黒部五郎岳(くろべごろうだけ)2840m |
頂上
黒部五郎岳
新穂高温泉へは岐阜県上宝村国道471号より新穂高温泉へ向かう。新穂高温泉の終点には新穂高ロープウェイがありやや狭い所はあるが舗装道路が終点まで続いている。新穂高ロープウェイの前のロータリーの横に公衆トイレ有り。 周囲には有料駐車場がある。新穂高ロープウェイの手前500mほどの川沿いに広い無料駐車場がある。ここへの入口は深山(しんざん)荘の入口と同じなので深山荘の案内で川沿いに下る。入口から奥の方が新穂高ロープウェイに近く、駐車場の奥から新穂高ロープウェイへの近道がある。新穂高ロープウェイには水道もあるが橋を渡った所の足湯温泉の所に湧き水が汲めるようになっており、飲用可能である。
水晶岳より−−−>
2002年 8月27日 晴
12:14 三俣山荘水場出発。12:16 黒部五郎岳近道分岐。近道を行く。12:40 雪渓。13:14 三俣蓮華岳分岐。3分休憩。14:04 黒部五郎小屋(←)。やや遅くなったが急げば間に合う。小屋でジュースを買って飲みながらテントの受付を済ませ(テント¥600)タグをもらいテント場へ行った。急いでテントを張ろうと組み立てたが手で捕まえてないと強風でテントが飛んでいってしまう。こんな時にと思いながら、片手でテントを押さえながらペグを打ち込んで風上を固定。テントを張り終えたらすぐさま荷物をテントに放り込んでビスケットなど最小限の荷物をザックに放り込んで小屋の方へ歩き出しながら荷物を点検。しまった、ライトを忘れた。もう1度テントに戻ってライトをザックに入れて再び早足で小屋に向かう。小屋で水を半分ほど入れてから出発した。14:32 黒部五郎小屋出発。歩き始めるとテントの無い、ほとんど空のザックは無いも同然で思ったよりも足取りは軽い。ペースが早過ぎると思ったので、途中でわざとちょこっと休憩してあせる気持ちを落ち着かせてペースを調整した。出発時点では必ず頂上まで行くというものではなく時間がかかれば途中で引き返す事も考え、頂上まで時間のかからない五郎カールを選んだ。今日は既にだいぶ歩いているので、疲れているのではないかと少々不安だったが、帰りの余裕を残してのほぼフルパワーで休まずに登り続けた。15:44 北ノ俣岳分岐。ここまで来て時間を確認しながらやや余裕が出来たと思った。もうあせる必要はない。ペースも押さえて登ったのでほとんど疲れも感じなかった。15:54 黒部五郎岳頂上。6分休憩。時間的にはやや余裕が出来たので、帰りは稜線コースをおりる事にした。17:24 黒部五郎岳テント場着。やれやれである。いつもは誰よりも遅いペースだったが今日ばかりはやや早かったかもしれないので、このページを参考にされている方にはくれぐれも無理のないようにお願いしたい。
黒部五郎小屋には入り口の前にも水場があるがテント場の南にも水場がある。但し、こちらの方はややゴミが入るようである。暗くならないうちにテント場の近くの水場(→)で水を汲みインスタントの牛丼を作るべくお湯をわかした。1〜2日の山泊まりではそうめんやラーメンだけでもなんとかなるが、日数が長くなるとどうしても飽きるし、ご飯が食べたくなる。欲を言えば焼肉やら新鮮な野菜や果物が食べたいというのが本音だがそれはどうにもならない。インスタントのご飯ものは10分くらい煮るとか書いてあるものがあるが火にかけると焦げてしまう事もあり火加減が難しいので、あまり火にかけず沸騰したお湯をご飯にかけたらそのまま30分くらい放置しておくのがうまく作るコツである。インスタントのご飯の中には火にかけるものとかけない作り方が書いてあるものがあるが、どちらのものでも同じに作れる。ただし、30分くらい待てない場合はやはり火にかけるなどして早くご飯粒に水分を吸わせて水が無くなりかけたところで火を止めて水分が無くなるのを待つのがいいだろう。30分間待つ事でご飯粒に均等に水分がいきわたり炊いたご飯のようになる。30分待つのは長いのでその間に味噌汁など別のものを作ったり周囲の景色を眺めたりして時間をつぶす。テント場からは笠ヶ岳や薬師が見えた。テントにぶら下げたタグは夕食の支度をしている間に小屋の人が持っていったようだ。
−−−>三俣蓮華岳へ続く