悪沢岳(わるさわだけ)(東岳)3141m

静岡県、静岡市。国道362号から県道60号へ入り終点の畑薙湖まで行くのがわかりやすい。道路は舗装道路が終点まで続くが県道60号は狭い所が多い。途中、川を渡った所で真っ直ぐの栃沢へ行きそうになるが左折して川沿いの県道60号へ進む事。井川ダムの井川展示館の奥に24H使えるトイレ水道がある。沼平のゲートの手前には広い無料駐車場がある。帰りは県道27号を通ると国道1号バイパスに出る事ができる。当日は連休の序盤とあってゲートのすぐ近くに車を停める事ができた。

悪沢岳
(左下の緑の中に赤い屋根の荒川小屋が見える)

荒川中岳

8月15日 曇り(山頂は小雨ぎみ)

赤石岳より−−−>

朝の気温15℃。空は雲っている。おなかの調子は悪くない。しかし、あまり水分を取り過ぎないように朝は炊事はせず、今日1日はビスケット中心の食事とする。

5:43 テント場出発。5:45 荒川小屋(通過)。6:58 休憩7分。途中、2羽の雷鳥に出会う。至近距離ではなくやや遠い。7:21 三伏峠分岐。強い風。7:29 荒川中岳。3分休憩。視界は無く周りは何も見えない。7:36 荒川中岳小屋()。外にトイレあり。天候が悪いので小屋に入りジュース(¥400)を買って22分休憩。9:11 悪沢岳頂上)。20分休憩。

9:54 丸山。10:33 千枚岳)。4分休憩。風と横殴りの雨が強くなってきた。10:45 2軒小屋分岐。稜線から外れると雨も無く楽になった。

11:09 千枚小屋)。56分休憩。屋根付きの炊事に格好の休憩所でソウメンを茹でて食べる。小屋の右脇に水道の蛇口があり水が汲めた。炊事の間に1,2回降った雨も屋根のおかげで快適。12:31 駒鳥池。
13:11 見晴らし岩)。駒鳥池からここに来る途中、見晴台は何処ですかと尋ねられ答えられなかったが、見晴らし岩(見晴台)を見逃してしまったのだろう。見晴らし岩は岩に朽ちかけた木の標識があるだけなので、わかりにくい。見晴らし岩の脇を登る。13:13 見晴台。晴れていれば景色がいいのだろうがあいにくの曇りで何も見えない。(見晴らし岩の上)6分休憩。13:20 見晴らし岩。13:23 蕨段。13:31 蕨段(木製の表示)。

清水平の涌き水

13:53 清水平。清水がとうとうと流れている。28分休憩。14:56 林道を横切る。15:11 小石下。6分休憩。15:34 鉄階段。林道へ出る。15:36 登山道へ入る。15:52 急な岩場の登り。随分と下ってきたのに登りがあるのは不信に思い、コンパスと地図で確認する。間違ってはいないようだが自信がない。7分休憩。16:09 鉄塔。再度、地図とコンパスを取りだし確認。合っているような気がする。6分休憩。16:48 橋。滝見橋かと思って喜んだが違ったようだ。16:56 滝。16:58 滝見橋。滝見橋から椹島方向はゆるい登り坂となっているので二軒小屋の方へ向かっているのではないかと少々不安になった。コンパスの赤色は北を指すはずだったが、記憶違いだったら大変である。たいていのコンパスは磁針の北は赤くなっているが方位盤の北は赤くなっていない。もし、赤が南と勘違いしたら大変な間違いになってしまう。それを正す資料が無い。重要な事が記憶にたよっているという事は非常に危険な事だ。文字盤の北の文字が赤くなっているコンパスが無いという事はほとんどのコンパスが欠陥であるように思う。などと考えながら再度地図を見、コンパスで確認して、やや不安になりながら歩いた。17:08 ゲート。17:21 椹島受け付け。椹島は広く建物がいくつもあって何処に受け付けがあるのかわからず聞きながら迷ってやっと受け付けにたどり着いた。受け付けは降りた所のちょうど反対側の所にあった。椹島には大きな宿泊施設があり、水道、水洗トイレ完備。自動販売機もある。昼間は食堂で食事を取る事も出来るようである。久しぶりの下界の便利さに感激。

椹島

椹島の広いグラウンドのようなキャンプ場()(テント¥600)で10張りほどのテントが既に張られていた。久しぶりに缶ビールを買って川を眺めながらビスケットをつまみにしながらゆっくりとくつろいだ。やがてだんだんと暗くなりテントに入ると、テントの中にはいつの間にか3匹の小さいナメクジがいた。テントを張る間にザックを置いた時にザックに取りついたようだ。ティッシュでナメクジをテントの外へつまみ出した。テントの中で仰向けになり、ふとおなかに手が乗るとなんだかおなかがうすっぺらな気がした。おなかをつまんでみると明らかにおなかの脂肪の厚みが3〜4割は薄くなったようだ。やはり、食べずに歩いたのがかなり効いたようだ。おなかが引っ込んだのは嬉しいが、何だかエネルギー備蓄がないとそれはそれでまた不安になってきた。

8月16日 晴れ

6:20 椹島出発。受け付けの方をまわってアスファルト道から元の道に出る。6:36 ゲート。6:40 赤石岳登山口。6:45 牛首峠。6:50 赤石沢橋。7:13 鳥森橋。7:18 赤石沢水力発電所。7:27 聖登山口。どこかで見たような全員金髪頭をした6人のグループに合う。赤石岳に登る時に大きなザックで猛スピードで下って来たときにすれ違ったはずだ。休んでいるのを通り過ぎたが、後から猛スピードで追い越された。7:35 新聖沢橋。7:45 赤石トンネル。8:23 蛇塚沢橋。8:54 胡桃沢。9:07 どこかの登山口。先ほどの6人が休憩しているのを追い越す。9:17 紅葉(もみじ)沢。9:46 畑薙橋。9:54 天気がいいので暑い。沢水を頭からかぶり冷やす。金髪の若者が通り過ぎていく。10分休憩。10:27 上河内(かみこうち)沢。10:37 大吊橋。4人の若者が休憩していたので6人じゃなかったのと尋ねると後の2人は疲れて遅れているらしい。聞けば、岡山とかの大学のワンゲルとか。一緒に行動しないのは迷う心配が無いとはいえ、やや基本に欠けるような気もする。鈍行電車でここまで来たようだ。10分休憩。11:28 沼平ゲート。

車に着いて、やれやれと思い、ゆっくりと帰り支度を済ませ、エンジンキーをひねると、なんと、ムニュッと音がしてそのままシーンとなった。バッテリー上がりである。おもむろにゆっくりと車の後ろからぼろぼろになったバッテリー接続ケーブルを取りだし、前を見ると、丁度、窓を開けた軽自動車が発進したところだったので、あわてて近づいて声をかけた。急いでボンネットを開け、接続させてもらい2分くらい充電してからエンジンをかけると1発でかかった。普通は10分くらい充電しないとエンジンがかからないのだがラッキーである。お礼を言って分かれてから、そのまま10分くらいアイドリングで充電してから赤石温泉へ向かった。

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