三条の湯(鉱泉)

三条の湯へは車で温泉まで行く事はできない。何がしか歩く必要がある。三条の湯のある後山林道の入口はわかりにくいが丹波山温泉(丹波山村)を過ぎてから初めての左手の道である。後山林道は未舗装の林道なので少々心配であるが普通の乗用車でも通行は可能だった。心配ならば三条の湯に電話して聞くのが良い(下記、ホームページ参照)。電話をしたらついでに入浴出来るかを聞いた方がよい。鉱泉の温度は低く沸かす必要があるので、いきなり行くと入れない可能性もある。私が行った時は午後からなら大丈夫との事だったが実際は午後2:00過ぎから入れるようになった。日によって時間は曖昧なようである。浴槽は小さいのが1つあるだけで、男女交代(30分ごとに交代?)で入るのでやや待つ場合もあるかもしれない。後山林道の終点は転回場所となっており駐車出来ないが、その200mほど手前に7〜8台駐車可能なスペースがある。後山林道はまあまあで車で3〜40分位で終点まで行ける。国道411号から歩くと三条の湯まで片道3時間程度はかかる。三条の湯にはトイレと飲用水がある。

〜 〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〜 〜

風呂に入れるようになったという事で風呂場に向かい脱衣所で服を脱ぐ。風呂は普通の温泉場のように広くはなく大型の家族風呂といったところで3〜4人くらいが精一杯である。今夜、小屋に泊まるという男性2人が一緒に入ってきた。浴槽の上には木の板の蓋があるのでそれをどけてお湯をかきまわす。初湯なのでかきまわさないと上下の温度差があるかもしれない。年配の男性が顔を洗いながら良い湯だ塩辛い味がすると言った。私も湯で顔を洗うと最初は塩辛かったが良く顔を洗ってから湯を舐めてみると塩辛くない。最初は顔の汗の塩分で塩辛い時がある。年配の男性はほどなくして出て行ったので若い男性に「しょっぱくないよな」と確認した。若い男性は塩辛くはないがかすかに温泉の香りがするという。匂いに鈍感な私には感じなかったが透明な良い湯である。三条の湯は百名山の雲取山の登山道の途中にあるので登山の帰りに寄るとか登山の宿泊客が多いようである。私が風呂から上がって服を着ていると最後の1人の若い男性も上がってきたので風呂場をのぞいてみると蓋がしてない。蓋をした方がいいんじゃないかと声をかけて、若い男性と2人で蓋をした。家族的な良い温泉である。

三条の湯 http://www1.ocn.ne.jp/~sanjou/

[next] [top]