乾徳山(けんとくさん)2031m
  黒金山(くろがねやま)2232m

乾徳山

山梨県東山梨群三富(みとみ)村。国道140号の乾徳山登山口の信号を徳和方向へ行く。徳和の集落を過ぎたあたりに乾徳山の案内がある。徳和内はそれほど狭くない舗装道路だが、最後の500mほどは狭い未舗装の道路となる。未舗装の道路の神社を50m過ぎたあたりに7〜8台駐車可能なスペースがある。この先、登山口の間には駐車できる場所は無く、登山口を50m過ぎたあたりに2台ほど駐車できるスペースがあるが、それほどの距離でもないので無理矢理、そこに留めるよりは、決められた場所に駐車するほうが無難である。尚、神社の300mほど手前の橋の脇にも舗装された広い無料駐車場があるようです。コンビニは2kmほど甲府市よりの「道の駅まきおか」の近くにありますが24H営業ではありません。他は甲府市に行かないとありません。道の駅は雁坂トンネルの山梨県側にもあります。

乾徳山と下山道までは、比較的しっかりとした登山道だと思いますが、それから先は通行する人は極端に少なく整備も良くありません。時間もかかりますので、初心者向きではないという事に留意してください。


2007年8月11日 快晴

5:20 駐車場出発(←)。5:37 登山口(→)。6:00 林道。


写真中央に熊→(ブレてよく見えない?)

6:10 銀晶水(←)。登山道に水が出てきたら銀晶水は近い。水は冷たくておいしい。17分休憩。6:46 駒止。右に沢の水音が聞こえてきたら金晶水は近い。向こうに何か黒い動く物がいる。足を止めて凝視する。熊だ!後ろに登山者がいた。「おーい熊だ」と叫んでみる。しかし、熊は気がつかないのかこっちへ来る。どうしようか。いきなり熊が立ち上がって小さい木の何かを取ろうとしているようだ。首に白い三日月が見える。ツキノワグマだ。それ以上こっちへ来るようすが無いので見守りカメラのシャッターを切る。やがて熊が気がついたのか右上のほうへ足早に遠ざかっていった。

 

7:24 金晶水(←)。さっき熊がいたところは金晶水の3〜4m上だった。後から来た登山者4人に熊がいた事を話し、注意してもらう。14分休憩。7:49 大平高原、道満尾根、高原ヒュッテ分岐。8:22 月見岩8:31 扇平。扇平には花がさいているという事だったが、季節違いなのかほとんど花は無くただ草原が広がっているばかりである。8:33 木陰で13分休憩。

扇平から見る乾徳山頂上

乾徳山頂上

途中に鎖場があった。距離は短く難易度も高くないが、せり出した岩に上るのは怖い。鎖は2本あり、右の方が簡単そうだが、体が崖の上に出て怖いので左の鎖を選ぶ。最初は簡単だが、上に行くと足をかける所がなくて、難儀する。強引に足を上にもっていき通過する。頂上直下にも鎖があり、こちらは45度の傾斜の岩で足をかける事ができない。岩に直角に体を保って鎖を伝って登る。後から聞いた話では回り込んだ所に巻き道があるそうである。9:47 頂上(←)。頂上は日陰がほとんどなく暑い。誰もいなかったので、わずかな木陰に荷物を置いて陣取る。54分休憩。10:54 下山道分岐。10分休憩。11:42 6分休憩。乾徳山から黒金山の登山道は若干、不明瞭。

12:03 笠盛山頂上(←)。12:12 5分休憩。12:59 大ダオ分岐。

  黒金山(くろがねやま)2232m

13:05 黒金山頂上(→)。13分休憩。13:59 西沢渓谷分岐。9分休憩。出発してGPSを見ていると、どうも進んでいる方向が違うような。地図を出して確認すると青笹の方へ進んでいた。分岐にも青笹という表示があったのだが右と思っていたので間違えてしまった。引き返す。14:17 西沢渓谷分岐。14:51 4分休憩。15:22 10分休憩。登山道は不明瞭。時々あるマークを確認して進む。西沢新道の尾根では登山道を無視しても歩けるが、登山口へ降りる急坂は登山道を使わないと難しい。登山道を忠実にトレースする事が重要。夜間の歩行は難しいかもしれない。17:02 黒金山登山口。3分休憩。滝を対岸から見ようと思って南側を帰る事にしたが、滝はほとんど見えずがっかり。しかも、いくら歩いてもたどり着けない。南側は長い距離を歩くので時間がかかるかも。しかも最後のほうでどっちへ行けばいいのかよくわからない。GPSに頼って歩く。一般人は大丈夫なのだろうかと首をかしげたくなる。18:50 西沢渓谷入口。

ここから自転車で国道を南へ行く。ほとんど下りなので楽。20:00 徳和入口。ここからは登りなので、ザックを置いて自転車で行く。しかし、暑い。国道では携帯が使えたのでタクシーを呼ぶべきだったかもと後悔する。しかし、タクシーの電話番号わからず携帯も不通。ほとんど自転車に乗らないで押すばかりなので最後のほうで自転車を置いて歩き出す。20:38 駐車場着。駐車場にはテントが1張り張ってあり、明かりがついていた。きっと明日の朝、登るのだろう。

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