槍ヶ岳(やりがたけ)3180m |
槍ヶ岳
新穂高温泉へは岐阜県上宝村国道471号より新穂高温泉へ向かう。新穂高温泉の終点には新穂高ロープウェイがありやや狭い所はあるが舗装道路が終点まで続いている。新穂高ロープウェイの前のロータリーの横に公衆トイレ有り。
周囲には有料駐車場がある。新穂高ロープウェイの手前500mほどの川沿いに広い無料駐車場がある。ここへの入口は深山(しんざん)荘の入口と同じなので深山荘の案内で川沿いに下る。入口から奥の方が新穂高ロープウェイに近く、駐車場の奥から新穂高ロープウェイへの近道がある。新穂高ロープウェイ前のロータリーには水道もあるが西の橋を渡った所の足湯温泉の所に湧き水が汲めるようになっており、飲用可能である。
2003年9月15日 快晴
朝、林道のゲートまで車で行こうと思ったら、ロープウェイの駐車場の横にもゲートがあった。以前はゲートまで車で行けたのだが。仕方なく、戻って、駐車場に車を置く。
6:48 駐車場出発。6:57 ロータリー。7:02 ロープウェイ。6分休憩。7:21 ゲート(←)。ゲートの脇をすり抜けて先へ行く。蒲田右俣林道。7:58 穂高平小屋(→)。トイレ有り。8:41 穂高分岐。8:45 車道終点。8:47 日出沢。9:14 休憩16分。9:47 チビ谷。
10:10 滝谷避難小屋(←)。一応、寝る事は出来そうだ。10:16 藤木レリーフ(→)。10:47 南沢。
11:06 槍平小屋(←)。11:07 キャンプ場。水場(→)。トイレあり。最後の水場という事で早めの昼食にして1Lの水を汲んで合計2Lの水を持っていく事にした。30分休憩。12:06 4分休憩。12:41 沢。水あり。槍平小屋が最後の水場と思っていたがここにも水があった。でも飲めるかどうか不安。
12:44 最終水場(→)。最終水場という看板があったのでがっかり。槍平小屋で水を汲む必要はなかった。水は豊富で冷たかったのでたっぷりと飲んだ後、槍平小屋で汲んだ水を捨てて汲み直す。6分休憩。13:29 14分休憩。14:07 千丈乗越分岐。6分休憩。14:57 10分休憩。15:56 大喰岳分岐。休憩6分。
16:12 テント場。テント場が見えるとまだ1つもテントは張られていなかった。テント場は急な崖の上にあるといった感じでテントが風で2mも動いたら崖下に落下しそうで危険な感じがした。これはまいったと思ったがさらに上に行くといくつかテントが張ってあり、こちらの場所は大丈夫そうな場所もあり、ちょっと安心した。場所には番号があったので、良さそうな場所の番号を記憶して小屋に向かった。16:18 槍ヶ岳山荘(←)。
早速、テントの受け付けをすると、今日は番号の指定はないので自由な場所に張ってよいという。料金¥500を支払い、よい場所がなくならないうちに場所を確保したが、その後はあまり人は来なかった。トイレは小屋とテント場の中間あたりにある。水は1L¥200で午後6時までしか購入できないそうだ。テン場は狭く周りは電車の枕木のような木で囲まれている。木で囲まれた中にはやっとテントが収まるくらいで四方のペグさえ1ヶ所は打てなかった。仕方がないので今日は強風は吹きそうにないから1ヶ所は固定せずにそのままとなった。下は小さな石が埋まっているようで所によってはペグが深く打てない。弱ったものだ。ペグを押さえる石は数が少ないのでテントが多ければ石は不足して使えない。当然、フライやテントのポールを引っ張るロープは木枠の外にペグを打つ事になる。幸い今日は隣にはテントを張らなくて済むようなのでポールを引っ張るペグの3本は木枠の外や隣の敷地に打ちこんだ。残る1つはペグが打てないので近くにあった大きな石で木枠の外で引っ張る。フライのスカートを引っ張るペグの1本はやはりペグが打てないので持ってきたビニールひもを通して石で引っ張るといった具合でテントの設営には時間がかかった。ここのテン場ではヒートン(?の格好をした先端が木ネジになっている固定金具)を持ってくると便利かもしれない。
夕焼けの槍ヶ岳
ここにはビールの自動販売機があり生ビールも売っていたが生ビールは¥1,000と高かったので350mlの缶ビール(¥500)を購入し、小屋の前のテーブルに陣取り、この時の為に持ってきた焼きシマアジをつまみに飲み始めた。いつもは山でアルコールを飲む事はほとんど無いのだが、インターネットでここにはビールの自動販売機があるとの事だったので、天気がよければ飲んでみたいと思っていた。しばらくすると今まで雲に隠れていた槍ヶ岳がにわかに見えてきた。いいタイミングである。ビールを飲みながらの槍ヶ岳は格別である。夕方はよく晴れてきて夕日が綺麗だった。天気がいいので暗くなる前に夕日を見に槍ヶ岳に登りたかったがやや遅れた。
17:52 テント場。17:55 小屋。以前にも登った事があるのだが以前の事はすっかり忘れた。ただ急な危険そうな岩場を必死に登ったという記憶があるのみである。やはり、登りは意外と急でここのところの登山でなんとか高所には慣れつつあるが、下を見るとやはり多少怖い。18:12 頂上直下の90度の長い梯子を登ると頂上に出た。頂上。頂上は平らで、ゆっくり休憩できる。既にあたりは暗くなって景色は良く見えない。18:16 下山。18:34 小屋。18:37 テント場。
テント場に着いた頃には随分と暗くなってしまった。夜になると星空が空いっぱいになり綺麗だった。
9月16日 快晴
となりのテントには霜が降りていた。朝の気温4℃。最後の見納めに再度、頂上へ登った。
6:32 テント場出発。6:35 槍ヶ岳山荘。登り始めると2人の若い女性が後から登り始めた。先を行く女性はどちらかというと運動神経が良さそうで慣れないながらも危なげ無く登れそうだが後から付いて来る女性は危なっかしく登るのにも時間がかかる。初心者にはルートがわかりずらいし、急ぐ用事も無いので先を登りながら周りの景色を見たりしながら2人を先導するでもないがゆっくりと登る事にした。岩場はやはり初心者にとっては苦労の連続らしい。登るのに躊躇している様を見て、ついに右手もしっかりと岩を掴んでと声をかけた。初心者が慣れない岩場を片手だけで登るのは危険そうに見えた。岩場は急ではあるがしっかり登ればさほどの技術は不要だ。7:04 頂上。頂上からは水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳などが良く見える。23分休憩。7:48 槍ヶ岳山荘。7:51 テント場。
水は下から持ってきた水が1Lと最終水場で汲んだ水の残りが0.2Lほど残っていたので、ここでは水を買わずに出発。
8:40 テント場出発。8:45 朝、一緒に槍が岳に登った女性2人組にまたあった。大喰岳分岐。9:04 大喰岳。8分休憩。9:44 中岳。中岳の周囲にはそう大きくないが雪渓があり、手の届きそうな場所にある雪渓もあったが水が汲めそうな雪渓はなかった。20分休憩。10:45 天狗原分岐。女性2人組は上高地方面へ行くとの事で別れる。9分休憩。11:12 南岳。天気が良く暑い。これから先は水が得られそうもないのでグレープフルーツをちびちびとかじりながらあまり水は飲まずに済ます。5分休憩。11:25 南岳小屋(←)。8分休憩。
南岳小屋には綺麗な簡易の有料トイレ(¥100)とチップ制(¥10)のトイレがある。テントは¥500。水1L¥100。
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