夏油(げとう)温泉洞窟の湯

岩手県北上(きたかみ)市、無料駐車場、公衆トイレあり。手前にキャンプ場あり。手前3kmくらいに冷たい水があり。駐車場に車を置いて左手(東)の橋を渡り、右手の夏油山荘の奥から右に回り込み橋を渡って左手の川沿いに上って突き当たりにある。歩いて7分。夏油温泉手前の道は舗装されているがやや狭く、狭い道の運転に慣れていない人が多いようで、こちらに車がいるのに先を見ていないのか、よけずに猛スピードで突っ込んでくる車があったので注意を要する。

右に滝があり、洞窟の入り口に下駄箱がある。暗くて中がよく見えない。どこにはいるのかと靴を入れて中に入ったら、もう風呂だった。引き返して服を脱ぎ下駄箱に放り込む。洞窟は2mくらいの幅で奥行きは20mくらい。奥の方が湯気でむっとしている。温度は中ほどから奥は39℃。手前は0.5℃くらい低い。明かりがないと良く見えないが下はほぼ平らなのでつまずく事は無い。何か味はあるが良くわからない。うまい味ではない。何処が源泉なのかと歩き周るがよくわからない。下を懐中電灯で照らしていると右手に丸い「かめ」の様な物がある。手を入れて見ても熱くない。藻の様なものに手が触れたので慌てて手を引っ込める。今度は上を見るがお湯がしたたり落ちている様子は無い。ふと左手が暖かいのに気が付いた。岩が出っ張っている所が暖かい。少しお湯が出ている様だが湯量は非常に少ない。岩事体が暖かい様だ。岩の間に染み出た水が岩の熱で暖められているように思う。洞窟は石灰岩の洞窟の様に見える。しばらくすると関西弁の5人の若者が入ってきたので、私は出る事にした。
入り口の隣の滝のベンチに腰掛け足を滝壷の水で洗おうとすると、ややっ!暖かい。さては温泉の滝か!温度を測ると31℃。もう1度靴下を脱いで裾をまくり滝壷の奥へ足を踏み入れると冷たい。良く見ると滝の右手の岩からお湯が染み出ていた。

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