私はいろいろな機械の電気、ソフトウエアを設計する仕事をしています。

この出張の1年程前から設計を始め毎日遅くまで仕事をし、休日も無くほとんど仕事をしていました。ですからシンガポールどこにあってどういう国なのか調べる余裕もなく、なれない海外出張にもかかわらず、たいした支度もせず飛行機に飛び乗った次第です。

私はそれまでに2回程ロスへ海外出張へ行きましたが(かっこいい〜〜!)3〜4日の出張でしたし海外経験が豊富な方が同行していたので心配はありませんでした。でも今回はちがいました。海外に1ヶ月もいる予定ですし仕事がうまくいかなければさらにのびる事もあります。そしてなんと英語で留年しそうになったくらい英語は苦手です。ともあれ、こうなったからには度胸を決めてかかるしかありません。

前回の2回の出張で飛行機の中でビールやワインなどは好きなだけ飲める事はわかっていましたので、ただビールを飲みながら機内の雑誌に目を向けました。飛行機の航路や地図が載っていました。シンガポールの場所を探すと、なんとそこは赤道直下の国ではありませんか!!!

私はちょっと心配になりました。気温が40度を超えることがあるんだろうか?なんとかなるさ。それが私の結論でした。シンガポールで日本人がよく死ぬと言う話は聞いた事がありません。大丈夫だ!私は私自身に言いました。