない。いくつかアスファルトの継ぎ目があるので前の駐車場まで進むとそんなに行かなくてもいいと言われた。検査場の前後には10mくらいのスロープがあるので、そのスロープが終わったあたりで止まればよかったらしい。最後は車から降りて小部屋にいる係員に書類を渡して車検合格の印をもらうらしい。その後、ユーザー車検の隣の窓口でステッカーをもらって、それを車に貼って終了となった。以上の順番はパニック状態でのうろ覚えなので順番は多少異なるかもしれないが、だいたいこんなところである。車検検査は10分くらいではないかと思うがとても長く感じた。本来ならば慣れたプロがやるのでそれぞれの検査はあっという間に終了するのだろうが私はもたついたので、本来の3倍くらいはかかったのではないかと思われる。車検場は普通に入れるのでユーザー車検をこれから始めてしようと思う人は、車検をする前に1度、見学して雰囲気に慣れておくのが得策かもしれない。これらの作業を次回、自分1人でやろうというのは自信がない。多分、2年たったら忘れているだろう。車検自体はそれほど難しくはないがそれらの操作を次々にやっていくのは慣れが必要である。マニュアル無しにこれらをこなすのはちょっと無理がある。今回の体験を通じて車検というものの本質が車の安全確認であるとするならば、例えば学生のアルバイトのような人がいて車検を通過させる為にこれらの操作をしてくれるならばユーザー車検も誰でも簡単に受けられるものになるだろうと思う。あるいは、車検場はいつもフル稼働ではないようで少し待てば職員は暇になる。そうすれば、今の人員だけで持ち込まれた車を職員が効率よく検査する事だって可能なはずである。そうさせないのはお役所仕事だからだろうか。この車検という制度には誰でも簡単に車を持ち込んで車検が受けられるような規制緩和が必要なように思う。そうなれば車の必要な整備のみをどこかでしてもらって、車検は自分で取るというのが当たり前になるかもしれない。ランプの検査などは誰でもできる検査だからお金を出して整備してもらうかどうかは、各人のお好み次第という事になる。車検の点検のみをどこかでしてもらうとすると¥8,000くらいでは充分出来そうである。そうなると1〜1.5tの車検で¥87,000くらいの車検でも1万円くらいは安くなりそうだ。その方が効率的である。そうなれば車検業者は仕事が無くなるというかもしれないが、今回、感じた事は車検が業者の為にあるのではないかと思うほどの簡単なものだったのである。ごく誰でも出来そうな事を業者が独占できるような仕組みになっているように感じた。車検が終わると友の会の人は別に乗ってきた車の車検があるようで、そこで別れて帰る事になった。帰る頃には12:00を過ぎていた。
12月12日 ゲンタシン軟膏
先日、怪我をして思いの他、出血があったので病院へ行った。幸い縫う事もなく皮膚をすりむいただけだったようで簡単な処置で終わった。その時、病院でもらったのがゲンタシン軟膏(シェリング・プラウ株)。当日は病院でガーゼを患部に当ててくれたのでそのままにしておいたが、大した怪我では無かったようなので翌日、ガーゼを取る事にした。私の場合、ガーゼを当てたままにしておくとほとんどの場合、化膿してしまう。ガーゼを当てずに傷口を乾かしてかさぶたを作るのが私の最善の策なのである。そこでガーゼを取ってみると、わずかだが血がにじんで黄色いかさぶたの元のような汁がでてきた。それはわずかなのでかまわずにそのまま放置した。通常であれば時間が経てばかさぶたができるのだが一向にかさぶたは出来ず、しかもひりひりと痛い。どうも傷口が乾いて痛いようだ。ひどい痛みでは無いが、ちょっと憂鬱。夕方になっても痛みが治まらないので使うつもりのなかったゲンタシン軟膏を塗ってみる事にした。ゲンタシン軟膏は半透明のゼリーのようで油っぽい。医者の話では抗生物質が入っているらしいので化膿止めにもなると思う。痛みをこらえながらそっとゲンタシン軟膏を塗るとすぐに痛みは消えた。さすがである。しかし、ゲンタシン軟膏を塗ったせいかかさぶたはできず、しかもわずかずつ血と黄色いものがにじみでてくる。本来ならばガーゼで押さえるのだろうが化膿するという恐れから使いたくない。そこで2時間くらいに1回は患部を拭き取り、またゲンタシン軟膏を塗るという繰り返しになった。ゲンタシン軟膏は油のくせに2〜3時間で乾くらしい。その後はやや時間間隔はあいたがやはり3時間に1回くらいは拭いて塗るという作業が続いた。ゲンタシン軟膏を塗るとなぜかかさぶたは出来ず何時治るのか心配だったが4日もすると1ヶ所のキズは完全に皮膚が再生していた。ゲンタシン軟膏って効き目があるようだ。その後もゲンタシン軟膏を塗り続けると不思議と化膿もせず、皮膚が再生していつもより若干、早く治っているようである。医学の進歩はすごい。既にずっと前から使われていたのかもしれないが私にとっては新発見である。あまり怪我をする事もないので、滅多に使うチャンスは無いが、心強い味方を発見した。
12月9日 空き巣
志村けん さんの家に北朝鮮に空き巣が入って40万円と1000万円の貴金属の被害にあったという。テレビではセコムの映像が見えたところから推測すると防犯の内容にもよるだろうがセコムは役に立たなかったようだ。志村けん さんには酷だが自宅に無防備に多額の現金をおくのは空き巣が悪いというより志村けん さんが悪いという感もある。空き巣にしてみればもうからなければやらなくなるわけで、空き巣は今回の件に味をしめてまた空き巣をしようと思うだろう。つまり志村けん さんは他の家に空き巣を奨励するかのような効果がある。車の中に現金を置く人が多ければ車のガラスを割って盗む人が増えるようなものだ。
12月8日 横田めぐみ さん
北朝鮮に拉致された横田めぐみ さんの遺骨が横田めぐみ さんのものでは無い事が判明した。遺骨が本人のもので無いというのは、これで2回目である。1回ならずも2回も嘘をついた事は許しがたい。経済制裁という声が多いように思う。基本的には賛成である。しかし、経済制裁の先にあるものは何か。いくら強力な経済制裁をしても北朝鮮はそれに屈する事はないだろう。日本が経済制裁をしても中国が拉致国家の支援をする限り、拉致問題が解決する事は無い。中国は先の小泉首相との会談で靖国問題を強く非難したが、それならば中国が拉致国家である北朝鮮を擁護する事を強く非難するべきだろう。日本だけが北朝鮮を非難しても解決は難しいだろう。アメリカでは拉致問題はほとんど知られてないという。北朝鮮には日本以外にもヨーロッパや中東、アジアなどの国からも拉致されている人がいるそうである。日本の拉致被害者の写真が脱北した北朝鮮人からもたらされているが、日本以外の国から拉致された人の写真も入手してメディアを通じて、それらの国に伝え、実際に拉致されているかもしれない事が判明すれば、それらの国の世論も大きく盛り上がる事だろう。経済制裁よりもそっちのほうが有効だろう。経済制裁をするとそれを理由に対話が途絶えるという心配があるが、既に現在でも対話は途絶えている情況にある。経済制裁をするとは言わなくても細かいところで実際には規制をかける事はできるだろう。人道支援だって凍結すると言わなくても物資を出さなければいいのである。