薬師岳(やくしだけ)2926m |
薬師岳
富山県上新川郡大山町(おおやま)にある。岐阜県吉城郡神岡町の国道471号から県道484号に入る。上宝村方向から行くと国道に打保の標識がある交差店から県道に入れるが何故か富山県側から行くと打保の標識が無くよくわからない。ここを0kmとする。県道に入って500mほどいくと県道484号の標識がある。10.7km地点で伊西トンネルにでる。17.5km地点で信号のない交差点にでて、広い道路にぶつかる。右は山吹峠、左は下之本の標識がある。ここを左折する。22.2km地点で打保の分岐となる。29.4km地点で飛越トンネルがある。ここの左に20台程度駐車可能なスペースがあり、北ノ俣岳登山口の案内がある。近くにはトイレは無い。飛越トンネルを過ぎて1kmほどいくと有峰林道のゲートがありここにはトイレがあるもよう(未確認)。上宝村の国道471号沿いの栃尾温泉近くに道の駅がある。富山県の細入村の国道41号の神岡町より2kmくらいに道の駅がある。岐阜県国府町の国道41号沿いの国府町の北の外れに道の駅がある。一番近いコンビニは岐阜県古川町にある。神岡町の打保への交差点より100m北の信号から神岡町市街地を目指していくと川沿いにスーパーがある。
2003年9月4日 曇り
北ノ俣岳より−−−>
14:41 北俣岳分岐。15:15 休憩5分。太郎平小屋に近づくにつれて薬師岳が綺麗に見えてきた。ここからの薬師岳はとても綺麗だ。16:21 太郎平小屋(←)。3分休憩。太郎平小屋で水場は何処か探してみたが見つからなかったので近くの人に聞いてみると中の流し台まで入っていかないと無いようだった。ここでは水を売っているのか確認しなかったが、単にここを通過する人にとっては水は得にくい。16:42 テント場。
テント場(→)に着くと既にいくつかテントが張られていた。テント場は傾斜地が多いが今日はテントが少ない為、遅く到着したがまだ場所には余裕があった。とりあえず適当な平そうな所を確保した。荷物を置いて、コンクリートの建物はトイレかと思って入っていくと男性がすわっていた。テント場の管理棟だった。飛んで火に入る夏の虫ってところだ。テント(¥500)の受付を済ませる。トイレと水場(←)は30mほど西に下った所にあり、トイレは綺麗だった。水場には冷たい水が豊富に流れていた。テント場は低い位置にあり周りの景色は良く見えない。南にある山は雲に隠れてよくわからない。
夜になると多少の雲はあるようだったが空いっぱいに星空が広がった。南東の方向には火星らしき明るい星が輝いていた。よく見たいので望遠鏡でのぞいたがやっぱり明るい点にしか見えなかった。空には明るい半月の月が出た。夜もふけると火星はさらに空の高い位置に移動し輝いていた。山でやっと火星が見れたので安心して寝る事にした。しかし、テントの中で横になっていると何か疑惑がよぎった。あれは本当に火星なのだろうか?月は翌日には見える位置が少しずれて、だんだんと日ごとに月の出る時間はずれる。天の川は7月には真上に見えるが確か、冬には見えなくなる。星は毎日同じ位置には見えないのが普通だ。いつも火星が南東に出てくる筈がない。しばらく考えるうちにニュースで太陽と地球と火星が一直線になって火星が地球に接近するという解説を思い出した。そしてしばらくはその状態が続く。そうだ、月は地球の周りを回っているので月の周期は特別だ。太陽と地球と火星が一直線になってしばらくは火星が見えるという事は、しばらくは太陽と地球と火星が一直線に近い状態が続くという意味だろうと考えた。地球と火星は太陽のまわりを回っているが周期がそれほどは違わないのでしばらくは火星が見えるという事なのだろう。という事はあれはやはり火星でいいのだ。何か疑問が解決して、安心して眠りについた。
テント場から見える黒部五郎岳
9月5日 快晴
朝も空は良く晴れていた。テント場から南に見える山は形から黒部五郎岳(→)とわかった。朝の気温9℃。
5:48 テント場出発。6:12 薬師平。6:45 薬師岳山荘。7:15 東南稜。7:27 薬師岳頂上。
薬師岳頂上
頂上からは赤牛岳、水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、槍ヶ岳、剣岳、遠くには白山などが良く見える。東京の大学生の5人にカメラでの撮影を頼まれたが、座った位置は逆光でしかもインスタントカメラ。よく写るかどうか心配だったので、私のデジカメで撮影してメールで送ってあげる事にした。近くで望遠鏡で遠くを見ていた男性が撮影中に富士山が見えると言っていたので私も持ってきた望遠鏡でのぞいてみると、確かに富士山の形がしっかり見えたので「ああ、富士山ですね」と言った。大学生の5人に望遠鏡を渡すと、次々にのぞいては歓声をあげていた。44分休憩。8:20 東南稜。ここからは黒部五郎岳が良く見える。3分休憩。8:39 薬師岳山荘。9:03 薬師平。9:25 テント場着。
出発前に水場の流水に放り込んでおいたフルーツゼリーを食べる。暑い中、冷たいゼリーはうまい。普通、暑い時には冷たい水は無いし、テント場に着くと夕方か朝で寒くて冷たい水はありがたくない場合が多いので、なかなかこんな機会は無い。フルーツゼリーを食べながら気が付いたのだが水場には生水は飲まないようにという札があった。昨日は気が付かずに生水をそのまま飲んでいたが特に異常はなかった。
10:13 テント場出発。10:33 太郎平小屋。11:41 24分休憩。12:27 北俣岳分岐。7分休憩。13:38 草地。13:41 避難小屋。21分休憩。14:05 草地。14:50 寺地山。行く時は曇りでわからなかったがここからは北俣岳と薬師岳が見える。特に北俣岳は正面に大きく見えすばらしい。9分分岐。15:15 鏡池平。15:49 打保分岐。9分休憩。16:19 仙人坂。16:55 くま洞峠。5分休憩。17:09 有峰湖のぞき。ここも来た時には見えなかったが有峰湖が見えた(→)。見えてちょっとうれしい。13分休憩。17:39 遠見尾根出合。17:48 着。