大高山(おおたかやま)2079m 三壁山(みつかべやま)1970m
高沢山
(たかさわやま)1903m エビ山(えびやま)1744m
 

大高山(中央奥)

群馬県吾妻(あがつま)郡六合(くに)村。登山口へは長野原町より国道292号、国道405号と北上し、終点の野反湖(のぞりこ)から入る。国道は一本道ではないので標識を見て、野反湖を目指して進む。登山口にはキャンプ場があるが、その手前500mに売店と大きな無料駐車場(60台くらい)がある。売店の隣に公衆トイレがあり24時間利用できる。トイレには水道があり、飲用できそうである。キャンプ場にも駐車場があるがキャンプ場利用者用と思われるので売店の駐車場を利用すべきだろう。国道292号を10km北上した所に道の駅六合がある。コンビニ・スーパーは長野原町か中之条町にある。コンビニは途中の国道145号には1件あるのみ。

 

2008年10月12日 曇り

朝方は空一面に雲が広がり強風で寒い。今日は晴れの天気予報のはずなのだがと思いながら出発を躊躇する。しかし、地平線に明るさが出てきたのを確認して出発する事にした。出発から1時間もすると次第に晴れて、風も止み絶好の登山日和となった。
6:36 駐車場出発(→)。6:45 野反湖ロッジ(キャンプ場)。野反湖ロッジの正面(北側)に三壁山の標識を見てそちらに進む。キャンプ場には小さいバンガローがあり、車が横に駐車している。車で入れるバンガロー形式のようである(←)。途中、トイレの横に三壁山の案内があったのでトイレの脇を通り舗装道路をパスする。6:55 ゲート。鉄の錆びた棒が道路を塞いでいる。舗装道路終点。7:15 広い道を行くとやがて沢沿いの道となり、行き止まりとなった。戻って道を探す事にする。少し戻ると、先ほどトイレの手前で追い越していった若者に出会った。この先に道が無い事を告げると、くるりと向きを変えて戻って行った。私も追いかけようとしたがGPSの電池を交換している内に見失った。GPSを見ながら戻って行くと途中にロープの張られた脇道らしきを発見したが、藪になっていた(廃道らしい)のであきらめて、さらに戻ると、先ほど通過したゲートの左手に登山口と書かれた杭を発見した。来る時にちょっと右を見れば気が付いただろうに。7:30 三壁山登山口(←)。少し登って行くと先ほど合った若者が後から登ってきた。どこから来たのと尋ねると、戻って、あの廃道らしき所をGPSを頼りに藪をかきわけてきたらしい。しかし、結局、私の方が早かったようだ。彼はGPSを首にぶら下げていた。彼は倍のスピードで私を追い越して行った。これで3度目である。彼は経験が浅いようである。GPSに頼り過ぎると彼のように不必要な藪漕ぎをし、登山道を外れ、自らリスクを高くする事になる。8:46 三壁山(→)。展望は無い。さっきの若者が休憩していた。12分休憩。
登山口

三壁山

カモシカ平

9:37 エビ山分岐。9:53 カモシカ平(←)。笹原と紅葉の色のコントラストが綺麗。10:45 10分休憩。11:34 大高山(→)。20分休憩。下っていくと天狗平に小さな池が見えた。12:26 水場分岐。水場150mという道標はあるが五三郎小屋という案内が無い。また、天狗平という案内もあったが、その方向には道がなかった。五三郎小屋と天狗平への道を探してもう少し直進する事にした。12:33 さらに進むも五三郎小屋も天狗平への道は見つからず上りの道になるので諦めた。7分休憩。とりあえず分岐まで戻る。分岐の道標を良く見ると水場の上に五三郎小屋と書いてあった。大高山方向から見ると、やはり上に書いてあるのだが大高山の案内に隠れて見えなくなっていた。一安心して五三郎小屋へ向かう。12:51 五三郎小屋。五三郎小屋小屋には途中で合った若者がいた。

天狗平

五三郎小屋 水場は小屋のすぐ前にあり、沢水だがすぐ近くで湧水したものが流れているように思われ、飲用可能と思われる。五三郎小屋は小さなブロック作りでトタンの屋根の北の端が錆びて少し欠けているようだ。小屋の入り口には引き戸があるが開いたまま動かない。小屋の中は中2階のような棚が崩れそうでちょっと危ない感じがする。その下を避けて2〜3人くらいが寝るのがせいぜいだろう。小屋は土間で湿気ている。床が無いのは利用しにくい。ブルーシートが敷いてあり、もし雨になったら屋根にかければしのげるかもしれないが、小屋の屋根にシートを掛けて止めるのは難儀しそうである。テントを張れそうな場所はあまりないが小屋の前と水場の前の笹が刈り払われた場所なら小さいテントが張れそうである。小屋への分岐付近は登山道の笹が広く刈り払われていたので、いざとなったら登山道にテントを張るのも不可能ではないだろう。

少し休憩した後、若者も天狗平へ行きたいというので一緒に行ってみようという事になった。小屋から分岐までは上りも下りも約5分である。分岐の近くには天狗平方向に笹がやや割れている所があったので、若者を先頭に笹を分け入ってみた。しかし、数mも行くと急な下りとなり、周囲を見て私が行かない方がいいと言ったにもかかわらず、若者は強行したので、笹に足を滑らせて転倒、四苦八苦していた。それで、そこは諦めて別の場所を探す事にした。少し西に行ってみる。GPSでは確かにこのあたりなのだが登山道らしきものは見当たらない。すると彼はやおら急傾斜を下っていった。急傾斜の先には低木と笹原が見えた。低木は今の時期、葉が落ちて細い枝しか見えないのだが、横に枝が張っている場合があって、かなり除けて通らなければならない。単に笹原よりもやっかいである。私は彼にはついて行かずに言った。「おーい、俺は行かないからな。帰って来なくても助けに行かないぞ。帰って来なかったら名前を言っておけば警察には届けるけど。」すると彼の返事は「2時間で戻ります」だった。私は分岐まで戻って刈り払われた登山道に寝転んで山を楽しむ事にした。しばらくすると彼も戻って来た。諦めたようだ。この付近は細かいうねりがあり、笹があるため急傾斜を行く事ができない。単に笹だけなら掻き分けて行けばいいのだが、そうはいかない。あたりを見回しても緩やかな傾斜の笹原は見つからなかった。天狗平との標高差は少ないので絶対に無理とは言わないがかなり難儀するだろう。しばらく彼と山を楽しんだが、日が暮れるのが早いので午後3時頃には小屋に戻って、テントを張る事にした。私は小屋の前に、彼は小屋の中にツエルトを張る事になった。彼はツエルトは今回が初めてとの事で少々驚いた。夜は寒いのに大丈夫か。零度近くになるよと忠告しておいた。今夜は2人だけと思ったのだが4時頃になってもう1人が到着した。野反湖を12時頃に出てきたという。彼は水場の前にテントを張った。4時頃には暗くなると思っていたのだが予想に反して5時を過ぎてもまだ明るかった。若者はだいぶ時間がかかったが何とかツエルトを張り終えた。後から来た人は独り言が多いようで何かぶつぶつ言っている。若者はシュラフを持ってきてないようで少々心配だったがそれなりの身支度はしているので死にはしないだろうと言った。寒くなったら登山道を上り下りすれば暖かくなるよともアドバイスした。ついでに寒くなったら野反湖へ帰るのが懸命だと言っておいた。登山道はそれほどわかりにくい所はないし、4〜5時間あれば到着するだろう。車で来ているそうだから野反湖に着けば問題ない。しかし、夜の登山には敬遠しているようだった。夕食も済んで暗くなって、夜の7時頃に彼は起き出して何処かへ出かけて行った。しばらくして彼が戻って来た。やはり寒いのである。動けば暖かくなるが、それは5分か10分くらいしかもたないだろう。現在の温度は6度。私は彼に帰る事を勧めたが結局、その後はツエルトで朝まで過ごしたようだ。時々、物音がするので生きているなと安堵しながら夜を過ごしたのだが、翌朝、聞いてみると指の感覚が無くなったという事である。後から来た水場のテントの人は独り言が多かったが夜になっても声がした。独り言なのか、それとも寝言なのか。何を言っているのか聞き取れなかったが長い夜の暇つぶしにはなった。夜は雲はあったが木々の間から星も少しは見えた。風も無く穏やかな夜であった。朝の気温は4度。今頃にしては比較的暖かいほうだろう。後から来た人は暗いうちに起き出し出発していった。ツエルトの彼は明るくなってから私の少し前に出発した。私が最後である。

高沢山

 

エビ山

10月13日 晴れ

6:40 五三郎小屋出発。6:52 分岐。7:32 大高山。8分休憩。8:48 カモシカ平。水場200m。8:52 水場。水はカモシカ平から染み出た水が沢になったもので、この時期、水量は少なく、そのままの飲用には不安があった。もっと水量が多ければ飲めるかもしれない。8:57 カモシカ平。18分休憩。9:46 三壁山分岐。6分休憩。9:56 高沢山。10:40 エビ山。頂上は10mくらいの平らな広場に草が芝生のように生えて、周囲の山が良く見え、休憩には持って来いの場所である。31分休憩。11:52 エビ山登山口。ここは野反湖の遊歩道でテントでのキャンプ場にもなっているようだ。遊歩道を歩いて帰る。12:04 野反湖ロッジ。遊歩道を歩いていくとロッジの西側に出た。12:14 駐車場着。

         
         

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