両神山(りょうかみやま)1723m  

両神山 頂上 -----------

埼玉県秩父郡(ちちぶ)大滝村(おおたき)。国道140号から県道210号の標識を見て県道210号へ入り中津峡へ向かう。雁坂トンネル方向から行くと県道210号の入り口はトンネルの出口付近にあり見にくいかもしれない。県道210号はやや狭いが舗装道路が国道299号まで続いている。上落合橋は何の変哲もない橋だが橋を過ぎた所に目に付く登山口があるのですぐにわかる。上落合橋の手前20mくらいには同じ様な落合橋があり、その間に7〜8台駐車可能な駐車スペースがある。県道210号の行く途中にはトイレがある。国道140号沿いには道の駅大滝温泉がある。

今回は上落合橋から入ったがもう少し先の八丁峠の八丁随道(トンネル)の出口(北側)からも同じ程度の時間で八丁峠まで行く事が可能で、ここには40台程度駐車可能な駐車場やトイレがあり、こちらの方が整備は良いかもしれない。ただ八丁峠まで急な所があるようである。県道210号の国道299号からの入り口には標識がなくわかりづらいが県境の志賀坂トンネルの東側の入り口から県道210号に入れる。

上落合橋登山口

このコースはクサリ場が多く、初心者には不向きである。クサリ場の多さとその急な角度は百名山の中でも1番だ。懸垂が1回もできないようでは無理があるかもしれない。また、高所に慣れないと足がすくんでしまい、体も硬くなり、にっちもさっちもいかなくなる事も考えられる。

2003年5月29日 快晴のち曇り

7:13 登山口出発。8:06 八丁峠。ベンチで14分休憩。出発するときは晴れていた空もだいぶ雲が出てきて遠くの景色はほとんど見えない。9:10 行蔵峠。9:55 祠。尾の内分岐。4分休憩。10:34 東岳()。20分休憩。行蔵峠から東岳の間はクサリ場が多い。11:28 両神山頂上。40分休憩。残念ながらガスがかかって周囲は見通しが悪い。12:38 東岳。3分休憩。12:18 尾の内分岐()。13:43 西岳()。7分休憩。クサリが多く、少々疲れてきた。筋肉が疲れた状態で性急に歩を進めようとすると、いざという時に敏速な動作ができずにケガをする場合がある。クサリ場では特に危険である。ペースを落とし筋肉の疲労回復を図りながら進む。14:02 行蔵峠。ここを過ぎるとすぐに急なクサリ場になる。このコース1番の急傾斜。来る時は周りこんでクサリを使わずに登ったが帰りはクサリを降りてみる事にした。上に立つと目がまわりそうになる。途中、どこに足をかけていいのか迷う場面もあったがなんとか無事に降りられた。こんな所は遠慮したい。やれやれである。14:32 デジカメのソフトケースが無いのに気が付く。最後に使ったのは行蔵峠だ。その後、クサリ場を通ったのでそれ以降に紛失したと思われる。いつもデジカメを手に持っていたのでクサリ場で岩にぶつけないように見ていたはずなので無くなっていたら気が付いたはずだ。でも登山道は両脇が切れている場所も多く、そこで落としたら見つかりそうもない。大した金額でもないのであせりもしないが、ゴミになってしまうのは問題だ。とりあえず戻りながら探す事に決めた。戻るとなったら疲れているはずなのに何故か足は速くなり、疲れもそれほど感じない。不思議だがそういう場面はよくある。 ..... 行蔵峠下の急なクサリ場に到着するもソフトケースは見つから無い。急なクサリ場は行きたくなかったが訓練と思い試しにクサリを登ってみる。意外と簡単に登れた。14:48 行蔵峠。あたりを見まわすも落し物はない。さらに戻る気力はないので仕方なく引き返す。すぐにまたあのクサリ場、いやいやながらクサリを伝って降りると意外にも簡単に降りられた。1度、何処に足をかけるか悩んだので、今度は何処に足をかければいいかわかったので悩まずにすんなり降りられた。学習効果はあるものである。15:07 クサリ場の下で落ちているソフトケースを発見。なんで来る時に気が付かなかったのか。目の視線が違うのだろう。とりあえず戻った甲斐があったというものである。15:27 八丁峠。8分休憩。16:20 登山口着。

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