雲取山(くもとりやま)2017m  

雲取山へは国道411号線、丹波山村の後山(うしろやま)林道からと鴨沢から入る2通りが考えられたが三条の湯の温泉にひかれて、後山林道から登る事とした。尚、鴨沢から登る事もさして時間的な差は無い。鴨沢の入口はちょっとわかりずらく、大菩薩の方から来ると、右に湖の見える10台位駐車出来る無料の駐車場があり、左には公衆トイレ(水道有り)のある所のトイレの裏である。この道を道なりに行くと小袖乗越のちょっと手前に地図に無い二股の道に出るが、これは右に行く。分岐の手前にちゃんとした表示があるが建物の前なのでわかりずらいのと、分岐のよくわからない表示に目がいってしまう。小袖乗越の駐車スペースは車のすれ違いの為のスペースといったところでせいぜい3〜4台のスペースしか無い。後山林道の入口もわかりにくいが丹波山温泉(丹波山村)を過ぎてから初めての左手の道である。後山林道は未舗装の林道なので少々心配になり三条の湯に電話して温泉に入れるかを聞いた所、午後からなら大丈夫で、今の所、乗用車でも通行可との事だった。後山林道の終点は転回場所となっており駐車出来ないが、その200mほど手前に7〜8台駐車可能なスペースがある。後山林道はまあまあで3〜40分位で終点まで行ける。

’99年10月14日 曇り

7:29 後山林道駐車場出発。7:34 後山林道終点。
8:08 三条の湯。(トイレ、水有り)15分休憩。三条の湯に着くと本日の入浴は3時からとある。あれ?昨日聞いたのと違う。午後3時まではかなり暇がある。トイレはきれいで臭いも無い。EMぼかしの効能か。

8:54 休憩15分 9:39 休憩23分。休憩していると昨日、大菩薩に登っていた老夫婦に会い長話になってしまった。三重県から来たというメガネをかけたがっちりした体格の男性ときゃしゃな女性の2人は既に百名山の97を登ったという、明日は両神山、残りは那須岳と何処かと言っていた。両神山はおととい登った山で、清滝小屋に泊るとの事だったので予約した方がいいですよと教えてあげた。清滝小屋は誰もいない時は鍵がかかっており、鍵を壊された事もあると聞いていたからだ。一番良かったのは何処かと尋ねたら宮ノ浦岳と教えてくれた。同感である。トムラウシもいいが1番はと聞かれたら、やはり宮ノ浦岳と答えるだろう。その他にスイスのモンブランとか幌尻の苦労話とかの色々と面白い話を聞かせていただいた。2人は昨日、三条の湯に泊って雲取山に登って下山するところだった。でも最初の計画は昨日の内に登り終わる予定だったようだ。あの時間からでは無理ですよと言って別れた。

10:53 雲取山荘分岐。休憩13分。朝のうちは山が見えたがすっかりガスがかかってしまった。

11:40 雲取山避難小屋()(トイレあり)。ここが頂上かと思い休憩していたら、小屋の50m程先が頂上だと教えてもらった。頂上は50m位の視界しかきかないのでまるで見えない。

12:24 下山開始。12:45 雲取山荘分岐。休憩2分。13:31 見晴らしの良い場所。休憩5分。

登山道を歩いていると、上の方からかさかさと、何かが降りてくる様な音がした。熊にしては軽い音だ。一瞬、私は身構えた。それは、もうすぐ先の登山道に出そうだ。でた!リスだ。一瞬姿を見せてまたすぐに下の笹の中に消えていった。登る時には鹿の糞もあったから、結構動物もいるようだ。登山道の端が崩れているのは鹿のせいかも。

14:09 三条の湯()(三条小屋)。まだ早いが三条の湯の女性に温泉に入れますかと聞いたら、あと5分か10分で入れるとの事だったので待つ事にしたが、そのうちに雨がぽつりぽつりと降ってきた。まずいなー。三条の湯に入ると2人の宿泊客も入って来た。湯に浸かっていると雨が激しく振り出したが、出る頃にはほとんど止んでいた。ラッキーだ。
14:47 風呂から上がって支度を整えると私はすぐに歩きだした。結局、車に着くまでほとんど雨には降られなかった。
15:11 林道終点。15:16 駐車場。

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