湯之谷温泉  

宮崎県北方町県道214号沿い。無料の温泉。高千穂町から延岡市方向へ行くと道の駅青雲橋がある。さらに8.6km行き鹿川渓谷の標識を右折して下る。1.3kmほど進むとまた鹿川渓谷の標識があり左折。ここからは県道214号のはずなのだが道路には県道214号の標識は一切無いので少々不安になる。9.7km行くと下鹿川(しもししがわ)小学校があり、その前を通り過ぎてさらに奥へ。さらに1.8km進んだところで左に木の皮のついた2mほどの長さの材木が束ねてあった。よく見ると湯之谷温泉の表示がある。着いた!入り口の脇には幸いにも車が2〜3台駐車出来るほどのスペースがあった。

早速、車を停めて川の方に降りる。落ち葉で滑りやすいやや急な小道を降りて川の近くに来ると道が2手に分かれている。とりあえず左に行く事に。すると間もなく釜が見えた。下にももう1つ。当たりだ。道路からは約200mくらい、入り口よりやや下流側にある。ホースから釜の中に勢いよく水、いや温泉が注がれている。温度は25.5℃。透明だが釜の中には白い物がある。とりあえず釜の掃除。ここのところずっと雨なので薪は使えない。持ってきた鍋に温泉水を入れ携帯コンロにかける。すると、ざあざあの雨が降ってきた。濡れるのも何なのでリュックを傘の下に置いて服を脱ぎ五右衛門風呂に温泉水を少し入れて浸かってみる。寒くはないがそれなり。それから温泉水を汲んでは鍋にかけ風呂に注ぐという作業が延々と続いた。あまりに時間がかかるので持ってきた冷やし中華とすいかを食べながらゆっくりと温泉に浸った。教訓!カセットコンロと鍋は最低2つは必要!。やがて肩が浸かる頃にはガスボンベ1本を使い切った。ガスボンベはまだあるが既に3時間近くが経過しているので帰る事にした。帰り道ふと気が付いたのだがあの風呂には炊き口はあるのだが、もしかして煙突が無い。五右衛門風呂の造りは、普通、釜の外側は空洞になっていて火が釜を包むようになっている。煙突が無いということは火が釜の周りを通らない。もしそうだったら、火を起こして風呂を沸かすのも一苦労かもしれない。薪で風呂を沸かすのも悪くはないが火事の危険もあるので誰かガスにしてもらえないかな〜。ガスの自動販売機って画期的!どこかにあったな、ガスの自動販売機。

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