鳳凰山(ほうおうさん)2840m

山梨県、国道20号の円野町上円井の交差点から入り道なりに行くと青木鉱泉に着く。国道沿いに青木鉱泉、御座石鉱泉の看板があり上円井の交差点から200mくらい北の信号の無い交差点から入ると真っ直ぐに行けるが入り口がややわかりにくい。この場合は御座石鉱泉の看板をたよりにする。牧原あたりからも入れるようだがややわかりにくい。国道20号から青木鉱泉までは約12kmで道はやや狭く、最後の約9kmは未舗装である。道はそれほど荒れてはいなかった。青木鉱泉にトイレ駐車場(普通¥700/日)がある。青木鉱泉前に沢水と思われる水道の蛇口がある。多分、飲用できる。

2001年8月1日 曇り

14:04 昨夜は暑くて準備をしようと思ってはいたがなかなか進まず、結局、朝、準備をしたので出発が遅れてしまった。この時間からだと鳳凰小屋に着くのは夜になる。今日は一面の曇り空なので景色は望めない。明日の天気に望みをかけるしかない。少し迷ったが決行する事にした。駐車料金を支払いに奥に行くと民家風の青木鉱泉があり左手に登山道があった。駐車料金を支払うとコースを聞かれちょっと出発時間に難色を示されたがOKしてくれた。戻ってから駐車場出発。

14:07 青木鉱泉。出発すると直ぐに山側の登山道とドンドコ沢沿いの登山道の分岐がある。訳あって川沿いのルートを行く。15:10 休憩11分。15:53 休憩16分。南精進ヶ滝の表示があるが滝は見えない。右手の沢を南精進ヶ滝と間違えて写真をとる。ついでに沢で顔を洗うと冷たかった。ついでに沢水を一口飲む。うまい。16:28 沢。

16:31 南精進ヶ滝分岐。16:38 登山道を行くと滝が見えたがやや遠い。さらにかすかな足跡をたどって急な道を登ると南精進ヶ滝の近くに出た。間近に見る滝は素晴らしい。また戻るのはもったいないのでさらに上へたどる事にしたが道なのかどうか怪しい。ここと思う所を登ると滝の上あたりで登山道に出た。16:47 登山道。16:58 沢。17:01 沢。水筒の水は1.5Lほど持ってきたのだが残りが少なくなったので沢水をガブ飲み。結局、小屋に着くまでに水筒の水1Lと沢水を1L、計2Lくらい飲んだと思う。普通ならお腹を壊しそうな量だがぜんぜん問題なかった。17:12 滝分岐。17:28 鳳凰滝。休憩。17:43 登山道に戻る。18:40 白糸の滝。10分休憩。19:20 暗くなったのでライトを点ける。

19:26 五色滝。暗いので滝は見ず。ここから鳳凰小屋まではドンドコ沢沿いの登山道になる。登山道が沢にあるのか横にあるのかわからないので登山道を外れないように注意しながら歩いた。途中、コンパスで方向を確認したがぴったりだったので心細いながらもちょっと安心した。五色滝を過ぎれば登山道は急ではなくなるのでいざという時の為にテントを張れるような所があるかもしれないと思ったが登山道は狭くテントを張れるような場所は無かった。青木鉱泉からの登山道は狭いもののしっかりしていた。但し、登山道が少し崩れている所がある。鳳凰小屋近くになると登山道は沢より一段高くなり夜露がズボンをずぶぬれにしたがゴアテックスブーツのせいか普通なら靴の中に入ってくる筈と思うが靴の中はぬれなかった。

20:31 鳳凰小屋。小屋の前には黒いホースから飲用水が音をたてて流れていた。トイレあり。小屋は既に戸が閉まっていた。暗闇の中、テントを張るがアンカーを打つ石が無い。まわりを探してようやく小さい石を見つけたがアンカーは全然きかない。幸い周囲は木に囲まれているので風が吹いても吹きさらしにはならないし、今日は風が出そうも無いので形ばかりのアンカーを周囲に4本打ってあきらめた。翌朝、石を使わないで下さいのような注意書きを発見したが疑問に思った。10kgくらいの石を使えばそこそこアンカーを止められるのに。何故?

南精進ヶ滝 鳳凰滝 白糸滝

8月2日 晴れ

隣のテントの声で目が覚めた。まだ3時だ。聞くとも思わず聞こえてくる会話に天の川が見えるとの声にテントを開けて空を見上げると満天の星空だった。ラッキー!楽しみな1日になりそうだ。4時頃になると明るくなりはじめ小鳥の大合唱が目覚し時計がわりとなった。今日は気分がいい。朝方の気温は14℃とやや寒い。

地蔵岳

5:50 鳳凰小屋出発。7:17 地蔵岳。賽の河原から100mくらい下のあたりは色とりどりのお花畑だった。地蔵岳には標識のような物は無いもよう。21分休憩。休憩中に少しガスが上がってきた。7:50 賽の河原。

たくさんの御地蔵さんが並んでいた。

8:01 アカヌケ沢の頭。休憩37分。9:29 休憩7分。このあたりには松の老木がありおばさんが老木の上に乗って写真を撮ろうといったので思わずダメですよと言ってしまった。乗って写真を撮るのはあきらめてもらったが側に立って写真を取っていた。今にも枯れそうな老木の周囲には立つだけでも枯らす事になりそうで出来れば止めてもらいたいと思う。

鳳凰山(観音岳)

10:13 観音岳。14分休憩。10:48 薬師岳。10:55 薬師小屋。トイレあり。水無し。キャンプ禁止。ジュース¥300。2個ジュースを飲んだ。冷えていてうまい。12分休憩。11:18 薬師岳。気温25℃。11:36 休憩9分。12:12 休憩4分。12:24 大きな岩。12:48 休憩12分。13:36 休憩5分。13:57 休憩18分。14:36 休憩5分。14:58 車道を横切る。休憩5分。15:52 沢水の水場。15:56 車道。車道は比較的広い。16:17 青木鉱泉の案内が車道の方を示しているが車道を外れる。広い道。16:23 ドンドコ沢を渡る。昨日、見た時と同様に沢水は少なく、靴を濡らさずに容易に渡れた。16:25 登山道。16:34 青木鉱泉着(入浴は¥1,000)。16:38 駐車場着。

薬師岳からの中道コースはやや湿気がある所もあるが登山道はしっかりしている。中道コースの登山口には1〜2台くらいの駐車スペースしかないがここからなら薬師岳まで日帰り往復出来そうだ。

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