グアム  
     

2日目

今日はいよいよグアム観光の始まりである。初日は観光バスでの島内一周。正確には西を半周というのがあたっているかもしれない。昨日は飛行機で疲れたかもしれないと思ったのでバスに乗っていればいいだけにした。しかし、昨日は2人が結構、夜遅くまで買い物をしたので寝る時間が少なくなり、朝、早い出発は少々つらい。レオパレスからウェスティンのバスは1時間ごとで、観光に間に合うように行くには7時でも大丈夫との事だったが、食事の時間がゆっくり出来ないのと初日でトラブルになっても余裕の時間という事で6時レオパレス発のバスに乗る事にした。6時15分くらい前か、別棟のホテルの玄関に向かって歩き出す。すぐそこなのですぐに到着。バスはまだ見えない。6時5分くらい前か、やっとそれらしきバスがお目見えするが玄関の手前で待機。しかし、間もなくして、バスが玄関前に横付けになった。早速、乗り込む。朝、早い時間のせいかバスはがらがら。すぐに係りの人が点呼を取った。結構、しっかりしている。私は海外で旅行した事はあるが仕事のついでの観光なのでツアーではない。ツアーは今回が初めてである。ツアーでなければ勝手に計画を組んで予定も時間も行き当たりばったりなので、何の気兼ねもいらないが、今回はそうはいかない。しかし、自分で計画して行く場合は時間は気にならないが、無事に帰れるかどうかは心配なところだ。行ったはいいが帰り道がわからなくなったり、タクシーなど帰りの交通機関が確保できるかどうかも心配である。

朝6時頃には予定通りバスは出発し、渋滞もなく6:45頃にはウェスティンホテルに到着。バイキング形式の朝食をする。朝早いので1番乗りしたようだ。しかし、すぐに何人かやってきて、そう寂しい思いはしなくて済んだ。味はというとまずまずなのだが、ソーセージやベーコンといった肉類は何故かとても塩辛くて、1つか2つ食べるのがせいぜいだった。海外ではよくある事なのだが見た目はおいしそうでもとても口に合わないという事がよくある。1度にたくさん注文するのではなく、まず少量で味見するのは鉄則である。以前、シンガポールで、何日か滞在して、みんな海外での食事に飽きてきて、日本の味が懐かしくなった頃、屋台村へ行ったところ、日本語でやきそばという言葉を聞いてみんな私もとやきそばを注文したが日本のようなソース味ではなく、麺をたくさんの唐辛子と一緒に焼いたようなものだったので、辛くてほとんど残した事があった。しかし、ここの場合はそれほどでもなく、全体としては朝食は満足できるもので、大きな不満はなく満腹になった。

ゆっくりと朝食を済ませ、ロビーで待つがなかなかお迎えが現れない。やや心配になってきた頃、ようやくバスが到着。ここでも係りの人がいて点呼を取る。時間になればさっさと出発してしまうのかと思ったがそうでもないようだ。いなければ多少は探してもらえそうである。だいたい予定通りの8:05にはバスは出発したように思う。バスはここが出発のようでそこから西へ向かいながら次々とホテルを周って乗せていく。ホテルの中には有名な高級ホテルもあり、ホテルを見るだけでも面白い。ホテルを全部周り終えた頃にはそこそこの人数となり、バスの中はにぎやかになった。満員という訳でもなくちょっと空きのある丁度いい程度である。それで車内を見回してみると驚いた事にほぼ全員が日本人。後でわかったのだがグアムに来る観光客はほぼ100%日本人だそうである。あまり海外に来たような気がしない。そんな事なので当然、ガイドさんも日本語で話す。年配の現地の男性のようである。海外へ行くとガイドは英語のみなのでよくわからずに見るだけ見るというパターンになりがちだが、日本語のわかるガイドというのはありがたい。しかし、難を言えば、あまりうまくない。やっぱりガイドというと面白おかしく飽きさせずに話してくれると面白いのだがそうではなかった。例えば、あれが何々ですと言うが、どの建物なのかよくわからない。多少、説明もするのだがこれといって面白味のない説明で長く聞いていると飽きがくる。

バスは郊外で4号線を南へ進路を変え南の海岸線へと出た。8:57 休憩。横井さんがジャングルから出て、最初に食事をしたというドライブイン(←)に到着。ドライブインと言っても小さな土産物店である。

 

タロフォフォの滝

9:25 タロフォフォの滝。ここの近くに横井さんが30年近く暮らしたという場所がある。バスから降りると放し飼いのブタが出迎えてくれた。飼っているのか、野生のブタが住み着いているのかは定かでない。ここからはゴンドラに乗ってタロフォフォの滝まで降りる。滝の周りは遊歩道になっていて1周できるようになっていた。ゴンドラの降り口の丁度反対側には土産物店があり、そこには資料館がある。そこから歩いて300mくらいのところに横井さんが住んでいたという穴があった。川の近くで、竹の根元を縦に掘ってあったようだが台風で穴は崩れたそうで、入口として1mくらいの穴があるのみである。10:30 出発。

横井さんの住んでいた穴の入口

10:43 イナラハンチャモロ文化村。海岸の近くにある。これといった駐車場がないようで道の中央スペースにバスを止めた。ココナッツミルクの作り方とかココナッツを炒めたようなものを作る。ちょっと味見するがあまりおいしいという印象はない。その他、ロープの作り方などの説明あり。11:30 出発。

 

 

11:50 ソレダッド砦(→)。海岸沿いの丘の上にある。大砲が置いてある。12:00出発。

12:20 ガアン・ポイント(←)。旧日本軍の砲台跡。少し散策。モグラの穴のようなものがあるので、聞いてみるとヤドカリの穴という。穴の大きさからすると随分大きなヤドカリのようである。

12:52 アサンビーチ。米軍が上陸したところ。13:07 出発。

13:15 バイキングの昼食。この頃には空は雨模様になってきて、ちょっと雨も降る。14:00 出発。出発すると朝出発したあたりを通り過ぎてさらに東へ進む。丁度、今日1日でグアムの西の半分を回った事になる。少し飽きてきた。

14:30 平和慰霊記念公園。せっかく来たのだが土砂降りの雨でバスから降りる人はいない。説明をバスの中で聞く。見ると塔のような建物があるだけなので行かなくても想像がつく。14:35 出発。そのまま元来た道を引き返す。これで終了になるようである。バスで周った感想は日本だと古い歴史の何かが必ずあるのだが、グアムではせいぜい50年くらいのものでそれほど歴史を感じさせるものがなかったのがちょっと残念。でもそれがグアムの文化なのだから仕方がない。全体としてはちょっと拍子抜けした感じだが、グアムの文化に触れるという意味ではまずまずである。もっとも最大の目玉が横井さんの縦穴と滝くらいであったとの感はいがめない。

後は元来たホテルに送るようだが途中のマイクロネシア・モールでも降ろしてくれるという。最初はいいと言っていたが、直前になって行きたいというのでマイクロネシア・モールで降りる事にした。すると買い物などの割引券とか市内の周回バスの無料券を1枚づつくれた。これを使えばホテルまでは無料で帰れそうである。ラッキー。最初は私たちだけが降りるようだったが、これを見た何人かも降りる事になり。バスの無料乗車券などをもらっていた。最初にそれを言えば降りる計画をした人ももっといたかもしれない。私は何回かの海外で移動には自分でタクシーなどで行った経験があり、グアムはそれほど広い場所ではないとか多少知識を仕入れていたので気軽に降りられたが初めての海外では自分達で移動するのは勇気がいるだろう。

マイクロネシア・モール(→)は集合のショッピングセンターで色々な物があるデパートのようなものである。私は特に買うものもなかったし、バラバラで行動するには不安もあったので4人で見て回ろうと思ったのだが、何故かTとKは反対する。それで仕方なく帰りの時間を決めて自由行動とする事にした。30分ごとに来るようなのでバスの時刻表を見て、ギリギリ間に合いそうなバスの1本前の時間に集合する事にした。2人づつに分かれてからしばらくするとすぐに2人を見失った。我々はこれというあても無く歩いてからスーパーに行く事にした。スーパーは大きかったがお目当てのフルーツはほとんど無くてがっかり。価格は日本と比べてもちょっと高いくらいか。しばらくスーパーを回ったがそれも飽きて集合場所に戻って待つ事にした。そろそろ集合時間というのになかなか現れない。ちょっと心配になる。3分前になってようやく現れる。それでバスに乗ろうとしたら、既にバスは行ってしまったようだ。私はタクシーで行こうと言ったが3人は大反対。しかし、バスだと時間通りに来るかどうかわからないし、距離が短くても時間がかかる場合もあるという事で何とか説き伏せてタクシーに乗った。タクシーに乗ると5分もしないくらいでホテルに到着。タクシー代は$6だった。ディナーショーの出発までは30分以上あるという事でKとTはDFSへ出かけていった。忙しい事である。

[next] [top] [guam]