朝日岳(あさひだけ)2418m

朝日岳

新潟県糸魚川市(いといがわ)の国道148号から1度、平岩駅(ひらいわ)方面へ向かってからUターンするようにして西へ向かい終点の蓮華温泉まで行く。道路は途中、かなりの急勾配の所もあるがそう狭くも無い舗装道路が蓮華温泉まで続いている。 蓮華温泉までバスで行く事もできる。下記参照。

糸魚川バス http://www.marukei-g.com/busgroup/hakuba/hakuba.html

終点の蓮華温泉には広い無料駐車場があり公衆トイレもある。トイレには水道らしきものもあるが飲用可能かどうかは不明。平岩駅から6kmほど南の国道148号沿いに道の駅小谷(おたり)がある。コンビニ、スーパーは白馬村(はくば)か糸魚川市の市街にある。

朝日岳頂上

前日の夜に蓮華温泉に入る事にした。白馬村でスーパーに寄り、今日の夜と翌朝の食料を買い込む。いつもはインスタントものばかりをザックに詰め込み山で食べるのだが、どうも味気ない。今回は気温も低くなったことだし、山で焼肉でもしようと思ったが、なかなか山へ生肉を持ち込むのは勇気がいる。はたして2日も3日も腐らずに済むのか。山で食あたりでもしたら大変である。しかし、気温も低くなったので何とかなるだろうと、今回は生肉を持っていく事にした。色々と検討したがいまいちでいいのが見つからない。ハムでは焼肉にならないし、生肉もスーパーで売っているのは量が多すぎて丁度いいのがない。仕方がないので焼肉はあきらめて金華亭の200gのホルモン焼きを仕入れた。出来れば真空無菌パックで長期保存可能なものがあれば良かったのだが、そういうものは無かった。ホルモン焼きは一応、パックになっていて多少は長持ちしそうな気がした。ホルモン焼きは持ってきたが白馬村のスーパーに寄ってみるとおいしそうな塩の焼肉(ねぎ付き)があった。しかも終わり間際で安い。すでにホルモン焼きを仕入れていたので迷ったが誘惑に負けて買い込む。400gはちょっと多いかもしれない。肉だけで600gになってしまった。どこかで肉を少し食べて荷を軽くしようかなどと思いつつも今夜と明朝の分の弁当もしっかり買い込んだので腹に隙間があるかどうかが問題である。国道を離れ暗い寂しい夜道を蓮華温泉へと向かうと何か通行止め。え〜〜!と思いながらも窓を開けて近くにいたおじさんに聞くと夜の8時頃まで通行止めという。ちょっと安心。指示された道路脇に車を止めて、夕食の支度にかかった。既に弁当は買ってあるので例の塩の焼肉を半分わけて道路脇でコンロを出して焼き始めた。ナベで肉を焼いていると交通整理をしていたおじさんがたまらずに声をあげた。うまそうな匂いがするなあ。そうだろうねきっと。でもあげない。夜の弁当は焼肉弁当だがさらに200gの肉が加わって豪勢な夕食となった。食事が終わる頃になると通行止めも解除されて、車が通れるようになった。私は急ぐ必要もないのでナベなどを洗ってからおもむろに出発した。

2003年10月9日 晴れ

7:11頃 出発。7:26頃 キャンプ場。7:52頃 兵馬湿原。湿原には霜が降りていて木道は霜で滑り易い。10:29頃 白高地沢。12:12頃 水場()。見晴らし台のような場所の右側(北側)に木道が延びていてその先に湧き水があった。水は冷たくておいしい。あたりは紅葉で山が綺麗である。15:06頃 頂上。頂上には誰もいなかった。海は見えなかったが白馬岳が良く見えた。16:10頃 朝日小屋。

朝日小屋()に到着すると早速、テント(¥500)の受付を済ませた。今日はテントは他には誰もいないらしく小屋の前のグラウンドのようなテント場は何処にはろうが問題無し。あまりに広いので何処にするか、かえって悩むが真ん中あたりにテントを張る事にした。テント場の近くには綺麗な公衆トイレがあり、水場()にも水は豊富にあった。

暗くならないうちに夕食の準備をした。メインは昨日買った焼肉である。アルファ米にお湯をかけ、焼肉をナベで焼く、ナベなので網で焼くようにはいかないがそれなりにおいしそうな仕上がりとなった。いつもは酒類は持って来ないのだが、今回は缶チューハイを持ってきた。酒のつまみを食べながらチューハイを飲み、焼肉を食らう。至極満足。満腹になってしばしテントで寝転ぶ。夜空には満天の星空が輝いていた。しばらく経ってあたりを散歩してみると北西の方に明かりが見えた。何だろうと朝日小屋の外の西の階段を登ってみると道路や町の明かりが良く見えて綺麗だった。

−−−>雪倉岳

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