11月28日 消費者生活センター
オークションで気になる事があったので警察に行って相談する事にした。まあ概ね警察の対応は想像通りだったのだが、驚いたのは、その警察官の息子はオークションで16万円も詐欺のような目にあっていながらリスクだからしょうがないという例を出した事。詐欺になるかどうかは定かではないが何らかの手を打つべきだろうとは思う。そうしなければ相手は安々と甘い汁を吸う事になり、それに味をしめて、ますますそういった事がはびこる事になる。警察官がそんな事を許すようでは世の中ますます詐欺が増えるというものである。逆に、何でそんな話をしたのかというのを推測すれば警察は忙しいのだから、そんな小さな事で警察に来ないでくれと聞こえる。まあ、しかし他人の事なのでつっこみを入れるわけにもいかず、ついでに少額訴訟の事を聞いてみるもほとんど知らない。これは想像した通りである。我々、一般人は警察官は職業がら法律に詳しいものと思いがちだが、意外にも実際は法律にはほとんど無知である。警察官が詳しいのは自分が担当している仕事の範囲の法律の事だけのようである。その部分については大体正しいようだ。それで、その警察官が言うには消費者生活センターに相談してみてはどうかという。さすがプロ、知らないまでもそれなりの知恵はあるものだと思い、消費者生活センターに行ってみた。
消費者生活センターに行くとアポ無しでも受け付けてはくれたのだが最初に言われた事は消費者生活センターは個人対事業者のトラブル相談しか受け付けられないという。やっぱり警察官は無知だった。それでも消費者生活センターではそれなりに話を聞いてくれたが、結果的には裁判の結果しだいという。そんな事は始めからわかっている。知りたいのは裁判の結果がどうなるのかという事である。相談の内容にもよると思うが、今回は結局はさしたる成果無しである。まあ消費者生活センターはオークションのトラブルの相談にはのってくれないという事はわかった。
11月18日 豚キムチ
豚キムチを作る時、豚肉とキムチをフライパンで炒めてから鍋に入れて作るとおいしいそうである。キムチを保管して3〜4週間するとすっぱくなるが、それは乳酸発酵しているからであって、毒ではないとの事。そうなった場合はゴマ油と混ぜたり、砂糖を入れて加熱すると酸っぱさがなくなり、おいしくなる。キムチを作る時は本場では「チョッカル」という塩辛を入れて作るとうまい。
11月14日 偽造キャッシュカード
おれおれ詐欺など詐欺事件は増える一方だが、遂にキャッシュカードを偽造して引き出すという事件があったそうである。今までもキャッシュカードの偽造はあったが盗んだカードから暗証番号を割り出すなどしてという方法だった。しかし、今回のは違う。設置されたATMの信号を解析してカード情報と暗証番号を同時に盗み、別のキャッシュカードに情報を転写して引き出すという方法だという。これだと防ぎようが無い。ATMでキャッシュカードを使っただけで盗まれてしまう。現在のATMのやり取りしている信号は比較的解析の容易な古いタイプの通信方式を採用している為である。ちょっとした知識があればそれほど難しい事ではない事は私にも想像できる。もっと問題なのは銀行がそれに関して補償しない事。その理由は暗証番号などが盗まれて預金を引き出されると銀行は補償しないという契約によるもの。しかし、データーを盗んだのがATMの信号回線からであればデーターを盗まれたのは銀行であって、預金者ではない。そう考えれば被害者は銀行であって預金者ではない。もし銀行が暗証番号を盗まれても預金者が被害を受けるというのは変な話である。例えば、銀行のオフィスで銀行員が暗証番号を盗まれて現金が引き出されても銀行は責任を負わないのか。こんな不合理な事はない。銀行の対応には誠意のかけらもない。
もし、これを防ごうとしたら銀行以外に個別に設置されたATMは使わない事である。銀行に一緒に設置されているATMならば信号からデーターを盗まれる確率は少ないだろう。もしそれでデーターを盗まれるなら銀行内部の犯行の疑いが強い。これからは同じ銀行でも外のATMで使う、小額の預金しかない口座とある程度大きな金額を扱う、銀行でしか使わない銀行口座が必要という事になった。面倒な時代になったものである。
11月13日 ファルージャ
先月の30日に香田証生(こうだ しょうせい)さんが遺体で発見された。人質になってから間もなくの事である。何故この時期にイラクへ旅行しなければならなかったのか。理由はわからない。24才だそうである。もしかしたら、香田より前にも何人かがイラクに入って無事に戻ってきたという事があったのかもしれない。イラクに行っても100%殺されるとは考えにくい。ただ、現在のイラクに日本人が行く事は非常に危険という事はたしかである。香田さんの解放の条件として自衛隊の撤退という条件が示されたが、こんな事もあってか、自衛隊の撤退を支持する意見は7割にもなっているという。しかし、自衛隊が撤退し、アメリカ軍がイラクから撤退したらイラクが平和になるのかというとそうではないように思う。アメリカ軍が撤退したら、現在の暫定政府やその周辺の人々は虐殺される可能性が高い。そんな状況を予測しての自衛隊撤退支持ではないだろう。しかし、このままいって、最終的にアメリカ軍が撤退するという事態も現在では想像し得る事である。そうであれば早く撤退した方がいいというのも当然の意見である。
イラクが占領されてから多くの無関係の市民が死亡したという理由を言う人は多い。しかし、その原因は敗戦しながらも尚も抵抗し、市街地で抵抗する事がそういった事態を引き起こしているというのも事実だろう。抵抗勢力が市民を犠牲にしたくなければ、市民を隠れ蓑にして戦わない事である。
そういった中今月に入って抵抗勢力の拠点と言われるファルージャにアメリカ軍は掃討作戦を実行した。手荒な行動である。それがいいのかどうかは私にはわからない。早くイラクが平和になるのを願うのみである。私の予想ではファルージャを攻略してもあまり変わらないだろうと思う。ファルージャ以外にも各地で同様な事を繰り返ししなければならなくなるような気がする。何故ならアメリカ軍に抵抗する人はファルージャだけではないし、抵抗するよりも降参した方がいいと思わせるような状況がなければ収まらないだろう。という事はもっと甚大な被害がなければイラクが平和にはならないだろうと思う。
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