岐阜県大野郡高根村（たかね）にある。国道３６１号の高根村役場入口から西へ３００ｍくらいの所に塩倉川がある。その塩倉川の西側に北へ道がある。入口には南乗鞍キャンプ場や子ノ原高原の看板がある。ここから約１．６ｋｍ上流にいくと右側に塩沢温泉元湯の看板がある。右手に急な坂があり、入口に通行止めの柵があるがこれを一時的にどければ車でも通行は可能。但し、下の方は道路がかなり荒れているので１〜２台程度ならここに駐車も可能だ。ここを２００ｍほど下ると５台程度駐車可能な広場に出る。ここまで道路は全て舗装されている。ここからは浴槽が見える。歩いて木の橋を渡れば温泉に到着する。入浴無料。混浴。車の通る本道からは見えないが広場からは丸見えである。国道３６１号の入口から東に０．５ｋｍ行くと公衆トイレがあり、約５ｋｍ西には道の駅がある。高根村に入るには高山市と木曽福島町のどちらかだが高山市からだと狭い山道があり、木曽福島町からだとすれ違いできない狭いトンネルがいくつもある。どちらかと言えば木曽福島町からの方が入りやすいかもしれない。

温泉は薄茶色で入ると足は見えないほど温泉は濃い。浴槽には段がついており、見えないので気をつけないとつまづく。温度は３５℃で浴槽に注がれている所の温度は３８℃。ややぬるい。口に含むと強い苦味があり、しかも刺激のある酸味もあるのでとても飲めない。口が変になりそうになる。誰もいないのでゆっくり浸かっているとしばらくして男性がやってきた。この先のキャンプ場からは乗鞍岳へ登れるそうである。しばらく雑談をした。今日は蚊もいないし、アブもいない。野湯にしては快適だ。しかし、男性に聞いてみると暑い時期にはアブも多くいるようである。

[next] [top]